関連トピック
タグの動作
Webテンプレートは表示対象のコンテンツに応じてコーディングされますが、その際、X-FCタグと他のインターネットサービススクリプト変数を使用します。X-FCタグは、タグの内容に応じて、以下のいずれかからデータを直接取り出します。
・ja.rezリソースファイル(主に、フィールド名を表すガイドテキスト用)
・サーバ
サーバのデータは以下の場所から取得されます。
・現在のオブジェクト(例えば、メッセージの[宛先]フィールドや[件名]フィールド、あるいは会議室のアイテムの一覧など)。
・サーバまたは現在のユーザに関する情報であるセッションデータ(例えば、ユーザの氏名、サーバサイト名、サーバのタイムゾーンなど)。
・基本設定情報(例えば、[サイトの基本設定]フォームやユーザの[基本設定]フォームにあるデータ)
通常、FirstClassのWebテンプレートで使用される最も一般的なX-FCタグは、以下の3つに分類されます。
・X-FC FIELD
・X-FC ITEM(および、X-FC-LIST-ITEMなどの対応するタグ)
・X-FC BODY
詳細はX-FCタグを参照してください。
ここでは、メッセージのテンプレートでよく使われるタグの一部(および他の任意に選択したタグ)を例に、そのタグを構成要素に分けて説明いたします。
以下のコード例を単純にテンプレートに貼り付けただけではうまく機能しない場合があります。この例のコードがすべて完全であるとは限りません。
メッセージ関連タグの例と定義
・<X-FC-FIELD FORM.6.9 STRING>
[件名]フィールドテキストにマッピングします。FORMは現在のフォームを指し、6は[件名]フィールドID、9はプロパティID(ラベル/ガイドテキスト)です。また、STRINGはこのタグの出力が文字列であることを示しています。
・<X-FC-ITEM DATA[Subject]>
このタグは、ユーザが入力する実際の[件名]フィールドを表します。
・<X-FC-FIELD FORM.10.9 STRING>
[CC]フィールドテキストにマッピングします。FORMは現在のフォームを指し、10は[CC]フィールドID、9はプロパティID(ラベル/ガイドテキスト)です。また、STRINGはこのタグの出力が文字列であることを示しています。
・<X-FC-RECIPIENT-COUNT CC>
CCに指定された受信者の数を出力します。
・<X-FC-FIELD LANG.7528.13 STRING>
lang.rez文字列リソース7528、およびインデックス13を出力します(この場合は「受信者の削除」)。
・<X-FC-RECIPIENT CC $RECIPIENTNUM DATA[Name]>
CCに指定された$RECIPIENTNUM番目の名前を抽出します。
・<X-FC-RECIPIENT CC $RECIPIENTNUM DATA[Name] DIRNAME>
CCに指定された$RECIPIENTNUM番目の名前を抽出します。DIRNAME引数の指定によって、受信者が接続中かどうか、インスタントメッセージの招待を許可しているかどうかなどの状態に基づいて受信者名が太字や斜体で表示されます。
・<X-FC-FIELD FORM.12.9 STRING>
[添付ファイル]フィールドテキストにマッピングします。FORMは現在のフォームを指し、12は[添付ファイル]フィールドID、9はプロパティID(ラベル/ガイドテキスト)です。また、STRINGはこのタグの出力が文字列であることを示しています。
・<X-FC-LIST-COUNT>
このメッセージの(非表示になっていない)添付ファイルの数を出力します。
・<X-FC-LIST-ITEM-URI `$ATTACHMENTNUM` BASE>
$ATTACHMENTNUM番目の添付ファイルへのURLを出力します。BASE引数の指定によって、アップロードされた添付ファイルからファイル名が削除されます。これは、(添付ファイルの削除などの)操作の際に必要となります。
・<X-FC-LIST-ITEM `$ATTACHMENTNUM` DATA[Subject] LENGTH>
$ATTACHMENTNUM番目に添付されているファイルの件名の長さを(バイト単位で)出力します。
・<X-FC-LIST-ITEM `$ATTACHMENTNUM` DATA[Subject]>
$ATTACHMENTNUM番目に添付されているファイルの件名を出力します。
・<X-FC-LIST-ITEM `$ATTACHMENTNUM` DATA[Size] SCALED>
$ATTACHMENTNUM番目に添付されているファイルのサイズを出力します。SCALED引数の指定によって、添付ファイルのサイズに応じた適切な記号(K、M、G、Tなど)を使用するようインターネットサービスに指示します。
・<X-FC-BODY>
このタグは、ユーザが入力する実際の[本文]フィールドを表します。
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