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ここでは、インターネットサービススクリプトコマンドおよびその構文と機能の簡単な説明をアルファベット順に示します。コマンドについては、インターネットサービススクリプトについてを参照してください。



#config
このコマンドを使用して、インターネットサービススクリプトの処理エンジンのさまざまな側面を設定します。このコマンドは4種類あり、それぞれインターネットサービスの機能のさまざまな側面を設定するために使用します。
構文
・<!--#config timefmt="日付書式"-->
インターネットサービススクリプトの日付の出力を設定するために使用します。日付ではインライン書式設定オプションはサポートされていません。例として、#flastmodコマンドおよび一部のインターネットサービススクリプトグローバル定数(例:DATE_LOCAL、DATE_GMT)があります。
81203_42521_14.png注意
X-FCタグを使用して取得した日付はすべてインライン書式設定をサポートしているため、この設定オプションによる影響を受けません。TimeFormatに使用できる書式設定オプションは、タグ日付書式用に定義された拡張C strftime書式です(インターネットサービススクリプトのX-FCタグに記載された可能なオプション一覧にあるX-FC-FIELD DATEタグを参照してください)。
デフォルトの日付書式は、次のインターネット固定幅日付書式(タイムゾーンなし)です。「%a,%d %b %Y %H:%M:%S」(例:Mon, 01 Apr 2002 18:00:00)
・<!--#config escapechars="文字リスト"-->
インターネットサービススクリプトの@escape()関数によってエスケープ処理される追加文字を設定するために使用します。デフォルトセットは、引用符(')、二重引用符(")、改行復帰(ASCII 13)、改行(ASCII 10)、およびバックスラッシュ(\)で構成されています(インターネットサービススクリプトの関数の@escape関数を参照してください)。
・ <!--#config errmsg="新規SSIエラーメッセージ"-->
インターネットサービススクリプトのエラーが発生した場合に、表示されたHTMLストリームに挿入するユーザ定義のエラーメッセージを設定するために使用します。  
新しいエラーメッセージの長さは、255文字以下にする必要があります。
81203_42521_14.png注意
デフォルトのエラーメッセージは「<b>SSI Error</b>」ですが、お使いのテンプレートやサーバパースファイルで多数のJavascriptなどのスクリプト言語を使用している場合は、HTML中心でないエラーメッセージを設定したり、作成したテンプレートでエラーメッセージの表示を完全に停止することも可能です。
・<!--#config sizefmt="サイズ書式"-->
このコマンドを使用して、#fsizeコマンドの出力書式を制御します。現在、有効なオプションは「bytes」と「scaled」のみです。
「bytes」を使用すると、現在のファイルのサイズがバイト単位で出力されます。「scaled」を使用すると、出力に適したスケーリング係数(K、M、G、Tなど)が選択されます。デフォルトの書式は、「scaled」です。



#echo
このコマンドを使用して、変数値または数値計算の結果をレンダリングストリームに挿入します。
構文
・<!--#echo var="変数名"-->
変数名の値をレンダリングストリームに挿入します。大部分の変数参照とは異なり、ここでは接頭辞$は必要ありません。
・<!--#echo expr="式"-->
式の結果を計算し、それをレンダリングストリームに挿入します。



#exec
指定されたCGIを実行します。CGIについては、「FirstClass Internet Services Administrator's Guide」を参照してください。
構文
<!--#exec cgi="ディスクパス"-->



#flastmod
指定されたファイルの最終更新日を出力します。
出力書式は、<!--#config timefmt=""-->を使用して制御できます。
81203_42521_14.png注意
このコマンドを使用して、現在のコンテキストオブジェクトまたはそこに含まれるサブオブジェクトのサイズにアクセスしないでください。X-FCタグ<X-FC-ITEM DATA[Size]>と<X-FC-LIST-ITEM COLUMN[Size]>がこの操作により適しています。
インターネットサービススクリプトのX-FCタグのX-FC-ITEMとX-FC-LIST-ITEMを参照してください。
構文
・<!--#flastmod virtual="絶対パス名"-->
この構文を使用して、絶対パス(サイトのルートを基準としたパスなど)を使用して特定されたファイルの最終更新日を出力します。
・<!--#flastmod file="相対パス名"-->
この構文を使用して、相対パス(現在のオブジェクトを基準としたパスなど)を使用して特定されたファイルの最終更新日を出力します。



#fsize
指定されたファイルのサイズを出力します。
出力書式は、<!--#config sizefmt=""-->コマンドを使用して制御できます。
81203_42521_14.png注意
このコマンドを使用して、現在のコンテキストオブジェクトまたはそこに含まれるサブオブジェクトのサイズにアクセスしないでください。X-FCタグ<X-FC-ITEM DATA[Size]>と<X-FC-LIST-ITEM COLUMN[Size]>がこの操作により適しています。
インターネットサービススクリプトのX-FCタグのX-FC-ITEMとX-FC-LIST-ITEMを参照してください。
構文
・<!--#fsize virtual="絶対パス名"-->
この構文を使用して、絶対パス(サイトのルートを基準としたパスなど)を使用して特定されたファイルのサイズを出力します。
・<!--#fsize file="相対パス名"-->
この構文を使用して、相対パス(現在のオブジェクトを基準としたパスなど)を使用して特定されたファイルのサイズを出力します。



