表について
表では、行のセルと列のセルに本文を挿入できます。すでに他のアプリケーションで表を使用したことがあれば、FirstClassの表の機能もすぐにご理解いただけます。
表のセルには、テキストだけではなく、標準的なすべての本文要素を含めることができます。たとえば、画像の貼り付け、複数の段落、タブの追加、さらに別の表の貼り付けなどが可能です。
セル間を移動するには、キーボードの矢印キーを使用します。
表の作成
表を作成するには、以下の操作を行います。
1 表を挿入する位置をクリックします。
2 [編集]>[表]>[表の挿入]を選択します。
3 [表の新規作成]フォームを更新します。
表の要素の選択
行を選択するには、カーソルを行の左端に置きます。カーソルの表示が次のように変化したらクリックします。
列を選択するには、カーソルを列の上端に置きます。カーソルの表示が次のように変化したらクリックします。
セルを選択するには、カーソルをセル内の本文の周りの余白に置きます。カーソルの表示が次のように変化したらクリックします。
表のセルの本文は、他の部分で本文を選択する場合と同じ方法で選択できます。
セルの中をクリック(または矢印キーでそのセルに移動)すると、そのセルおよび表は、アクティブなセルおよび表になります。この状態で書式設定を行うと、選択されているセルと表と同じように、このアクティブなセルと表に対して設定が適用されます。
選択範囲の拡大
行と列を追加で選択するには、Shiftを押しながらクリックします。
セルが選択されている場合、行または列の隣にあるセルは、Shiftを押しながら適切な矢印キーを使用すると選択できます。また、選択する範囲の左上にあるセルをクリックし、カーソルを範囲の右下にあるセルまでドラッグしてマウスボタンを離すと、その範囲のセルを選択できます。
表の書式設定
表の書式設定では、次の設定を変更できます。
・表の幅、配置、および本文全体での位置。
・最初の行の見出し設定。
・表の周りの余白。
・すべてのセルにおける本文の配置。
・すべてのセルにおける本文の周りの余白。
・外周、横線、および縦線の外観。
表全体の書式設定を変更するには、以下の操作を行います。
1 表の任意の場所をクリックします。
2 [書式]>[表の書式設定]を選択します。
3 [表の書式設定]フォームを更新します。
行の追加
表に行を追加するには、以下の操作を行います。
1 新しい行を挿入する位置の下にある行をクリックします。
複数の行を挿入するには、追加する行と同じ数の行を選択します。新しい行は、選択した行の上に挿入されます。
2 [編集]>[表]>[行を上に挿入]を選択します。
見出し行の作成
印刷レイアウトモード、プレゼンテーション表示のスライド、または印刷ページで、表の最初の行を列見出しにして各ページの上端に繰り返し表示されるようにするには、[表の書式設定]フォームで[最初の行を見出しにする]を選択します。
列の追加
表に列を追加するには、以下の操作を行います。
1 新しい列を挿入する位置の右側にある列をクリックします。
複数の列を挿入するには、追加する列と同じ数の列を選択します。新しい列は、選択した列の左に挿入されます。
2 [編集]>[表]>[列を左に挿入]を選択します。
選択したセルの書式設定
選択したセルの書式設定では、次の設定を変更できます。
・本文の配置(段落ごとにこの配置を無効にできます)。
・本文の周りの余白。
・列の幅(これは、セルが選択されているかどうかにかかわらず、その列のすべてのセルに適用されます)。
・枠線の外観
・背景色
選択したセルの書籍設定を変更するには、以下の操作を行います。
1 [書式]>[セルの書式設定]を選択します。
2 [セルの書式設定]フォームを更新します。
最後の列を除き、任意の列の幅を変更するには、カーソルを列の右側の枠線上に置きます。カーソルの表示が次のように変化したら、列の枠線をドラッグします。
1つの列のサイズを常に一定にし、他の列の幅をウィンドウに合わせて変化させる場合は、1つの列の幅を指定して固定し、他の列の幅はパーセントで指定します。
行と列の移動
行または列を移動するには、以下の操作を行います。
1 行または列を選択します。
2 [編集]>[切り取り]を選択します。
3 行を挿入する位置の下にある行、または列を挿入する位置の右側にある列をクリックします。
4 [編集]>[貼り付け]を選択します。
行と列の削除
選択した行を削除するには、[編集]>[表]>[行の削除]を選択します。
選択した列を削除するには、[編集]>[表]>[列の削除]を選択します。
セルの統合
行または列で選択した複数のセルを統合することができます。統合されたセル間の枠線は削除され、セルの結合によって本文領域は1つになり、統合されたセル全体に拡張されます。
セルの統合を利用して、選択したすべての列を統合して1つの列を作成するには、[編集]>[表]>[列の統合]を選択します。
セルの統合を利用して、選択したすべての行を統合して1つの行を作成するには、[編集]>[表]>[行の統合]を選択します。
統合したセルの分割
選択した統合セルを分割して元の数の列を作成するには、[編集]>[表]>[列の分割]を選択します。
選択した統合セルを分割して元の数の行を作成するには、[編集]>[表]>[行の分割]を選択します。
表のコピーと貼り付け
リッチテキスト形式(RTF)に対応している外部アプリケーション、またはFirstClassから表をコピーすると、自動的にFirstClassの本文に表として貼り付けられます。
FirstClassの表をコピーして、他のアプリケーションのRTFファイルの中に貼り付けることができます。
選択する部分とコピーされる内容
表からコピーする場合、選択する部分によってコピーされる内容が決まります。単一のセルまたは単一のセルの本文を選択した場合は、表を除いてコピーされます。
複数のセル(または表全体)を選択した場合は、これらのセルおよびその本文が表としてコピーされます。
選択する部分と貼り付けられる内容
貼り付けを行う場合は、貼り付ける時に選択する部分によって動作が決まります。
貼り付ける場所をクリックしただけの場合は、コピーした要素がそこに貼り付けられます。コピーした要素が表の場合は、新しい表として貼り付けられます。既存の表にあるセル内をクリックした場合も、同じ結果となります。したがって、既存の表の中に表が貼り付けられることになります。
表全体(または複数の表)を選択した場合は、選択した部分がコピーした要素で置き換えられます。
コピーした要素が表の場合に複数のセルを選択すると、選択したセルの本文がコピーしたセルの本文で置き換えられます。この方法は、例えば、ある表の1つの行の本文を別の表の1つの行の本文で置き換えるときに使用できます。
コピーしたセルと同じ数のセルの本文だけが置き換えられます。コピーしたセルの数が、貼り付けのために選択したセルの数よりも少ない場合は、余分に選択したセルの本文は削除されます。コピーしたセルの数が、貼り付けのために選択したセルの数よりも多い場合は、余分にコピーしたセルの本文は無視されます。
コピーした要素が表ではない場合は、選択した最初のセルに貼り付けられ、選択した他のセルの本文は削除されます。
区切りテキストの表としての貼り付け
タブまたはカンマで区切られたテキストも、FirstClassの表として貼り付けることができます。これには以下の操作を行います。
1 表を貼り付ける位置をクリックします。
2 [編集]>[形式を選択して貼り付け]を選択します。
3 表に貼り付けるテキストの形式を選択します。
4 [テキストを表に変換]を選択します。
| ||