証明書ファイルの生成
証明書ファイルは、FirstClassでは生成できません。Outlook Expressなどの外部アプリケーションを使用する必要があります。ここで紹介する手順では、Outlook Expressバージョン5または6を使用しているものと仮定します。
証明書ファイルを生成するには、以下の操作を行ってください。
1 [ツール]>[オプション]を選択してください。
2 [セキュリティ]タブで[デジタルID]をクリックしてください。
3 [目的]で[電子メールの保護]を選択してください。
4 証明書を選択してください。
5 [エクスポート]をクリックしてください。
6 指示に従って操作してください。
以下の操作を行ってください。
・秘密鍵をエクスポートしてください。
・証明書のパスにすべての証明書を含めてください。
・強力な保護を有効にしてください。
また、秘密鍵のパスワードを入力するよう指示されます。これは実際には省略可能です。 秘密鍵をパスワード保護する場合は、その点に注意しておく必要があります。
秘密鍵のパスワード保護
パスワード保護された秘密鍵により、追加のセキュリティ層が作成されます。パスワード保護された秘密鍵では、S/MIMEメッセージを送信する度にパスワードの入力が必要になるため、この証明書を使ってS/MIMEメッセージを送信できるのは自分だけになります。
ただし、FirstClassでは、パスワード保護された秘密鍵を使用する他のユーザが受信したS/MIMEメッセージを復号化することはできません。メッセージ受信者には、暗号化された添付ファイルが付いた空のメッセージが表示されます。受信者は、添付ファイルをダウンロードし、外部アプリケーションを使って復号化する必要があります。
パスワードを入力しないよう選択した場合は、FirstClassでS/MIMEメッセージを自動的に復号化できます。
注意
通常、組織で提供される証明書では、パスワード保護された秘密鍵は必要ありません。
証明書ファイルの操作
証明書ファイルを生成した後で、それを管理者に送信します。 管理者は、FirstClassがアクセスできる場所にそのファイルを保管します。
証明書の要求時に使用した電子メールアドレスを管理者に伝える必要があります。アドレスを覚えていない場合は、以下の操作を行ってください(ここでもOutlook Expressバージョン5または6を使用しているものと仮定します)。
1 [ツール]>[オプション]を選択してください。
2 [セキュリティ]タブで[デジタルID]をクリックしてください。
3 証明書を選択してください。
4 [表示]をクリックしてください。
5 [詳細設定]タブで[サブジェクト]を選択してください。
[E =]の値が電子メールアドレスです。
|