オブジェクトタグ(一般)
これらのタグは、すべてのFirstClassオブジェクトに共通するさまざまなデータを出力します。これに含まれるのは、FirstClassのフォームデータ、オブジェクト権限、未読状態などの情報です。これらのタグは常に有効ですが、FirstClassオブジェクト用のテンプレートだけで利用できます。
X-FC-BACKGROUND-PICTURE
所定のページに選択されている背景画像へのURLを出力するときに使用します。
これらの画像は、[サイトの基本設定]フォーム(フィールド5700)から、または現在のオブジェクトがコンテナである場合はコンテナのレイアウト情報から取得できます。
構文
・<X-FC-BACKGROUND-PICTURE [HTML|STYLE]>
[サイトの基本設定]フォームで指定されている背景画像のURLを取得します。
・<X-FC-BACKGROUND-PICTURE UPPER|LOWER|LEFT|RIGHT [HTML|STYLE]>
コンテナのレイアウトで指定されているコンテナの背景画像のURLを取得します。
レイアウト画像が定義されていない場合は、[サイトの基本設定]フォームの背景画像を取得します。
パラメータ
UPPER
LOWER
LEFT
RIGHT
UPPER、LOWER、LEFTまたはRIGHTパラメータを使用して、背景画像を表示するペインを指定します。
インターネットサービスではコンテナ内で1つの分割のみがサポートされるので、UPPERはLEFTと同じになり、LOWERはRIGHTと同じになります。コンテナでの表示が分割されていない場合、表示される1つのペインはUPPERまたはLEFTのペインになります。
書式設定の引数
HTML HTMLの<body>タグで使用するのに適した「background="背景画像のURI"」の形式でURLが出力されます。
背景画像が定義されていない場合は何も出力されません。
STYLE CSS(Cascading Style Sheet)で使用するのに適した「background-image:url(背景画像のURI);background-repeat:[no-]repeat;」の形式でURLが出力されます。
背景画像の繰り返し(並べて表示)は、コンテナで明示的に設定されている場合を除いて、設定されません。
画像の名前と場所
インターネットサービスで、[サイトの基本設定]フォームまたはコンテナでのレイアウトに定義されている画像の検索先となる場所は多数あります。サポートされる画像の種類は場所によって異なり、インターネットサービスが特定の画
像を検索する場所は名前によって決まります。
場所1 現在のオブジェクトからの相対位置
画像の種類 任意
判断の基準 画像名の最初の2文字が「./」(ピリオドとスラッシュ)である。
この接頭辞は、ブラウザに送信されるURLでは削除されます。例えば、「./LocalImage.jpg」は単に「LocalImage.jpg」になります。
場所2 絶対URL
画像の種類 任意
判断の基準 画像名が/またはhttp://で始まる。
このURLは、ブラウザにそのまま送信されます。
場所3 現在のユーザのホームページフォルダ
画像の種類 任意
判断の基準 画像名の最初の文字が「~」(チルダ)である。
例えば、ユーザがJohn Doeの場合、「~UserBG.png」という画像名は「http://www.sitename.com/~John_Doe/UserBG.png」などに変換されます。
場所4 インターネットサービスのリソースファイル
画像の種類 Mac PICT形式
判断の基準 画像名が上記の条件のいずれにも一致せず、拡張子がない。
この場合、インターネットサービスは、現在のlang.rezファイル内で画像を検索します。そこに見つからなかった場合は、pictures.rezファイル内を検索します。
場所5 サイトの[Images]フォルダ
画像の種類 任意
判断の基準 画像名が上記の条件のいずれにも一致しない。
X-FC-FCPURL
現在のオブジェクトへのfcp://リンクを作成します。
マシンが適切に設定されている場合は、このリンクをクリックすると、FirstClassクライアントでそのオブジェクトが開きます。
構文
<X-FC-FCPURL SETTINGS|GUEST>
引数
・SETTINGS
使用する設定ファイルの名前を指定します。
・GUSET
1または0を使用して、生成されたfcp URLに認証が必要かどうかを示します。
X-FC-ITEM
現在のFirstClassオブジェクトに関するさまざまなデータを取得します。
構文
<X-FC-ITEM DATA [datatype] [Format]>
引数
DATA [datatype]
オブジェクトのデータの中で取得する部分を指定します。[datatype]は通常は数値ですが、一部の要素ではテキストキーワードが提供されます。
通常のデータの種類では、X-FC-FIELDと同じ書式設定引数がサポートされますが、以下に示すように、「特殊な」データ要素では特殊な書式設定引数を使用することがあります。
formID
