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フィールドデータ用のデータ入力フィールド

フィールド名:FieldID:<フィールドID>[.<インデックス>]=<フィールドタイプ>
フィールド名:ActiveFld:<フィールドID>[.<インデックス>]=<フィールドタイプ>
フィールド名:LFieldID:<フィールドID>.<インデックス>=<フィールドタイプ>

FirstClassのフィールドデータをオブジェクトに保存するために使用します。これらのフィールドに使用する値は、使用する<フィールドタイプ>によって異なり、次のように記述します。


フィールドID
オブジェクトの本文領域にフィールドデータを入力します。
ActiveFld
これもフィールドデータをオブジェクトの本文領域に入力しますが、フォームの更新処理を一時停止し、サーバがレスポンスとしてオブジェクトへの更新を送信するまで待機します。これは、ユーザのアクティビティによって指示される動的な更新を処理するために、カレンダーのスケジューラやFCASアプリケーションなど各種のインタラクティブなフォームで利用します。

この入力書式は注意して使用することをお勧めします。その理由は、サーバがフィールドへのレスポンスとして更新を送信しないオブジェクトで利用する場合、サーバのレスポンスを待っている間、HTTPセッションがいつまでも(あるいは、少なくとも接続がタイムアウトするまで)一時停止したままになります。
LFieldID
サブオブジェクト(会議室一覧や添付ファイル一覧のエントリ)の一覧情報レコードに保存されたフィールドデータを設定します。一覧のスキーマ設定によって、サーバが実際のオブジェクトに更新を反映するかしないかが変わります。
<フィールドID>
更新対象のフィールドの整数IDです。
<インデックス>
FieldIDバリアントとActiveFLDバリアントでは、このパラメータを指定すると、更新対象のフィールドのインデックスを表します。指定しない場合はゼロ(0)とみなされます。

LFieldIDバリアントでは、フィールドを更新するオブジェクト一覧の要素を指示します。(ソートされていない)一覧の先頭からの数値オフセットか、一覧のエントリを参照する対象オブジェクトに関連するURLを指定できます。

フィールドタイプ:BUTTON
フィールド値: 1

ユーザがフォーム上でボタンを押したことを示します。
通常は、フォームを動的に処理する場合にだけ使用され、ActiveFldとともに使用されることがほとんどです。

フィールドタイプ:CHECKBOX
フィールド値:<HTMLチェックボックス値>

ブラウザのHTMLチェックボックスコントロール用の入力書式として使用します。
通常、このコントロールは、チェックされた場合にはリテラル文字列「オン」を送信し、チェックされない場合には何も送信されません[Marker](HTMLチェックボックスの動作に関する実装上の注意事項については、次の「Clear=0」パラメータのセクションを参照)。

フィールドタイプ:CLEAR
フィールド値: 0 | 1


1
オブジェクトからフィールドを消去します。
-1
与えられたフィールドIDのすべてのインデックスをインターネットサービスが消去するよう指示します。

フィールドタイプ:DATE
フィールド値:<1904年1月1日午前0時からの秒数を表す整数>

一度の操作でデータフィールドを入力します。

メモ.png 注意
FirstClassは内部的に、日付をUNIX形式(1970年からの秒数)ではなく、Mac形式(1904年からの秒数)で保存します。UNIX形式の日付は、2,082,844,800秒を加えることで、Mac形式の日付に変換できます。

すべての日付は、FirstClass内でサーバのタイムゾーンに従って保存されます。ただし、すべての日付は、フォームのタイムゾーンが設定されていればそのタイムゾーン、そうでなければユーザのタイムゾーンを使用して入力されているとみなされます。そのため、日付フィールドを受信することによって、タイムゾーンの変換が行われる場合があります。通常、この変換はシームレスに目に見えない形で行れますが、そのことが問題となる場合もあります(特に、有効な日付の範囲の終わりに近い場合)。

何らかの理由で、入力される日付のタイムゾーンの変換が行われないようにしたい場合は、以下で説明する[LONG]フィールドタイプを使用してください(サーバのタイムゾーンへの日付に正しく変換されないと、クライアントがWebでレンダリングした時に日付が正しく表示されなくなることがあるため、開発者は注意してこのオプションを使用することをお勧めします)。



フィールドタイプ:DURATION
フィールド値:<期間の文字列>

期間を入力します。


<期間の文字列>
「4 日 3 時間 25 分」のように、数字と期間を表す文字を組み合わせた文字列です。

インターネットサービスのHTTPモジュールは、該当するlang.rezファイルの文字列リソース7524と7525に定義された期間の文字列を使用してこの文字列を解析し、期間を表す秒数の整数値としてその結果を保存します。

DURATION書式はユーザインタフェースの観点からは有効ですが、他のアプリケーションからデータを入力したいと考える開発者には、LONGフィールドタイプを使用して秒数で期間データを保存する方が効率よく確実かもしれません。



フィールドタイプ:FORMACTION
フィールド値:0 | ([f_<フィールドID>][i_<インデックス>][a_<動作コード>][x_<x>][y_<y>][s_<shift状態>][k_<キーコード>][c_<文字コード>])

(FCASアプリケーションなど)動的なフォームだけに使用し、ユーザの動作をサーバに送信します。
ActiveFld書式と組み合わせて使用する場合がほとんどです。

フィールド値を0にすると、何も動作を起こさないよう指示します。ActiveFld書式を使用して動作が起きないようにする場合にこの値を指定することが重要です。その理由は、サーバからのレスポンスを受けずに起こる動作はないためです。


f_<フィールドID> and i_<インデックス>
フォームのエレメントアレイの一部としてフィールドにアクセスするために、フィールドのJavaScriptの一部としてではなく、フィールドの値として指定されるように、このフィールドを操作できるようにします。

