セッションタグ
このタグは、現在のユーザのセッションに関する情報を出力します。ユーザ名、電子メールアドレス、基本設定などの情報をこのタグで出力することができます。このタグは、インターネットサービススクリプトのすべてのパースファイルで有効ですが、通常使用するのは、セッションが存在している時(つまり、ユーザがログインしている時)だけです。唯一の例外は、現在ロイン中のユーザがいるかどうかを示すためにこのセッションタグの機能を使用する場合です。
X-FC-INVITE-LIST
現在ログイン中のユーザのチャット招待状況をチェックし、対応するチャットのオブジェクトID(およびURL)を調べます。
構文
<X-FC-INVITE-LIST LENGTH | ID Index>
LENGTH これを使用すると、そのユーザが保留状態(outstanding)にしているチャット招待数が出力されます。
Index これを使用すると、index番目のチャット招待のオブジェクトIDが出力されます(チャット招待へのURLの後に<X-FC-LOGIN>__OBJID_<<id>>が付けられます。このうち、<<id>>はこのタグを使用して取得した値です)。
X-FC-LOGIN
ユーザを識別したり誤って設定されたインターネットプロキシによるキャッシュの問題を避けたりするためにインターネットサービスが使用する、一意のセッション識別子URLを出力します(ユーザがログインしている場合)。ユーザがログインしていない場合は、単一のフォワードスラッシュを返します。
構文
<X-FC-LOGIN>
X-FC-REMINDER
現在ログイン中のユーザのカレンダーリマインダをチェックし、そのオブジェクトID(およびURL)を調べます。
構文
<X-FC-REMINDER COUNT | ID Index>
COUNT これを使用すると、そのユーザが保留状態(outstanding)にしているリマインダが出力されます。
ID Index これを使用すると、index番目のカレンダーリマインダのオブジェクトIDが出力されます(リマインダのURLの後に<X-FC-LOGIN>__OBJID_<<id>>が付けられます。このうち、<<id>>はこのタグを使用して取得した値です)。
X-FC-USER
現在のユーザに関するさまざまなデータにアクセスします。
構文
<X-FC-USER NAME>
<X-FC-USER USERID>
<X-FC-USER CLIENTID>
<X-FC-USER PASSWORD>
<X-FC-USER MD5DIGEST>
<X-FC-USER MD5CHALLENGE>
<X-FC-USER TICKET>
<X-FC-USER ADDRESS>
<X-FC-USER DISKUSE [SCALED]>
<X-FC-USER DISKQUOTA [SCALED | UNLIMITED]>
<X-FC-USER PRIV [Privilege]*>
<X-FC-USER AUTH> ユーザがログイン済みの登録ユーザの場合は1を返し、ユーザが認証されていないかゲストアカウントにログインしている場合は0を返します。
<X-FC-USER UID> 現在のユーザのユーザIDを出力します。ユーザが認証されていない場合は何も返されません。
<X-FC-USER NAME> 現在のユーザの名前を出力します。ユーザが認証されていない場合は何も返されません。
<X-FC-USER PASSWORD> ユーザがテキスト形式のパスワードを使ってログインした場合に、現在のユーザのパスワードを出力します。ユーザが認証されていない場合は何も返されません。
<X-FC-USER MD5CHALLENGE> ユーザがMD5を使ってログインした場合に、現在のユーザのMD5チャレンジ文字列を出力します。ユーザが認証されていない場合は何も返されません。
<X-FC-USER MD5DIGEST> ユーザがMD5を使ってログインした場合に、現在のユーザが利用するパスワードのMD5ダイジェストを出力します。ユーザが認証されていない場合は何も返されません。
<X-FC-USER <DiskData><Format>> 現在のユーザのDISKUSEまたはDISKQUOTAを出力します。
<DiskData>は、DISKUSEとDISKQUOTAのいずれかです。
<Format>は、空白(バイト単位でデータを受け取ります)、SCALED(バイト、K、Mなど、最も適切な単位でデータを表します)、またはUNLIMITED(割り当てが無制限の場合は1を返し、それ以外の場合は0を返します)のいずれかです。
<X-FC-USER PRIV [Privilege]*> 現在のユーザの権限レベルを出力します。権限を指定しない場合は、現在のユーザが持つすべての権限のビットマスクが出力されます。権限を1つ以上指定した場合、ユーザが指定の権限をすべて所有している場合は1、そうでない場合は0が出力されます。権限の名前では大文字と小文字は区別されません。
権限については、[ユーザ情報]フォームおよび[グループ権限]フォームの各種の権限チェックボックスが参照されます。
以下は、利用可能な権限、それらのビットマスクでの数値、および機能の簡単な説明の一覧です。
Administrator 0x00000001
ユーザは管理者または副管理者です。
Upload 0x00000002
ユーザはシステムにファイルをアップロードできます。
Chat 0x00000004
ユーザはチャット機能を使用できます。
Mail 0x00000008
ユーザは個人のメールを作成および送信したり、自分のデスクトップ上にアイテムを作成したりできます。
Conferencing 0x00000010
ユーザは会議室にメールを送信できます。
ViewResumes 0x00000020
ユーザは他のユーザのプロフィールを表示できます。
CmdLineAccess 0x00000040
ユーザはCLUIを使ってログインできます。
