ゲートウェイ、サービスアカウント、およびルートを新しく設定する際は、FirstClassのネットワーク上にあるサーバがすべて接続されているかをまず確認してください。ネットワーク図を作成しておくことをお勧めします。
ゲートウェイの作成
1 管理者デスクトップの[Gateways and Services]フォルダを開いてください。
2 [管理]>[追加]>[ゲートウェイ]を選択してください。
3 [ゲートウェイの設定]フォームで、そのゲートウェイを設定してください。
ゲートウェイのパスワード設定
1 [ゲートウェイの設定]フォームの[ディレクトリ]ボタンをクリックして、ゲートウェイの[ディレクトリ情報]フォームを開いてください。
2 このゲートウェイのパスワードを[パスワード]フィールドに入力してください。
ゲートウェイの両側で(ゲートウェイで結ばれた両方のサイトで)同じバスワードを使用しなければなりません。
ゲートウェイのテスト
ゲートウェイの設定を確認する最も簡単な方法は、ローカルサーバとリモートサーバの両方のゲートウェイアカウントでログインすることです。
リモートサーバにログインするには、ローカルサーバのシリアル番号をユーザIDに使用してください。ローカルサーバにログインするには、リモートサーバのシリアル番号をユーザIDに使用してください。どちらの場合も、ゲートウェイのパスワードをログイン用のパスワードに使用してください。
ログインに成功すれば、以下の作業を行うことができます。
・ゲートウェイのメールボックスにあるメッセージが転送されないようにする。
そのためには、Ctrl(Windows)またはOption(Mac OS/Mac OS X)ボタンをクリックしながら未読フラグを解除してください。
・メッセージを再送信する。
そのためには、Ctrl(Windows)またはOption(Mac OS/Mac OS X)ボタンをクリックしながら、そのメールのアイコンの右側をクリックしてください。未読フラグがアイコンの横に表示されます。
・会議室が正しく複製されていることを確認する。
ゲートウェイへの手動接続
ゲートウェイの設定後や故障の調査時に、ただちに手動でゲートウェイ接続を行って会議室を複製させることが必要になる場合があります。
1 管理者デスクトップの[Gateways and Services]フォルダを開いてください。
2 接続したいゲートウェイを開いてください。
3 [閉じたら接続]ボタンをクリックしてください。
4 [OK]ボタンをクリックすると、このゲートウェイがリモートサーバにログインします。
会議室の複製の設定
1 複製したい会議室が、どちらのサーバ上にも同じ名前で存在していることを確認してください。
2 複製する会議室を選択して、[管理]>[エイリアスをユーザに与える]を選んでください。
3 [ユーザID]フィールドに、このゲートウェイのユーザIDを入力してください。
4 [エイリアスを与える]ボタンをクリックしてください。
会議室の複製を双方向で行うには、この手順を自分のサーバとリモートサーバの両方で行ってください。
セルフサービス複製の設定
1 管理者デスクトップの[General Conferences]フォルダを開いてください。
2 [ファイル]>[新規作成]>[新規会議室]を選択してください。
3 作成された新規会議室を選択した状態で、[ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選んでください。
4 この会議室に付けたい名前(例えば「セルフサービス複製」など)を[名前]フィールドに入力してください。
5 [保護]をチェックしてください。
6 [OK]をクリックしてください。
7 会議室を選択状態にしたままで、[ツール]>[権限]を選んでください。
8 [対象]フィールドに[Other Sites]と入力し、[アクセスレベル]フィールドを[送信可]にしてください。
これにより、ゲートウェイがこの会議室に接続できるようになります。
9 [対象]フィールドに[All Users]と入力し、[アクセスレベル]フィールドをデフォルトの[すべて禁止]にしてください。
これにより、ユーザがこの会議室に参加できないようになります。
10 [参加者一覧]フィールドにゲートウェイの名前を追加してください。
11 この[会議室の権限]フォームを閉じてください。
12 以下の操作を行って、該当する会議室が複製できるようにしてください。
1 会議室を選択してください。
2 [ツール]>[デスクトップに追加]を選択してください。
3 作成されたエイリアスを管理者デスクトップからドラッグして、セルフサービス複製用会議室に置いてください。
4 このセルフサービス複製会議室のエイリアスを、すべてのゲートウェイに追加してください。
13 自分のサーバから複製を行う他のサーバの管理者に知らせてください。
他のサーバの管理者にメッセージを送り、ゲートウェイアカウントでログインして、複製したい会議室のエイリアスをセルフサービス複製会議室から自分たちのゲートウェイのデスクトップにドラッグするよう依頼してください。
新しい会議室を作成したり古い会議室を削除したりした場合は、必ずセルフサービス複製用の会議室を更新して、変更があったことを他の管理者に知らせてください。
ディレクトリ同期の設定
1 管理者デスクトップの[Multi-Site Setup]フォルダを開いてください。
2 このフォルダ内にある[マルチサイトの設定]フォームを開いてください。
3 この[マルチサイトの設定]フォームで設定を行ってください。
先頭へ
手動によるディレクトリ同期の実行
1 管理者デスクトップの[Gateways and Services]フォルダを開いてください。
2 リモートサーバへのゲートウェイを開いてください。
3 [複数サイト]タブの[手動で同期]ボタンをクリックしてください。
4 [閉じたら接続]ボタンをクリックして、手動でゲートウェイを接続させてください。
このゲートウェイがメッセージの配信や会議室の複製などの必要な作業を完了すると、ディレクトリの同期が開始されます。
ルート
ルートを追加するためには、まず最終目的地となるリモートサーバのシリアル番号とサイト名を知らなければなりません。この情報は、中継点となるゲートウェイの管理者から、あるいは作成中のルート先にあるサーバの管理者から教えてもらうことができます。
ルートの追加
1 [管理]>[追加]>[ルート]を選択してください。
2 この[ルート]フォームで、設定を行ってください。
リモート名
他のFirstClassサーバにゲートウェイとルートがあり、そのサイトのディレクトリを自分のディレクトリに同期するのではなく、そのサイトから選んだユーザだけを自分のディレクトリに追加したい場合は、そのユーザをリモート名として追加してください。
リモート名を追加して、インターネットゲートウェイ経由で中継されるメールを利用することも可能です。
リモート名を追加するには、以下の手順に従ってください。
1 [管理]>[追加]>[リモート名]を選択してください。
2 この[リモート名]フォームで設定を行ってください。
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