formIDによって、FirstClassによるフォームの表示方法が決まります。formIDは、Webまたはクライアントにそのアイテムを表示するために使用されるテンプレートの数値ID(FirstClassデザイナーでの数値ID)と一致します。このデータ書式はX-FC-ITEMでのみ有効です。
数値ID: -1
書式 数値
Objtype
オブジェクトの種類によって、FirstClassでのそのオブジェクトの扱い、保存、および処理方法が決まります。例えば、オブジェクトの種類によって、オブジェクトに他のアイテムを含めることができるかどうか(フォルダまたは会議室)、他のユーザに送信できるかどうか(メッセージまたはフォーム)、ディレクトリに表示されるかどうか(会議室またはユーザ)などが決まります。オブジェクトの種類は、オブジェトに関する最も重要な情報の1つです。
数値ID: 0
デフォルト書式:リソース文字列(「Desktop」や「Message」など、lang.rezファイル内でオブジェクトの種類を表すローカライズされた文字列)
代替書式: NUMBER objtypeを数値として返します。
ESCAPED デフォルト書式と同じですが、Javascript変数に割り当てるのに適した方法でエスケープ処理されます(X-FC-FIELD ESCAPED書式を参照してください)。
Objtype 書式引数が特定のobjtypeの名前である場合、現在のオブジェクトのobjtypeが指定のobjtypeと一致するときは1を返し、一致しないときは0を返します。
一般的な有効なobjtype(およびそれに相当する数値)には次のものがあります。
・Desktop(0)、Conference(1)、Folder(2)、ConfItem(3)、Message(4)、Text(5)、File(6)、Form(12)、FormDoc(17)、Document(22)、Mailbox(24)
その他の有効なobjtype(およびそれに相当する数値)には次のものがあります。
・ DirList(7)、Profile(8)、UserList(9)、ExternalFolder(10)、ACL(11)、History(13)、Chat(14)、ChatInvite(15)、SystemMonitor(16)、HitLIst(19)、MemForm(20)、User(21)、WorkForm(23)、PrivGroupFolder(25)、GateWayFolder(26)、MailListFolder(27)、DeskTopFolder(28)、Archive(29)、ModelFolder(30)、PermStationery(31)、FCFile(35)、RemoteAdmin(36)
SubType
オブジェクトのサブタイプは、オブジェクトのobjtypeに加えて、より精密な一般動作を指定します。例えば、特別な特性を持つフォルダである[コンタクト]や、特別な特性を持つ会議室である[カレンダー]などがあります。
数値ID: 1
デフォルト書式:数値サブタイプ
代替書式:
SubType 特定のオブジェクトのサブタイプが指定のサブタイプと一致するかどうかについて、ブール値の結果を取得できます。
一般的な有効なobjtype(およびそれに相当する数値)には次のものがあります。
・AddressBook(7)、UserHomePage(15)、BookMarks(16)、VoiceGreetings(20)、Calendar(21)、ResourceCalendar(22)、LocationCalendar(23)、MemosFolder(26)、GroupCalendar(28)
その他の有効なobjtype(およびそれに相当する数値)には次のものがあります。
・ Mailbox(1)、OffLineConfs(2)、DirSyn(3)、SiteSync(4)、Conferences(5)、Gateways(6)、ModelFolder(8)、PrivGroups(9)、MailLis(10)、UserDeskTo(11)、InternetServicesConfig(12)、VoiceServicesConfig(13)、ResourceLibrary(14)、JavaFolder(17)、SPAMFilters(18)、IVRFolder(19)、Volumes(24)、MultiVolConferences(25)、CertificatesFolder(27)
Date
オブジェクトの最終更新日
数値ID: 2
書式: X-FC-FIELD DATEと同じです。
Status
このフィールドには、オブジェクトの現在の状態を判断するためにサーバおよびインターネットで使用されるさまざまなスイッチが含まれます。
数値ID: 3
デフォルト書式: オブジェクトのさまざまな状態ビットのビットマスク
代替書式:
StatusBit これらのビットの1つ以上を一度に有効にできます。ビット(およびビットマスクでの16進値)は次の通りです。