GUIAccess 0x00000080
ユーザはFirstClassクライアントを使ってログインできます。
Search 0x00000100
ユーザは検索機能を使用できます。
ChgPrefs 0x00000200
ユーザは自分の基本設定、プロフィール、およびパスワードを編集できます。
SeePrivate 0x00000400
ユーザは非登録のユーザおよび会議室を閲覧できます。
Download 0x00000800
ユーザはシステムからファイルをダウンロードできます。
CrtConfs 0x00001000
ユーザは会議室を作成できます。
EditPrivate 0x00002000
ユーザは自分または他のユーザのユーザ情報を編集できます。
Unread 0x00004000
ユーザは未読/既読の切り替え機能を使用できます。
Unsend 0x00008000
ユーザは送信取り消し機能を使用できます。
Urgent 0x00010000
ユーザは自分のメッセージの重要度と秘密度を設定できます。
ViewUserData 0x00020000
ユーザは自分または他のユーザのユーザ情報を閲覧できます。
Forward 0x00040000
ユーザは転送機能を使用できます。
Receipt 0x00080000
ユーザはメッセージの受け取りオプションを使用できます。
AutoMail 0x00100000
ユーザは自動返信および自動転送機能を使用できます。
AddrBook 0x00200000
ユーザは[コンタクト]を作成および使用できます。
SetExpiry 0x00400000
ユーザはコンテンツの有効期限を設定できます。
NoUserExpiry 0x00800000
ユーザアカウントが無期限です。
WorkOffline 0x01000000
ユーザはFCパーソナルと同期します。
HomePage 0x02000000
ユーザは[マイWebサイト]フォルダを作成および使用できます。
InternetAccess 0x04000000
ユーザはWebインタフェースを使ってログインできます。
Calendaring 0x08000000
ユーザは個人カレンダーを作成および使用できます。
VoiceAccess 0x10000000
ユーザはテレフォンユーザインタフェースを使ってログインできます(FirstClass音声サービスが必要です)。
InternetImport 0x20000000
ユーザはメールのインポートフォームを作成および使用できます。
Internet Import 0x0000000020000000
ユーザは自分の[メールのインポート]フォームを設定できます。
FileSharing 0x0000000040000000
ユーザは[マイ共有ドキュメント]フォルダを作成できます。
ChgPassword 0x0000000080000000
ユーザは自分のパスワードを変更できます(以前の「ChgPrefs」権限の一部です)。
ViewPresence 0x0000000100000000
PublicChat 0x0000000200000000
ユーザは公開チャットに参加できます。
AutoForward 0x0000000400000000
ユーザは自動転送を設定できます(以前の「AutoMail」権限の一部です)。
CrtResume 0x0000000800000000
ユーザは自分のプロフィールまたは会議室を作成および編集できます(自分のプロフィールの編集は以前の「ChgPrefs」権限の一部です)。
MailRules 0x0000001000000000
ユーザはメールルールを作成および編集できます(以前の「AutoMail」および「SetExpiry」権限の一部です)。
MailboxACL 0x0000002000000000
ユーザは自分のメールボックスに対する権限を設定できます(以前の「SetExipry」権限の一部です)。
EditPresence 0x0000004000000000
Call 0x0000008000000000
ユーザは「電話」機能を使用できます(音声サービスが必要です)。
CrtCalendar 0x0000010000000000
ユーザは共有カレンダー、備品カレンダー、および場所カレンダーを作成できます。
CrtContact 0x0000020000000000
ユーザは共有コンタクトデータベースを作成できます。
EditOrgDirNames 0x0000040000000000
ユーザはOrgDirに名前を登録できます。
CrtChat 0x0000080000000000
ユーザは公開チャットを作成できます。
VoiceMenus 0x0000100000000000
ユーザは音声メニューを作成、編集できます。
CopyClip 0x0000200000000000
ユーザはFirstClassクライアントでクリップボードにデータをコピーできます。
SaveLocal 0x0000400000000000
ユーザはFirstClassクライアントでローカルにデータを保存できます。
Printing 0x0000800000000000
ユーザはFirstClassクライアントでデータを印刷できます。
WebAccess 0x0001000000000000
ユーザはHTTPを使ってログインできます(以前の「Internet Access」権限の一部です)。
DirAccess 0x0002000000000000
ユーザはLDAPを使ってログインできます(以前の「Internet Access」権限の一部です)。
FileAccess 0x0004000000000000
ユーザはCIFS/FTPを使ってログインできます(以前の「Internet Access」権限の一部です)。
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