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 C300
 

今バージョンの新機能

AUDIT OPTIONS
監査レポートで読み取り専用アイテムだけを表示するか、あるいは除外するかを決めることができるコマンドです。デフォルトでは、監査レポートには読み取り専用アイテムが含まれません。
GET
MD5形式でパスワードを取得できるようになりました。
REMOVE
ユーザグループまたはコンテナ用テンプレートの[Rules & Resources]フォルダからルールとリソースを削除できるようになりました。


FirstClassスクリプトについて
FirstClassスクリプトは、スクリプトコマンドをFirstClassサーバに送信できるFirstClassのコンポーネントです。FirstClassスクリプトのコマンドを組み合わせて使用することで、大規模なシステムの管理にありがちな繰り返し作業を軽減することができます。例えば、FirstClassでディレクトリの同期を 行う際に、FirstClassスクリプトを使用してFirstClassのネットワーク内にあるすべてのサーバ間でユーザ情報を複製することができます。

スクリプトを使用することによって、以下のような作業をすばやく行えるようになります。

・ユーザ、ユーザグループ、および会議室を追加する。
・ユーザやリモート名の一覧を生成する。
・[ユーザ情報]フォームの設定内容や所属ユーザグループを変更する。

FirstClassスクリプトの利用許可
デフォルトでは、管理者だけがFirstClassスクリプトを送信できます。


スクリプト送信を他のユーザに許可する方法
1       管理者のデスクトップ上の[Multi-Site Setup]フォルダをダブルクリックしてください。
2       [Multi-Site Setup]フォームをダブルクリックしてください。
3       [管理者以外のユーザにFirstClassスクリプトを許可]を選択してください。
        このフィールドを選択しないと、FirstClassは、管理者以外のユーザから送信されたFirstClassスクリプトのメッセージをすべて拒否します。
4       [パスワード]に他のユーザに使用させるFirstClassスクリプトのパスワードを入力してください。

FirstClassスクリプトを送信する管理者以外の)ユーザは、すべてパスワードを入力しなければなりません。パスワードのないメッセージは拒否されます。
20070112_141656_0.png注意
・管理者アカウントのパスワードは使用しないでください。
・利用を承認していないユーザに利用されることのないよう、パスワードは必ず定期的に変更してください。

5       [OK]をクリックしてください。
6       FirstClassスクリプトの利用権限を与えるユーザ全員に、ここで指定したパスワードを知らせてください。


FirstClassスクリプトの構文
FirstClassスクリプトの構文について、以下の点を理解しておく必要があります。

・スペースや日本語を含むフィールドは引用符で囲んでください("Address Book" "山田"など)。
その他のフィールドでは、引用符の使用は任意です。

・一重引用符または二重引用符を使用することができます("タロウ" 'タロウ'のどちらでも可)。
ただし、開始の引用符と終了の引用符は、必ず同じ種類にしてください('イヌ" "ネコ' などは不可)。

・使用したいフィールドの前にある任意のフィールドを必ずスクリプトに記述してください。
その理由は、フィールドが相対位置で認識されるためです。
使用したいフィールドの前にあるフィールドを空白にしておきたい場合には、空の引用符("")を入れてください。

・使用するフィールドの後ろにあるフィールドは省略できます。

・行の長さは最大半角500文字です。

・時間の値はすべて秒単位で格納されます。
1時間は3600秒です。
1日は86400秒です。


コマンドを正しく使用するための用語の区別
混乱することなくいつも正しいコマンドを使用できるようにするため、以下のまぎらわしい用語について、その違いを理解しておく必要があります。

・network user(ネットワークユーザ)とtelecom user(テレコムユーザ
FirstClassスクリプトのコマンドでは、「network user」はレギュラーユーザのことを表します。「telecom user」は、リモートユーザのことを表します。
この2つの用語が使用されているのは、旧バージョンのスクリプトとの互換性を保つためです。

・remote user(リモートユーザ)とremote name(リモート名)
「remote user」は、FirstClassのシステムに接続するのにリモートセッションしか使用できないユーザのことを表します。
「remote name」は、他のサーバに登録されているユーザのディレクトリエントリを表します。

サーバへのFirstClassスクリプトの送信
FirstClassスクリプトをサーバに送信するには、以下のつの方法があります。

・スクリプトを記述したメッセージをBatch Admin宛に送信する。
FirstClassスクリプトのコンポーネントは、受信時にスクリプトを実行します。変更がすぐに反映させたい場合にこの方法を使用してください。ただし、FirstClassのシステムにログイン中のユーザには変更は反映されません。

・ myscript.baのような拡張子が.baのプレーンテキストファイルにスクリプトを記述し、そのファイルを\FCNS\Server\Batchフォルダ(Windows)、または/Library/FirstClass/ Server/Volumes/Master/fcns/server/batchフォルダ(Mac OS)に置く。

次にサーバを起動した時にスクリプトが実行されます。実行後、このテキストファイルは削除されます。この方法は、アップグレード作業やインストール作業に使用してください。

FirstClassスクリプトによるリストの生成
FirstClassスクリプトを使用すると、システムに登録されている全ユーザなどのリストを作成して、データベースや表計算プログラムにインポートすることができます。

リストを生成して他のプログラムにインポートするには、以下の手順に従ってください。

1       FirstClassスクリプトを使用してリストを生成する。
リストが記述された返信メッセージをスクリプトに生成させます。以下の例は、レギュラーユーザとリモートユーザのリストを生成するスクリプトです。
        reply
        list +ux

2       ファイル]>[別名で保存]を選択して、返信メッセージをテキストファイルとして保存してください。
3       テキストエディタを使用して、先頭部分の宛先情報をこのファイルから削除してください。
4       データベースや表計算ソフトウェアにこのテキストファイルをインポートしてください。


Example.fcを利用したフォームIDとアイコンIDの検索
FirstClassデザイナーをインストールすると、Example.fcという設定ファイルもインストールされます。この設定ファイルには標準のフォームがすべて保存されているため、フォームIDやフィールドIDを検索するのに利用できます。フォームIDやフィールドIDは、GETコマンド、NEWコマンド、およびPUTコマンドで必要になります。また、Example.fcには標準のユーザフォームも含まれており、これらはカスタマイズすることが可能です。

20070112_141656_0.png注意
ユーザ情報][システムプロファイル][グループ権限][インターネットの基本設定][ディレクトリ情報]などのテンプレートフォームは、絶対に変更しないでくださ い。

Example.fcを利用したフィールドIDの検索
フィールドIDを調べるには、以下の手順に従ってください。

1       FirstClassデザイナーを起動し、Example.fcを開いてください。
2       フィールドIDを調べたいフォームを開いてください。
3       フォーム]>[フィールドID]を選んでください。

メッセージフォームのフィールドには特別のIDが割り当てられています。したがって、メッセージフォームでは、FirstClassデザイナーで表示されるフィールドIDは無視してください。実際のIDは、[宛先]フィールドが4、[CC]フィールドが5、[BCC]フィールドが14です。

Example.fcを利用したアイコンIDの検索
設定ファイルのリソース一覧の「アイコン」欄にデフォルトのアイコンがすべて表示されていなくても、すべてのアイコンが自動的に設定ファイルに保存されます。アイコンIDを調べるには、以下の手順に従ってください。

1       FirstClassデザイナーを起動し、Example.fcを開いてください。
2       [ファイル]>[アイコンリスト]を選んでください。




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