・Unread(0x8000)、Urgent(0x4000)、Sent(0x2000)、Deleted(0x1000)、OutGoing(0x0800)、Protected(0x0400)、Unapproved(0x0200)、Moved(0x0100)、AutoOpen(0x0080)、Addressed(0x0040)、Attachments(0x0020)、Subscribed(0x0010)、Replicated(0x0008)、Partial(0x0004)、URLDoc(0x0002)、Voice(0x0001)
Location
一覧表示での、このオブジェクトのアイコンの座標です。
数値ID: 4
デフォルト書式: オブジェクトの座標を表す順序対(x,y)
代替書式:
・X:オブジェクトのアイコンのx座標
・ Y:オブジェクトのアイコンのy座標
アイコン
オブジェクトのアイコン
数値ID: 5
デフォルト書式: 数値のアイコンID
代替書式:
・SMALL このオブジェクトの小さいアイコンのID
・LARGE このオブジェクトの大きいアイコンのID
・HREF このオブジェクトのアイコンへのURL
・HTML このオブジェクトのアイコンの<img>タグ
サイズ
ディスク上でのオブジェクトの物理的なサイズ
数値ID: 6
デフォルト書式: バイト単位でのオブジェクトのサイズ
代替書式:
・K キロバイト単位でのオブジェクトのサイズ
・SCALED 最も適切なサイズ(バイト、K、M、G、またはT)で表されたオブジェクトのサイズ
・SCALEDK 最小サイズを1キロ(K)として最も適切なサイズで表されたオブジェクトのサイズ
名前
オブジェクトの名前
数値ID: 7
デフォルト書式: テキスト文字列での名前
代替書式:
・ESCAPED X-FC-FIELD ESCAPED書式と同じです。
・HTML 会議室一覧内のオブジェクトの名前に適したHTML書式を追加します(例えば、送信メッセージのTo接頭辞の太字や承認されていないアイテムの斜体など)。
・HREF HTML引数の出力を、このオブジェクトを開くための<a href>タグに埋め込みます。
件名
オブジェクトの件名
数値ID: 8
デフォルト書式: テキスト文字列での件名
代替書式:
・ESCAPED X-FC-FIELD ESCAPED書式と同じです。
・HTML 会議室一覧内のオブジェクトの件名に適したHTML書式を追加します(例えば、緊急時の重要度および秘密度の接頭辞の太字など)。
・HREF HTML引数の出力を、このオブジェクトを開くための<a href>タグに埋め込みます。
Flag
オブジェクトのフラグ(ある場合)
数値ID: 9
デフォルト書式:このオブジェクトのフラグアイコンの数値ID。フラグがない場合は0です。
代替書式:
・PATH このフラグのアイコンへのパス
・ALT このフラグを表すテキスト文字列(UnReadやUnSendなど)
・HTML このフラグのアイコンの<img>タグ
Attach
このオブジェクトの添付ファイルの有無と種類を表すアイコン
数値ID: 10
書式: このオブジェクトの添付ファイルアイコンの数値ID。添付ファイルがない場合は0です。
ThreadID
このアイテムが属するスレッドを表す2つのロング値。件名に基づいてグループ化するときに使用されます。スレッドにできないオブジェクトの場合は[0:0]です。
数値ID: 11
書式:[long1:long2]
MessageID
FirstClassシステム内でオブジェクトの一意のIDである2つのロング値
数値ID: 12
書式:[long1:long2]
SysID
サーバの未読追跡システム内でオブジェクトの一意のIDであるロング値
数値ID: 13
書式: 数値のシステムID
Title
このオブジェクトのアイコン名。デフォルトでは、オブジェクトの種類に基づいた名前または件名になります。デフォルトの文字列が存在しない場合は、代替の文字列を返します(例えば、メッセージの場合、デフォルトではアイコン名に件名が使用されますが、件名がない場合は代わりに名前が使用されます)。
数値ID: 14
書式: [名前]および[件名]欄と同じです。正確な書式は、アイコン名が名前と件名のどちらになるかによって決まります。
InFolder
オブジェクトが含まれるフォルダへのパス。このデータ要素は、X-FC-LIST-ITEMタグで検索一覧にのみ有効です。
数値ID: 15
デフォルト書式: パスを表すテキスト文字列
代替書式:
・ESCAPED:X-FC-FIELD ESCAPED書式と同じです。
有効期間
現在のオブジェクトの有効期限。オブジェクトが無期限の場合は0です。
数値ID: 16
書式: X-FC-FIELD DATEと同じです。
オプション
メッセージの配信動作に影響するさまざまなフラグ(重要度、秘密度、確認メッセージなど)が含まれるビットマスク
数値ID: 17
デフォルト書式: オブジェクトのさまざまなメッセージオプションの数値のビットマスク
代替書式:
Statusと同様に、個々のメッセージオプションをテストできます。
優先度および秘密度の結果は、数値の優先度または秘密度レベルを表す0〜3の値になります。次の選択肢があります。
