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関連トピック



モデルデスクトップについて
管理者は、モデルデスクトップ機能を使用して、ユーザのデスクトップの表示をカスタマイズできます。ユーザグループごとにモデルデスクトップを編集して、つぎの内容を決めることができます。
・     同じユーザグループのメンバーのデスクトップに表示されるアイコン
・     各アイコンの位置とプロパティ
・     会議室や他のウィンドウのデスクトップの大きさ、並び順、表示のプロパティ、および分割バーの位置
各ユーザグループにはモデルデスクトップがあります。モデルデスクトップ上の会議室やフォルダのアイコンはすべて、そのユーザグループのメンバー全員のデスクトップ上に、モデルデスクトップと同じように表示されます。
あるユーザグループに新規ユーザを追加すると、そのグループのモデルデスクトップ上のオブジェクトがすべて、そのユーザのデスクトップ上に自動的に配置されます。あるユーザグループからユーザを削除すると、そのグループのモデルデスクトップ上のオブジェクトが、そのユーザのデスクトップから削除されます。同じように、あるオブジェクトをユーザグループのモデルデスクトップに追加すると、そのグループのメンバー全員のデスクトップにそのオブジェクトが追加されます。あるオブジェクトをユーザグループのモデルデスクトップから削除すると、そのグループのメンバー全員のデスクトップからそのオブジェクトが削除されます。
ユーザグループのモデルデスクトップを作成することで、複雑なシステムを管理する手間を減らすことができます。したがって、各ユーザ個人のデスクトップではなく、ユーザが所属するユーザグループのデスクトップの表示をカスタマイズするようにしてください。
 81203_42521_14.png注意
あるユーザが複数のユーザグループのメンバーとして登録されていると、各グループのモデルデスクトップにあるアイコンがすべて、そのユーザのデスクトップに表示されます。したがって、アイコンどうしが重なることなく簡単に組合わせることが可能なモデルデスクトップになるよう、注意して作成してください。
ユーザのデスクトップのデフォルト表示を作成するのは、管理者の業務です。この業務は、ユーザにアクセスさせたい会議室、フォルダ、カレンダーへのリンクを提供することでもあります。この作業をもっとも効率よく行うには、各ユーザのデスクトップではなく、ユーザが所属するユーザグループのデスクトップを作成してください。FirstClassでは、モデルデスクトップ機能を利用して、グループのデフォルトのデスクトップを作成することができます。モデルデスクトップによって、システムを管理する手間を減らすことができます。ユーザグループごとにあるモデルデスクトップがは、そのグループに所属する各ユーザのデスクトップの基本になります。
アイコンをあるグループのモデルデスクトップに追加すると、そのグループのメンバー全員のデスクトップにそのアイコンが追加されます。そのアイコンは、モデルデスクトップ上に表示されているのと同じ位置に追加されます。アイコンをあるグループのモデルデスクトップから削除すると、そのグループのメンバー全員のデスクトップからそのアイコンが削除されます。



[All Users]グループのモデルデスクトップ
[All Users]グループのモデルデスクトップによって、登録するすべての新規ユーザのデスクトップの大きさと、ユーザのMailBox(メールボックス)の位置が決まります。デフォルトでは、すべてのユーザのデスクトップにMailBox(メールボックス)、Contacts(コンタクト)、Calendar(カレンダー)、My Web Site(マイWebサイト)、My Shared Documents(マイ共有ドキュメント)、My Documents(マイドキュメント)、Help(ヘルプ)のアイコンがあります。
[All Users]グループのモデルデスクトップでは、次の内容が決定されます。
・     すべてのユーザのデスクトップの位置と大きさ
・     すべてのユーザのデスクトップにあるMailBox(メールボックス)の位置
・     すべてのユーザのデスクトップにあるMailBox(メールボックス)で使用するアイコン