#if
#else
#elif
#endif
テンプレートとサーバパースファイルに基本的な分岐機能を提供します。
インターネットサービススクリプトのifブロックの構成は、#if文(式あり)、次にゼロ個以上の#elif文(それぞれに式あり)、ゼロ個か1個の#else文、#endif文という順序です。
2つの連続する文の間には、任意の複雑さと長さを持つデータブロックを入れることができます。#ifブロック全体で、このデータブロックのうち最大で1つのデータブロックが、式の条件に基づいてレンダリングストリームに挿入されます。#if文の式が「true」と評価されると、次に来るブロックが挿入されます。「true」でない場合、インターネットサービスは#elif文の式をそれぞれ確認し(存在する場合)、式のいずれかがtrueの場合は、次のブロックが挿入されます。
すべての式がtrueではなく、#else文がある場合は、#elseと#endifの間にあるブロックが挿入されます。すべての式がtrueではなく、#elseコマンドが存在しない場合は、何も挿入されません。
式に使用できるものおよび任意の式の真偽を決定するためにインターネットサービスが使用する規則の詳細については、インターネットサービスX-FCタグのインターネットサービススクリプト式にあるセクションを参照してください。
構文
<!--#if expr="式"-->
<データブロック>
(<!--#elif expr="式"-->
<データブロック>)*
[<!--#else-->
<データブロック>]
<!--#endif-->



#include
別のファイルの内容をレンダリングストリームに挿入します。
このコマンドの一般的な使用方法は、別のファイルにある揮発性の高いデータの集合をインクルードして、そのデータを簡単に更新できるようにしたり、複数のファイルまたはテンプレートで使用されている「共通」コードの部分をインクルードしたりすることです。
現在のテンプレートの多くは、インクルードされたファイルをツールバーに使用します。ツールバーは多数のテンプレート間で共通しています。インクルードされたファイルがサーバパースの場合、そのファイルはインクルードしているファイルのコンテキストを継承します(たとえば、ツールバーをメッセージテンプレートにインクルードした場合、そのツールバーは、X-FCタグを使用するメッセージコンテキストで表示されます)。
つまり、現在のオブジェクトに関するデータを抽出するX-FCタグを使用する場合、そのデータに使用されるオブジェクトは、インクルードされるファイルではなく、インクルードするファイルとなります。たとえば、ドキュメントテンプレートに「title.inc」というファイルをインクルードし、title.incが<X-FC-ITEM DATA[Name]>タグを使用する場合、ページが表示されると、インターネットサービスはインクルードされたファイルの名前(「title.inc」)ではなく、現在のドキュメントの名前(例:テンプレートのスコープ)でそのタグを置き換えます。これによって、テンプレート設計者はマクロのフォームとしてインクルードファイルを使用できます。
構文
<!--#include virtual="絶対パス名"-->
この構文を使用して、絶対パス(サイトのルートを基準としたパスなど)を使用して特定されたファイルを挿入します。
<!--#include file="相対パス名"-->
この構文を使用して、相対パス(現在のオブジェクトを基準としたパスなど)を使用して特定されたファイルを挿入します。



#printenv
Apache XSSIコマンドとの互換性のためにのみ提供されます。インターネットサービススクリプトではこのコマンドに関数はありません。
構文
<!--#printenv -->



#rem
テンプレートおよびサーバパースファイルにコメントを挿入します。
このファイルが最初に読み込まれるとき、コメントは「コンパイルで取り除かれる」ため、ブラウザに送信されません。このため、回線を介してブラウザにコメントを送信することによるパフォーマンスペナルティが発生することがないので、任意の長さのコメントを挿入できます。また、テンプレートにより優れた内部ドキュメントを挿入することが可能です。コメントの長さに制限はなく、あらゆる順序の文字を含めることができます。ただし、「-->」は除きます。
警告
コメントを閉じていない状態でファイルを終了しないでください。これによってファイル全体が機能しない状態で表示される可能性があります。
コメント用コードのスタイル規則
FirstClass Webテンプレートでは、すべてのコメントに緑色を使用して、アクティブなコードと区別します(例:インターネットサービススクリプトの<!--#rem-->、HTMLの<!-- -->、JavaScriptの//と/* */)。すべてのスタイル規則と同様にこの色分けは便宜的なものですが、これによってテンプレートの読みやすさが大幅に向上します。必須ではありませんが、テンプレートのデバッグを簡略化することができるため、この規則に従うことをお勧めします。
構文
<!--#rem remark  -->



#set
新しいインターネットサービススクリプト変数を作成し、後で取得できるようにこの変数に値を格納します。
変数に指定した名前がすでに定義されている場合、新しい値によって古い値が置き換えられます。事前定義済みのインターネットサービスグローバル定数と同じ名前を変数に使用することはできません。格納する値には、静的値か数式の結果のいずれかを使用することができます。
81203_42521_14.png注意
var引数で指定される変数名に$接頭辞は使用しないでください。この接頭辞を入れると、コマンドが正常に機能しなくなります。
構文
・<!--#set var="変数名" value="静的値"-->
この構文を使用して、変数を静的値に設定します。静的値には、定数(数値または文字列)、X-FCタグ、他のインターネットサービススクリプト変数の値、およびインターネットサービススクリプトグローバル定数があります。
・<!--#set var="変数名" expr="式"-->
この構文を使用して、変数をexpr引数の数式の結果に設定します。  
式に使用できるものおよび任意の式の真偽を決定するためにインターネットサービスが使用する規則については、インターネットサービススクリプトのX-FCタグのインターネットサービススクリプト式にあるセクションを参照してください。



#while
#endwhile
テンプレートとサーバパースファイルにループ機能を提供します。
レンダリング処理中、#whileと#endwhileの間のデータブロックは、#whileコマンドの式引数がtrueと評価される間、任意の回数実行されます。
式に使用できるものおよび任意の式の真偽を決定するためにインターネットサービスが使用する規則については、インターネットサービススクリプトのX-FCタグのインターネットサービススクリプト式にあるセクションを参照してください。
構文
<!--#while expr="式"-->
<<データブロック>>
<!--#endwhile-->


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