・MachineGenerated(0x0004)、ReturnContent(0x0008)、SuppressNDN(0x0010)、RemoteOnlyReceipt(0x0020)、VerboseReceipt(0x0040)、RouteReceipt(0x0080)、RouteReceipt(0x0100)、DeliveryReceipt(0x0200)、Sensitivity(0x1C00)、Priority(0xE000)
EndTime
音声グリーティングまたはカレンダーの予定や作業について計算された終了日時。このデータ要素は、X-FC-LIST-ITEMタグでカレンダーおよび音声グリーティングのフォルダにのみ有効です。
数値ID: 18
書式: X-FC-FIELD DATEと同じです。
LASTPOST
会議室に投稿された直近のメッセージの日付を返します。
書式: <X-FC-ITEM-DATA [Date] [LASTPOST]>
Charset
テンプレートの表示用文字セットを上書きします。
書式: <X-FC-ITEM DATA[Charset] {{requestrendercs}}>
よく使われるIDは次の通りです。
Macintosh Roman 10000
Windows ラテン 1252
UTF-8 65001
Windows キリル 1251
ISO アラビア語 28596
ISO ギリシア語 28597
ISO ヘブライ語 28598
Windows ヘブライ語 1255
ISO トルコ語 28599
Windows バルト諸語 1257
日本語 Shift-JIS 932
Windows 韓国語 1361
簡体字中国語(GB 2312 8-bit) 936
Macintosh Chinese(Big 5) 950
構文の詳細は、アイテム/受信者タグの構文を参照してください。
X-FC-LAYOUT
現在のコンテナの表示プロパティを調べます。
このタグを使って、クライアントの[表示のプロパティの変更]にあるすべてのデータ、および現在のコンテナの表示方法に関するその他のデータを抽出できます。
構文
<X-FC-LAYOUT USE | SPLITPERCENT | SPLITPOS | SPLITTYPE[.H | .V | .N]>
<X-FC-LAYOUT Pane.NCOLS[.INCLUDEHIDDEN]>
<X-FC-LAYOUT Pane.FIELDID[ColumnIndex][.INCLUDEHIDDEN]>
<X-FC-LAYOUT Pane.WIDTH[ColumnIndex][.INCLUDEHIDDEN]>
<X-FC-LAYOUT Pane.PaneProperty>
引数
SPLITTYPE このコンテナに設定されている現在の分割の種類を指定します。 0==分割しない、1==上下に分割、2==左右に分割
SPLITPERCENT 分割サイズをパーセントで指定します。
SPLITPOS 分割サイズをピクセル単位で指定します。
以後のすべての引数では、データを取得するペインを示すUPPER、LOWER、LEFT、またはRIGHTを前に指定する必要があります。
UPPER and LEFT LOWERおよびRIGHTと同じペインです。
分割されていない場合、単一のペインはUPPERまたはLEFTのペインです。
(PANE).DISPLAYFORMAT このペインに使用されている表示の種類です。 0==詳細、1==小さいアイコン、2==大きいアイコン
(PANE).FORMID コンテナがカレンダーの場合に、使用するカレンダーのモードを指定します(158==月表示、159==週表示、160==日表示、164==今日)。
(PANE).SORTON 現在の並べ替え列を指定します。
並べ替えの順序が逆順の場合は、上位ビット(0x80000000)が設定されます。
(PANE).GROUPON 現在のグループ化列を指定します。 -1==グループ化なし
(PANE).DEFCOLLAPSE グループを折りたたむかどうかを指定します。折りたたまない場合はゼロです。
(PANE).FONT 会議室を表示するときに使用するフォントの名前を指定します。
(PANE).FONTSIZE 会議室を表示するときに使用するフォントのサイズを指定します。
(PANE).USECOLOR 一覧を表示するときに(PANE).COLOR属性を使用することを指定します。使用しない場合はゼロです。
(PANE).COLOR コンテナを表示するときに使用するフォントの色を指定します((PANE).USECOLORがゼロ以外の場合にのみ使用します)。
(PANE).SHOW.COLTITLES 列のタイトルを表示することを指定します。
(PANE).SHOW.ROWNUMBERS 行番号を表示することを指定します。
(PANE).SHOW.VGRID 表に縦の罫線を表示することを指定します(一覧モードの場合)。
(PANE).SHOW.HGRID 表に横の罫線を表示することを指定します(一覧モードの場合)。
(PANE).HIDEICONTITLES アイコン名を表示しないことを指定します(アイコンモードの場合)。