[All Users]グループのモデルデスクトップの内容
管理者デスクトップの[Groups]フォルダにある[All Users]グループをダブルクリックし、[モデルデスクトップ]ボタンをクリックしてください。
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標準のオブジェクトは、デスクトップの左側に並んで配置されていることにご注意ください。すべてのユーザでこのようになりますので、他のグループのモデルデスクトップにオブジェクトを追加する場合は、左側に並べないようにしてください。[All Users]グループのモデルデスクトップには、7つの標準オブジェクトがあります。
・     MailBox(メールボックス)
・     Contacts(コンタクト)
・     Calendar(カレンダー)
・     My Web Site(マイWebサイト)
・     My Documents(マイドキュメント)
・     My Shared Documents(マイ共有ドキュメント)
・     Help(ヘルプ)
MailBox(メールボックス)
[他ユーザへのメール送信]権限をあるユーザグループのメンバーに対して無効にすることができますが、その場合も、MailBox(メールボックス)はそのユーザのデスクトップに表示されたままになります。これは、MailBox(メールボックス)のアイコンが[All Users]グループのデスクトップにあるからです。たとえ[All Users]グループのモデルデスクトップからMailBox(メールボックス)を削除しても、そのMailBox(メールボックス)は単なるプレースホルダーであるため、ユーザのデスクトップからは削除されません。[他ユーザへのメール送信]権限が無効になっているグループのメンバーは、メールの送信や返信はできませんが、受信して読むことは可能です。会議室にメールを送信した場合は、送信済みメッセージのコピーがユーザのMailBox(メールボックス)に保存されます。
[All Users]グループのモデルデスクトップ上にあるMailBox(メールボックス)アイコンの位置によって、すべての新規ユーザのデスクトップ上にあるMailBox(メールボックス)の位置が決まります。[All Users]グループのモデルデスクトップからMailBox(メールボックス)アイコンを削除しても、新規に登録するユーザのデスクトップには、MailBox(メールボックス)がデフォルトの位置に表示されます。
 https://hirosue.ne.jp/images/FOV1-0000D49E/FOV1-00013FFB/FOV1-0000EF03/FOV1-0000EF04/00009EB5-0119ED62.4/4272004_110434_1.gif?src=.PNG注意
MailBox(メールボックス)のアイコンは削除しないでください。
Contacts(コンタクト)
Contacts(コンタクト)を利用する権限のあるなしに関わらず、すべてのユーザのデスクトップには、Contacts(コンタクト)フォルダが表示されます。この権限をもつユーザは、Contacts(コンタクト)に登録した宛先に対して、ディレクトリ上の宛先と同じようにメールを送信することができます。この権限を持たない場合でも、個人用の連絡先を登録するアドレス帳として、Contacts(コンタクト)フォルダを利用することができます。
Calendar(カレンダー)
これは、作業と予定を設定できる個人用カレンダーです。これを利用する権限をもたないユーザは、自分のデスクトップにCalendar(カレンダー)があっても開くことはできません。すべてのユーザに対してこの権限を無効にするには、Calendar(カレンダー)を[All Users]グループのモデルデスクトップから削除してください。また、Calendar(カレンダー)を他のグループのモデルデスクトップに追加して、限られたグループのユーザのデスクトップだけにCalendar(カレンダー)が表示させることができます。その方法は、Calendarという名のフォルダを作成して[保護]を有効にし、アイコンを適当なものに変えるだけです。
My Web Site(マイWebサイト)
ユーザがこのフォルダ内に自分のWebサイトを作成することができます。このフォルダ内のコンテンツはWebブラウザで表示させることができます。
この権限が[グループ権限]フォームまたは[ユーザ情報]フォームで有効になっていなくても、ユーザは内部だけにホームページを公開することができます。具体的には、ディレクトリで自分のユーザ名を閲覧できる他のユーザだけにホームペ ージを見せることができます。
My Documents(マイドキュメント)
すべてのユーザがこの機能を利用できます。ユーザは、個人で使用するファイルをこのフォルダに保存できます。アップロードしたファイル、FirstClassのオブジェクトおよび外部Webサイトへのリンク、FirstClassのドキュメントまたはメッセージほか、他のあらゆるファイルを保存できます。
My Shared Documents(マイ共有ドキュメント)
この機能は、[ユーザ情報]フォームの[機能]タブで設定することができます。あるユーザがこのフォルダに保存したドキュメントは、ディレクトリでそのユーザ名を閲覧できる他のユーザだけが開くことができます。
Help(ヘルプ)
このフォルダの中にヘルプファイルがあり、FirstClassのユーザが行う必要のある基本的な作業の多くを説明しています。ヘルプの内容は追加したい場合は、管理者デスクトップでHelp (ヘルプ)フォルダにドキュメントを作成して、追加することができます。また、[Help]>[このウィンドウについて]を選択するかF1キーを押すと、そのウィンドウに該当するHelp(ヘルプ)を見ることができます。

