FirstClassで利用する基本オブジェクトについてご説明します。
メッセージ
メッセージとは、FirstClassを使用して送信する電子メールのことです。メッセージは、以下の方法で送信することができます。
・同じローカルネットワーク上にあるFirstClassサーバ上で送信する。
・他のFirstClassサーバ、または他のメッセージシステムに接続するゲートウェイ経由で送信する。
・電子メールの受信が可能なユーザにインターネット経由で送信する。
ドキュメント
FirstClassではメッセージと同じようにドキュメントを作成することができます。メッセージとドキュメントの違いは以下の通りです。
アップロードファイル
ワープロファイルや画像ファイルなどのファイルをアップロードして、他のユーザが利用できるようにすることができます。アップロードしたファイルはメッセージに添付したり、コンテナに直接保存したりすることができます。
フォルダ
FirstClassのフォルダは、OSで使い慣れているフォルダと同じように機能します。作業領域を使いやすいように整理するために、フォルダを作成して名前を付け、メッセージやドキュメントを保存することができます。
デフォルトでは、フォルダ内にあるオブジェクトに有効期限はありません。
[ドキュメント]フォルダは、個人で利用するドキュメントやファイルなどを保存する場所です。また、[マイ共有ドキュメント]フォルダ(8.0以前)やワークスペース機能(8.3以降)は、他のユーザと共有するオブジェクトを保存する場所です。
管理者なら、外部フォルダを作成することもできます。
会議室
FirstClassの会議室は、フォルダと同じようなものだと思われるかもしれません。たしかに、共通のトピックに関するアイテムを1か所に保存するという点では同じですが、会議室とフォルダには以下のような重要な違いがあります。
ワークスペース
ワークグループは、共有スペース内で同じワークグループに属しているユーザ同士がやり取りをしたり、同じリソースを共用したりできる場所です。基本的な機能は会議室と同じですが、会議室より簡単に作成できます。
会議室についてのヘルプは、おおむねワークスペースにも適用されます。
カレンダー
FirstClassにはオンラインで利用できるカレンダーが備わっており、会議などの予定や、期限までに完了させる必要のある作業などを登録できます。個人用のカレンダーが利用できるほか、共有カレンダーを活用して、ユーザどうしで都合のよい時間に会議などのスケジュールを組むことが可能です。
コンタクトデータベース
メッセージの宛先を簡単に指定できるようにするために、コンタクトデータベースにコンタクトとメールリストを登録することができます。各ユーザには、[コンタクト]フォルダという名の個人用コンタクトデータベースが与えられています。また、共有コンタクトデータベースを作成して、コンタクトやメールリストを他のユーザと共有することもできます。
インスタントメッセージ
インスタントメッセージとは、サーバに接続中の他のユーザとオンラインでリアルタイムに会話を行うことができる機能です。
デスクトップ
FirstClassサーバに接続すると、自分専用のデスクトップが開きます。デスクトップには、メールボックスなどFirstClassの標準アプリケーションのアイコンが配置されています。また、ユーザ自身や管理者が作成したコンテナのアイコンも配置されます。
メールボックス
FirstClassのメールボックスには、以下のメッセージが保管されます。
・自分宛に送られてきたメッセージ。
・自分が送信したすべてのメッセージ。
・作成後にまだ送信していないメッセージ。
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