(PANE).BG.IMAGE 使用する背景画像を指定します。
(PANE).BG.USEがゼロ以外の場合にのみ使用します。
(PANE).BG.USE (PANE).BG.IMAGEを使用するかどうかを指定します。
(PANE).BG.TILE 使用する背景画像を並べて表示することを指定します。並べて表示しない場合はゼロです。
(PANE).LOCKICONS アイコンの配置の変更を許可しないことを指定します。
(PANE).SINGLECLICK アイテムをダブルクリックではなくシングルクリックで開くことを指定します。
(PANE).SHOWFOLDERS このペインの一覧にフォルダが含まれることを指定します(通常、UPPERまたはLEFTペインでは常にオン、LOWERまたはRIGHTペインでは常にオフです)。
(PANE).SHOWFILES このペインの一覧にファイルが含まれることを指定します(通常、LOWERまたはRIGHTペインでは常にオン、UPPERまたはLEFTペインでは常にオフです)。
(PANE).TRANSPARENTTEXT アイコン名を白い線で囲まないことを指定します(アイコン表示の場合)。囲まない場合はゼロです。
(PANE).NCOLS 表示される列数を指定します(一覧モードの場合)。
(PANE).FIELDID[ColumnID] ColumnID番目に配置された列の概要でのインデックスを指定します。
ColumnIDは0から(PANE).NCOLSー1の間である必要があります。
(PANE).WIDTH[ColumnID] ColumnID番目に配置された列の幅(ピクセル単位)を指定します。
ColumnIDは0から(PANE).NCOLSー1の間である必要があります。
INCLUDEHIDDEN 接尾辞で、NCOLS、FIELDID、またはWIDTH引数に適用できます。
レイアウトの一部として定義されているものの、現在は表示できない列を出力結果に含めます(バージョン8.1では、データが内部にある場合だけ表示される列をレイアウトで定義できます。この方法で列を「非表示」にできます)。
VARIABLEROWHEIGHT 一覧表示で行の高さが変更できるになっているどうかを1か0の値で出力します(複数行のテキスト列が存在する場合に使用されます)。
X-FC-LIST-COUNT
アイテムの一覧内のアイテム数を返します。
該当する一覧はスコープによって決まります。コンテナでは、コンテナ内のアイテムになります。リーフオブジェクトでは、添付ファイルの一覧になります。履歴では、履歴一覧内の名前になります。その他も同様です。添付ファイルがあれば、非表示機能を使用して、一覧内でその添付ファイルを表示できます。
このタグは、ほとんどのディレクトリのテンプレートで正しく機能しません。
構文
<X-FC-LIST-COUNT>
このタグは<X-FC-ATTACHMENT-COUNT>に代わるものです。
X-FC-LIST-ITEM
アイテムの一覧に現在表示されているFirstClassアイテムに関するさまざまなデータを取得します。
一覧はスコープによって決まります。コンテナでは、一覧はコンテナ内のアイテムになります。リーフオブジェクトでは、添付ファイルの一覧になります。ディレクトリでは、一覧はディレクトリ一覧内の名前になります。 その他も同様です。添付ファイルがあれば、非表示機能を使用して、一覧内でその添付ファイルを表示できます。
このタグは<X-FC-ATTACHMENT>(推奨しません)およびX-FC-CONFERENCE-ITEMに代わるものです。特に明記されていない限り、このタグの書式はX-FC-ITEMと共有されます。
構文
<X-FC-LIST-ITEM [Index] COLUMN[datatype] [Format]>
引数
[Index] 一覧内でのアイテムのインデックスです。
このインデックスは、暗黙的に指定されるときはオプションです(現在のアイテムを出力することを指定するコンテナ一覧のテンプレートなど)。
datatypeおよびFormat引数の値と機能については、X-FC-ITEMタグを参照してください。
構文の詳細は、アイテム/受信者タグの構文を参照してください。
X-FC-LIST-ITEM-URI
現在のフォームでAttachmentNum番目に添付されているファイルへのURLを返します。
AttachmentNumは0から(<X-FC-LIST-COUNT>−1)の間である必要があります。添付ファイルがあれば、非表示機能を使用して、一覧内でその添付ファイルを表示できます。
構文
<X-FC-LIST-ITEM-URI [Index]>
引数
[Index] 一覧内でのアイテムのインデックスです。
このインデックスは、暗黙的に指定されるときはオプションです(現在のアイテムを出力することを指定するコンテナ一覧のテンプレートなど)。
このタグは<X-FC-ATTACHMENT-URL>および<X-FC-CONFERENCE-ITEM-URI>に代わるものです。
X-FC-LIST-PAGE
現在のアイテムのオブジェクト一覧を表示するためのページ設定に関する情報を出力するか、その設定を制御します。