フォームの動作を処理する際、ユーザが動作を起こすまでどのフィールドが影響を受けるのかわからない場合がほとんどです。

次の表は、利用可能な動作コードです。
<動作コード>は、対象のフィールドでユーザが実行する動作を指定します。動作コードは次のいずれかになります。


0
KeyboardGotFocus
1
MouseGotFocus
2
WindowGotFocus
3
CodeGotFocus
4
WindowLostFocus
5
SingleClick
6
DoubleClick
7
Keystroke
8
FormGotFocus
9
FormLostFocus
10
FormSingleClick
11
FormDoubleClick
12
TabSelected

動作コードを指定しない場合は、シングルクリック動作(5)とみなされます。


x_<x> and y_<y>
動作が行われる画面の座標を指定します。通常、これが有効なのはマウスイベントだけです。
c_<文字コード>
入力する文字の種類を指定します。



フィールドタイプ:LITERALSTRING
フィールド値:<テキスト>

HTMLのtextareaコントロールが生成するデータなど、複数行のテキストデータを保存します。



フィールドタイプ:LONG
フィールド値:<2147483648から4294967295までの整数>

32ビットの整数値を保存します。

現時点では、FirstClassは64ビット以上の値を保存するフィールドタイプに対応していません。したがって、以下で説明する16ビットのSHORTフィールドタイプと異なり、32ビット符号なし整数値(2147483647から4294967295)の範囲内の値は32ビット値として保存されます。

表示される出力値を符号なしの数値にするか符合ありの数値にするかを判断するのは、保存するデータの利用者しだいです。



フィールドタイプ:POINT
フィールド値:<x>,<y>

画面の座標を入力します。
この2つのコンポーネントは、水平方向(x)のピクセル座標と垂直方向(y)のピクセル座標を表す整数です。
座標(0,0)は、画面の左上角を現し、値を増やす度に右方向および下方向に移動します。



フィールドタイプ:RECT
フィールド値:<>,<>,<>,<>

ボックスフィールドを入力します。
この4つのコンポーネントは、ボックスの4角の座標を表す整数です。



フィールドタイプ:RGB
フィールド値:#<RRGGBB>

HTMLの標準書式で色を入力します。
RR、GG、およびBBは、それぞれ00からFFまでの2桁の16進数(10進数では0から25)で、赤、緑、および青の相対的な色の濃さをそれぞれ表します。



フィールドタイプ:SHORT
フィールド値:<-32768から32767までの整数>

16ビットの符号あり整数値を入力します。


メモ.png 注意
16ビットの数値は常に符号あり整数値として保存されます。符号なしの16ビット数値(32768から65535)は、LONGフィールド値で入力する必要があります。



フィールドタイプ:STRING
フィールド値:<1行の文字列>

このフィールドタイプは、改行を含まない文字列フィールドを入力するのに使用します。HTMLのtextareaコントロールが生成するデータなど複数行の文字列を入力するには、LITERALSTRINGフィールドタイプを使用してください。



コンポーネント日付フィールドタイプ

コンポーネント日付フィールドのエントリによって、日付フィールドが一連のコンポーネント(年、月、日など)として指定されるようにすることができます。ユーザインタフェースという点では、この方が1904年からの秒数で日付を指定するよりはるかに便利です。コンポーネント日付エントリを作成するには、次のフィールドタイプのいずれかを使用する同じフィールドIDとインデックスで、複数の更新を送信しなければなりません。入力したいすべてのコンポーネントが送信されると、最の更新を、再び同じフィールドIDとインデックスで、DATEENDフィールド付きで送信する必要があります。
コンポーネント日付フィールドのエントリとともに使用するフィールドタイプは、次の通りです。


フィールドタイプ:DATE24HOUR
フィールド値:<0から23までの整数>

時間を表す日付のコンポーネントを24時間形式で入力します。
このコンポーネントデータフィールド書式は、DATEAMPMまたはDATEHOURのコンポーネント日付フィールドタイプと同時には使用できません。



フィールドタイプ:DATEAMPM
フィールド値: 0 | 1

日付の午前/午後コンポーネントを入力します。0は午前、1は午後を表します。
このコンポーネントはDATEHOURコンポーネントフィールドタイプとともに使用する必要があり、DATE24HOURコンポーネントフィールドタイプとともに使用してはいけません。



フィールドタイプ:DATEDAY
フィールド値:<1から31までの整数>

月を表す日付コンポーネントを入力します。



フィールドタイプ:DATEEND
フィールド値: 1

コンポーネント日付フィールドのエントリの終わりを表します。



フィールドタイプ:DATEHOUR
フィールド値:<1から12までの整数>

時間を表す日付のコンポーネントを12時間形式で入力します。
このコンポーネントはDATEAMPMコンポーネントフィールドタイプとともに使用する必要があり、DATE24HOURコンポーネントフィールドタイプとともに使用してはいけません。



フィールドタイプ:DATEMIN
フィールド値:<0から59までの整数>

分を表す日付コンポーネントを入力します。



フィールドタイプ:DATEMONTH
フィールド値:<1から12までの整数>

月を表す日付コンポーネントを入力します。1が1月、2が2月というように続きます。



フィールドタイプ:DATEYEAR
フィールド値:<4桁の年号>

年を表す日付コンポーネントを入力します。
値を0にすると、他のコンポーネントにどのような値が入力されていても、すべての日付をゼロに設定するよう指示します。




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