Advertising banner:
 
 
 A424
 
次へ.png


インターネットサービスのスクリプトは、X-FCタグ、グローバル定数、関数、コマンドを組み合わせたもので、Webテンプレートで使用します。




X-FCタグについて

インターネットサービスでは、主に[  ]X-FCタグを使用してオブジェクトデータとそのオブジェクトのテンプレートを結びつけます。このタグを使用して、現在のセッション、ユーザ、またはオブジェクトに関する揮発性データをインターネットサービスが挿入すべき場所を示します。

ドキュメントの表記規則
X-FCタグでは、以下の標準規則を使用します。

・[ ] は、オプションであることを示します。
・| は、選択肢で「OR(論理和)」を示します。
斜体は、適切な値に置き換える引数または変数を示します。
[ ] (太字の角括弧)は、この角括弧がオプションではなく、構文の一部であることを示します。

構文の表記規則
FirstClass Webテンプレートでは、すべてのX-FCタグに青色を使用し、静的コードやその他のインターネットサービススクリプトの構文と区別します。X-FCタグで組み込みインターネットサービススクリプトを使用する場合(X-FCタグの引数をインターネットサービススクリプト変数から得る場合など)、その組み込みスクリプトをピンク色で表します。すべてのスタイル規則と同様にこの色分けは便宜的なものですが、これによってテンプレートの読みやすさが大幅に向上します。したがって、必須ではありませんが、テンプレートのデバッグを簡略化するためにも この規則に従うことをお勧めします。

メモ.png注意
FCタグと引数では、大文字と小文字は区別されません。

スコープに関する注意
X-FCタグはさまざまなデータの取得に使用するため、すべてのタグがあらゆるコンテキストで機能するとは限りません。一般的に、X-FCタグは以下の2つに分類することができます。

・現在のセッションに関するデータにアクセスするX-FCタグ
・現在のオブジェクトに関するデータにアクセスするX-FCタグ

セッション用のX-FCタグは、どのテンプレートまたはサーバパースファイルでも使用できます。このタグは、特定のオブジェクトのコンテキストには依存しませんが、セッションのコンテキストに依存します。一方、FirstClassサーバには多数のオブジェクトタイプが存在するため、オブジェクト用のX-FCタグの多くは、特定のオブジェクトタイプ専用となります。つまり、オブジェクト用のX-FCタグは、定のオブジェクトタイプのテンプレートでのみ使用できます。
タグの一覧は階層で表され、各タググループはその下にあるタググループの機能を含んでいます。つまり、ユニバーサルタグはすべてのテンプレートおよびすべてのサーバパースファイルで機能し、すべてのグローバルタグは、コンテナ一覧のすべてのテンプレートおよび他のすべてのテンプレートで機能します。X-FCタグをその有効なスコー プ以外で使用した場合、通常は何も返されません。





インターネットサービススクリプトのグローバル定数

インターネットサービススクリプトグローバル定数は、インターネットサービスHTTPモジュールのさまざまな側面に関する情報を含んだ固定値を使用する変数の集合です。
通常、このグローバル定数は、Apache XSSI(eXtended Server Side Includes)の定数との互換性のために用意されており、いくつかの例外を除いてインターネットサービスまたはWebテンプレート内で実際に使用されることはありません。
この定数は、インターネットサービススクリプト変数と同じように使用し、変数が#setコマンドを受け付けるすべての場所で使用することができます。グロ―バル定数の詳細や定義については、ApacheのWebサイトを参照してください。
関数、構文、例などを含むインターネットサービススクリプトのグローバル定数の一覧については、インターネットサービススクリプトのグローバル定数を参照してください。





インターネットサービススクリプトの関数

インターネットサービススクリプト関数をインターネットサービススクリプト式で使用して、文字列に対してさまざまな基本演算を行うことができます。
すべての関数の構文は、@functionname(arg1, arg2, ....)です。引数の数と種類は、関数によって異なります。関数の引数には、インターネットサービススクリプト変数、グローバル定数、X-FCタグ、または定数値を使用することができます。
引数一覧にリテラル文字またはリテラル文字列を追加する場合(定数値として、またはX-FCタグを経由して)、この文字または文字列は、引用符(')または逆引用符(`)で囲んでください。逆引用符はユーザ定義の文字列で使用されることが少ないため、X-FCタグでは逆引用符を使用することをお勧めします。
関数名では、大文字と小文字は区別されません。
関数、構文、例などを含むインターネットサービススクリプト関数の一覧については、インターネットサービスのスクリプトスクリプトの関数を参照してください。





インターネットサービススクリプトのコマンド

インターネットサービススクリプトコマンドは、Apache XSSIコマンドに基づいて作成されており、一定のフロー制御、動的記憶域、および数値計算をテンプレート処理に提供することを目的としています。さらに、これらのコマンドの一部を使用して、インターネットサービスHTTPモジュールの設定データの読み取りや設定を行うことができます。
関数、構文、例などを含むインターネットサービススクリプトコマンドの一覧については、インターネットサービススクリプトのコマンドを参照してください。

スタイル規則
FirstClass Webテンプレートでは、#rem以外のすべてのインターネットサービススクリプトコマンドに対して赤色を使用し、静的コードやその他のインターネットサービススクリプト構造と区別します。他のFirstClassスタイル規則と同様にこの色分けは便宜的なものですが、これによってテンプレートの読みやすさが大幅に向上します。他のエディタでこの規則に従う必要はありませんが、テンプレートのデバッグを簡略化することができるため、この規則に従うことをお勧めします。
すべてのコマンド名と引数名で、大文字と小文字が区別されます。





インターネットサービススクリプトの式

インターネットサービススクリプト式は、最終的に単一値となる一連の演算です。この式には、固定値(文字列、数値など)、インターネットサービススクリプト変数、インターネットサービススクリプト関数、X-FCタグ、および演算子をいくつでも入れることができます。演算の順序は、標準的な数学規則によって指定されている通りです。インターネットサービススクリプトで、浮動小数点演算はサポートされていません。

インターネットサービススクリプトの式で利用できる演算子

・+ 標準の加算
・- 標準の減算(またはコンテキストによっては単項否定)
・* 標準の乗算
・/ 標準の(整数)除算
・% 整数剰余(法)
・() 演算の順序を変更するために使用
・++ インターネットサービススクリプト変数にのみ使用(前置インクリメント/後置インクリメント)
・-- インターネットサービススクリプト変数にのみ使用(前置デクリメント/後置デクリメント)
・=または== 等価演算子(インターネットサービススクリプトには代入演算子がなく、代わりにSETコマンドを使用するため、単一の=記号は、C標準の二重の==演算子と同様に等価記号と見なされます。
・!= 非等価演算子
・< 未満演算子
・> 超演算子
・<= 以下演算子
・>= 以上演算子
・==~ 文字列等価演算子(大文字小文字の区別なし)
・!=~ 文字列非等価演算子(大文字小文字区別なし)
・&& AND演算子
・& AND演算子(ビット単位)
・NOT演算子(単項)
・|| OR演算子
・| OR演算子(ビット単位)

演算子の一般規則
スラッシュ(/)で囲まれた式は、正規表現と解釈されます。正規表現の解析を防ぐには、該当部分を円マーク(\)で囲みます。
インターネットサービススクリプトの文字列関数は、数値として解釈できるデータで使用した場合、失敗する可能性があります。これを防ぐには、そのデータを一重引用符(')で囲みます。
インターネットサービススクリプトは、(IF文およびWHILE文の)ブール代数分析のためにゼロ以外の空でない文字列値を「true」と評価します。





hirosue Shino Web Site