構文
<X-FC-LIST-PAGE [UPPER|LOWER|PANE[Index]] [PageData | [[PAGETOITEM=url] | [[START=ssss] [END=eeee]] [MAX=mmmm]]]>
オプションのUPPER、LOWER、またはPANE[Index]引数は、出力したい一覧ページ情報のペインを指定するのに使用します。ペインを指定しない場合は、現在のペインが使用されます。
1つあるいは複数のSTART=、END、おおびMAX=引数がある場合、現在のページに表示する先頭のアイテム、最後のアイテム、および最大アイテム数を設定するのにssss、eeee、およびmmmmが使用されます。通常、3つの境界線のうち最大で2つがページの指定に必要です。重複があると、END引数が無視されます。
PAGETOITEM引数は、指定されたアイテムを一覧内で探し、そのアイテムを表示するために現在のページを設定します。(このタグの前のインスタンスを使用するか、同時に)MAXでアイテムの最大数を設定して、どの程度の大きさのページを作成するかをインターネットサービスに知らせなければなりません。
(START=、END=、MAX、またはPAGETOITEM=を使用して)ページの境界線を設定するのにこのタグを使用すると、何も出力されません。
PageDataの引数のいずれかを使用すると、現在のページ設定に関する情報をこのタグが出力するようになります。PageDataには次のいずれかを指定できます。
NUMBER (ページごとのアイテム数の現在設定に基づいて)現在のページ番号を出力します。
COUNT (ページごとのアイテム数の現在設定に基づいて)ページ数を出力します。
NEXT[URL] 一覧内で次のページへのHTMLアンカータグを出力します。オプションのURL引数がある場合は、次のページへのURLだけが出力されます。
PREV[URL] 一覧内で前のページへのHTMLアンカータグを出力します。オプションのURL引数がある場合は、前のページへのURLだけが出力されます。
START 現在のページに表示されている先頭のアイテムの番号を出力します。
END 現在のページに表示されている最後のアイテムの番号を出力します。
MAX 1ページあたりに表示するアイテム数の現在の設定を出力します。
START=、END=、MAX、またはPageData引数のどれも指定されていない場合は、 NUMBER PageData引数が暗黙的に使用されます。
X-FC-MESSAGE-BOX
サーバから現在開かれているオブジェクトに送信される不要なメッセージボックスのフィールドを確認、出力します。
構文
<X-FC-MESSAGE-BOX [TEXT | TITLE | STYLE | ID | RESET]>
引数が使用されていない場合、不要なメッセージボックスが利用可能になっているかどうかによって、このタグが1または0を出力します。
TEXT 指定すると、現在の不要なメッセージボックスのテキストを出力します。
TITLE 指定すると、現在の不要なメッセージボックスの名前を出力します。
STYLE 指定すると、現在の不要なメッセージボックスの種類を出力します(0 = OK、1 = OK/キャンセル、2 = はい/いいえ、3 = はい/いいえ/キャンセル)。
ID 指定すると、現在の不要なメッセージボックスのIDを出力します。
RESET 指定すると、現在の不要なメッセージボックスをクリアし、サーバからが送信された場合にインターネットサービスが他のメッセージボックスを受信できるようになります。」
X-FC-NUMITEMS
現在のコンテナ内で、指定された属性を持つアイテムの数を返します。
引数を指定しない場合は、TOTAL引数が暗黙的に使用されます。
構文
<X-FC-NUMITEMS
[TOTAL|CONTAINERS|DELETED|VISIBLE
|HIDDEN|UNREAD|FOLDERS|CONFERENCES
|MESSAGE|DOCUMENT|TEXT|UPLOADED|MENU|TOOLBAR|DROPDOWN
|UNSENT|SENDABLE|INCOMING|OUTGOING]>
引数
X-FC-NUMITEMS TOTAL 現在のコンテナ内のアイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS CONTAINERS 現在のコンテナ内のコンテナの合計数
X-FC-NUMITEMS DELETED 現在のコンテナ内の削除済みアイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS VISIBLE 現在のコンテナ内の閲覧可能アイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS HIDDEN 現在のコンテナ内の非表示アイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS UNREAD 現在のコンテナ内の未読アイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS FOLDERS 現在のコンテナ内のフォルダの合計数