[Configuration Groups]のモデルデスクトップ
[Configuration Groups]として登録されているユーザグループのうち2つだけに専用のモデルデスクトップがあります。それは次のグループです。
・     [Subadmin Users]グループ
・     [Webmasters]グループ
[Subadmin Users]グループ
[Subadmin Users]グループのモデルデスクトップには[Subadmin]フォルダがあります。その中には、管理者デスクトップ上のオブジェクトのうち、副管理者の作業を行うのに必要なものがすべて含まれています。副管理者のデスクトップに他のモデルデスクトップを組み合わせる場合は、[Subadmin]フォルダのアイコンが表示される位置にご注意ください。
[Webmasters]グループ
[Webmaster]グループのモデルデスクトップには[Webmaster]フォルダがあります。その中には、インターネットサービスを管理するために必要なオブジェクトがすべて含まれています。[Webmasters]グループのユーザに他のモデルデスクトップを組み合わせる場合は、[Webmaster]フォルダのアイコンが表示される位置にご注意ください。

[Department Groups]のモデルデスクトップ
[Department Groups]の各グループは、そのグループのユーザ用のオブジェクトをいくつか持っています。
例えば、[Employee group]のメンバーはすべて、従業員どうしで利用できる[Employee Lounge]会議室にアクセスすることができます。オブジェクトを追加するか、他のモデルデスクトップを組み合わせる場合は、この会議室のアイコンが表示される位置にご注意ください。
[Department Groups]の他のグループもすべて、モデルデスクトップにいくつかのアイコンがあります。オブジェクトを追加するか、他のモデルデスクトップを組み合わせる場合は、それらのアイコンが表示される位置にご注意ください。



ユーザのデスクトップへの個人用オブジェクトの配置
FirstClass8.0では、モデルデスクトップを使用して、個人用オブジェクトを作成してユーザのデスクトップ上に配置できるようになりました。これを行うには、[モデル動作]で[コピー]を選択します(モデルデスクトップ上のオブジェクトを選択して、[ファイル]>[プロパティ] (Windows) または[情報を見る] (Macintosh) を選ぶと選択画面が表示されます)。
この[コピー]動作によって、そのオブジェクトとすべての下位のオブジェクトのコピーが作成されます。このコピーには、レイアウト、列スキーマ、ルール、中身の情報が含まれます。[モデル動作]で[削除]を選択した場合は、何も行われません。
[コピー]動作を選択した場合だけパラメータ置換が行われます。パラメータの値は、あらかじめ定義されている次のグローバルフィールド値から呼び出されます。
7001    ユーザの名
7002    ユーザのイニシャル
7003    ユーザの姓
7006    ユーザのクライアントID
7100    ユーザの完全のフォーマットされた名前
7101    コピーの日付
7102    コピーの時刻
5004    ユーザの第一組織単位(OU)
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ユーザのデスクトップの表示4004_03.jpg
このオプションは、サーバにもっとも大きな負担をかけることになります。多数のユーザに対してこの変更作業を行う場合は、あらかじめサーバ上での処理にかかる時間を知っておく必要があります。まずテストサーバで実行して時間を予測し、その後、実際のシステム上で新しいグループとリモートユーザを使用してテストを行ってください。
サーバがオブジェクトをコピーするには、サーバは下位のオブジェクトおよびすべてのオブジェクトの表示のプロパティとルールフォルダをチェックし、オリジナルのドキュメントを作成し、エイリアスをチェックしなければなりません。つまり、この作業は、単にフォルダを1つ作成するのに比べてひじょうに負担がかかるわけです。ただし、この作業をすべてFirstClassスクリプトで行うのであれば、この便利な新機能を利用する方がいいでしょう。



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