X-FC-NUMITEMS CONFERENCES 現在のコンテナ内の会議室の合計数
X-FC-NUMITEMS MESSAGES 現在のコンテナ内のメッセージの合計数
X-FC-NUMITEMS DOCUMENTS 現在のコンテナ内のドキュメントの合計数
X-FC-NUMITEMS TEXT 現在のコンテナ内のテキストアイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS UPLOADED 現在のコンテナ内のアップロードされたアイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS MaxIndex サニティチェックに使用できます。
X-FC-NUMITEMS TOOLBAR 現在のコンテナ内のツールバーのアイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS MENU 現在のコンテナ内のメニューの合計数
X-FC-NUMITEMS DROPDOWN 現在のコンテナ内のツールバードロップダウンのアイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS UNSENT 現在のコンテナ内の未送信アイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS SENDABLE 現在のコンテナから送信できるアイテムの合計数
X-FC-NUMITEMS INCOMING 現在のコンテナ内で受信されたアイテムの合計数
X-FC- OUTGOING 現在のコンテナから送信されたアイテムの合計数
X-FC-PERMISSIONS
現在のオブジェクトに対するユーザの権限を調べます。
このタグは、オブジェクトに対するユーザの権限([会議室の権限]フォームに表示される権限)のビットマスクを出力します。これらの権限のほとんどは会議室でのみ意味がありますが(フォルダおよびリーフオブジェクトは親オブジェ
クトから権限を継承します)、Delete、Write、Download(添付ファイル)、ViewHist、GetInfoなど、一部の権限は、ドキュメントおよびメッセージでも使用できます。
構文
<X-FC-PERMISSIONS Permission>
Permissionは、特定の権限があるかどうかをテストするときに使用します。
Permissions
該当する権限をユーザが持っている場合は1を返し、持っていない場合は0を返します。
承認
ユーザはアイテムを承認するかどうかを選択できます(ユーザによってこの会議室に送信されるメールには承認は必要ありません)。
ビットマスク値=0x00000001
Create
ユーザはアイテム(ドキュメントとサブフォルダ)を直接作成できます。
ビットマスク値=0x00000008
CrtConf
ユーザは子会議室を作成できます。
ビットマスク値=0x00002000
DeleteOwn
ユーザは自分のアイテムを削除できます(ユーザはこの会議室に送信する必要のあるメッセージの送信を取り消すことができます)。
ビットマスク値=0x00000100
Download
ユーザはこの会議室に対してファイルのアップロードおよびダウンロードができます。
ビットマスク値=0x00004000
Edit
ユーザは読み取り専用のアイテムを編集(メッセージを送信)できます。
ビットマスク値=0x00000010
EditACL
ユーザは[会議室グループの権限]フォームを編集できます。
ビットマスク値=0x00000001
EditWInfo
ユーザはウィンドウのサイズ変更と並べ替えができます([表示のプロパティの変更]権限)
ビットマスク値=0x00000040
Delete
ユーザはアイテムを削除または移動できます。
ビットマスク値=0x00000004
GetInfo
object0で[情報を見る](Mac)および[プロパティ](Windows)がサポートされます。
ビットマスク値=0x00080000
Moderator
ユーザは会議を主催できます。
ビットマスク値=0x00000002
Open
ユーザはアイテムを開いたりメッセージを読んだりできます。
ビットマスク値=0x00001000
Read
ユーザはこの会議室を開くことができます。
ビットマスク値=0x00000200
Search
ユーザはこの会議室またはフォルダを検索できます。
ビットマスク値=0x00000400
Send
ユーザはこの会議室にメールを送信できます。
ビットマスク値=0x00000800
ViewACL
ユーザは[会議室グループの権限]フォームを表示できます。
ビットマスク値=0x00008000
ViewDates
ユーザはカレンダーの時刻を表示できます。
ビットマスク値=0x00200000
ViewHist
オブジェクトが履歴をサポートし、ユーザはそれを表示できます。
ビットマスク値=0x00010000
Write
ユーザは編集可能なアイテムを編集できます。
ビットマスク値=0x00000020
X-FC-SCHEMA
コンテナ一覧で表示できるデータの情報を収集します。このタグには、このデータを列形式で表示するために必要な属性も含まれます。
概要には、利用可能な列の一覧が含まれます。通常、会議室では、これらの列のごく一部だけが表示されます。現在表示されている列の一覧は会議室のレイアウトに含まれます。X-FC-LAYOUTを参照してください。
構文
<X-FC-SCHEMA NCOLS|
(COLUMN[ColumnID].FIELDID|
TYPE|ATTR|ICONID|TITLE|FORMID|WIDTH)>
NCOLS以外の引数はすべて、参照する列を示すCOLUMN[ColumnID]を前に指定する必要があります。ColumnIDの範囲は0から<X-FC-SCHEMA NCOLS> -1>までになります。
ColumnIDには次のいずれかを指定できます。
・<X-FC-LAYOUT Pane.FIELDID[n]>を使って調べた正の整数
・ほとんどの会議室一覧で利用できる一連のデフォルト列のいずれかを表す文字列
引数
NCOLS 利用できる列の数を出力します。
COLUMN[ColumnID].FIELDID この列のデータのフィールドID
COLUMN[ColumnID].TYPE この列のデータの種類(0==テキスト、1==アイコン、2==リソース文字列、4==画像、8==数値、16==日付、32==チェックボックス)
COLUMN[ColumnID].ATTR 並べ替えと配置に関するデータを含むビットマスク(ビット0:デフォルト、ビットがオンの場合は並べ替えが逆順、ビット1:右揃えのデータ、ビット2:中央揃えのデータ、ビット3:両端揃えのデータ) justified data)
COLUMN[ColumnID].ICONID このアイコンを列のタイトルとして使用します(altタグなど、ツールチップとしてTITLE属性を使用します)。アイコンを使用しない場合はゼロです。
ICONIDが0の場合は、テキストのタイトルを使用します。
COLUMN[ColumnID].TITLE テキストの列タイトル
COLUMN[ColumnID].FORMID データの種類がリソース文字列の場合に、文字列の取得元のResourceIDが含まれます。
COLUMN[ColumnID].WIDTH この列のデフォルトの幅(これは、列が初めて表示されるときのデフォルトの幅です)
現在の幅を調べるには、<X-FC-LAYOUT Pane.WIDTH[n]>を使用します。現在の実際の幅はレイアウトのデータの一部です。X-FC-LAYOUTを参照してください。
ATTR[.REVSORT|.EDITABLE|.IMGFORICON|.HIDEIFEMPTY|.ALIGN[.LEFT|.RIGHT|.CENTER|.FULL]]
列には属性が表示されます。どのオプションも指定されない場合、次のオプションとともにビットフィールドが出力されます。:列を降順に並べ替え = 1、右揃え = 2、中央揃え = 4、均等割り付け = 8、列が一覧から編集できる = 16、アイコンの代わりに使用する画像データが列に含まれている = 32、データのない列が非表示に設定されている = 64。
REVSORT、EDITABLE、IMGFORICON、およびHIDEIFEMPTYの接尾辞を付けると、指定された属性ビットが設定されているかどうかに従って、タグが1か0を出力します。ALIGN接尾辞があるものの、自分自身の接尾辞が追加されていない場合、行揃えのビットだけが出力されるように出力結果がフィルタリングされます。LEFT、RIGHT、CENTER、またはFULLの接尾辞のいずれかがALIGN接尾辞に追加されている場合、列の属性が指定した属性と一致しているかどうかに従って、1か0が出力されます。
X-FC-WINDOW
ウィンドウのレイアウトに関する情報を出力します。
構文
<X-FC-WINDOW
[LEFT|RIGHT|TOP|BOTTOM|WIDTH|HEIGHT|SPLIT]>
引数
LEFT、RIGHT、TOP、およびBOTTOM
ウィンドウ枠のピクセル座標を出力します。
WIDTHおよびHEIGHT
それぞれ(RIGHT - LEFT)および(BOTTOM - TOP)を出力します。
SPLIT
会議室一覧に分割バーを配置します。
SPLITが0の場合は、クライアント(テンプレート)が適切な場所に分割バーを配置することを示します。SPLITがゼロより大きい場合は、会議室一覧で上または左のペインが占める画面の割合に1を足したものとして解釈します。
SPLIT引数では、分割バーが実際にあるかどうかは関係ありません。会議室を分割しないモードにすることもできますが、その場合でも、次回表示が分割モードになったときに、ユーザが最後に配置した位置にバーが配置されるので、SPLITでは正の割合が定義されます。分割バーがあるかどうかは、X-FC-LAYOUTタグを使って調べることができます。
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