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アイテムタグと受信者タグの構文
(X-FC-ITEM/X-FC-LIST-ITEM/X-FC-CALENDAR-ITEM/X-FC-RECIPIENT)


インターネットサービススクリプトAPIにおけるタグの多くは、さまざまな種類のオブジェクトのヘッダ情報にアクセスするために使用されています。これらのタグは、アクセスしようとするヘッダ情報に対応するそれぞれのオプションを持っていますが、ヘッダ情報を取得しようとする記述方法はほとんど同じです。

構文:

<headertag headertagoptions DATA[ItemData] ItemDataFormat]>
<headertag headertagoptions COLUMN[ItemData] ItemDataFormat>

ここで、headertagはこの種類の特別なX-FCタグです。また、headertagoptionsは、このタグから取得するヘッダ情報を指定するための、このタグに固有の1つあるいは複数の引数です。

ItemData引数は、ヘッダから取得するデータを指定します。この引数は、さまざまな種類のヘッダオブジェクトに共通の「ハード」データフィールドか、あるオブジェクト専用の「ソフト」データフィールドのいずれかを取ることができます。(ハード、ソフト含め)すべてのデータフィールドは数値IDを持っており、ItemData引数で使用してフィールドにアクセスすることができます。また、ハードデータフィールドの大半は名前を持っており、アクセスの際に使用できます。通常、1000未満のIDを持つフィールドはすべてハードフィールドです。ただし、一部のフィールドのIDは、8000から8900の間です。この範囲以外のIDを持つヘッダフィールドは、通常はソフトフィールドです。

ItemDataFormat引数によって、このタグを使用して取得するデータの表示方法が決まります。ここで使用できる値はフィールドによって異なります。特に、ハードフィールドの多くは、各フィールドに固有の特別なItemDataFormat値を持っています。

以下は、ハードフィールドの一覧です。各フィールドで、最初に記載されているのはフィールドIDで、名前がある場合はその後ろに名前が記載されます。ハードフィールドは、数値IDの小さい順に保存されています。




Header field -3 (Group)

「-3」フィールドは、一覧で使用される特別なローカル値で、アイテムのグループ化ステータスを表示します。
「-3」フィールドは、次の2つのItemDataFormatに対応しています。

STATE
このアイテムのサブアイテムがある場合、そのサブアイテムの状態を表示する整数値を出力します。
0       このアイテムにはサブアイテムがないことを示します。
1       このアイテムにはサブアイテムがありますが、グループが折りたたまれた状態であることを示します。
2       このアイテムにはサブアイテムがありますが、グループが展開されている状態であることを示します。

INDENT
このアイテムのインデントレベル(このアイテムがネストしているグループの階層数)を表す整数値を出力します。
0       このアイテムがグループに所属していないことを示します。

ItemDataFormatを指定すると、出力結果は32ビットの数値となり、下位16ビットで状態を、上位16ビットでインデントレベルを表します。





Header field 0 (ObjType)

Objtypeフィールドには、アイテムがメッセージ、ドキュメント、あるいはフォルダである標準的なオブジェクトタイプが含まれます。
Objtypeフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
オブジェクトタイプを整数値で出力します。以下のリストは、FirstClass 8.0で定義されているすべてのオブジェクトタイプとその数値IDです。

STRING
使用言語に対応したテキスト書式でオブジェクトタイプを出力します。

ESCAPED
STRINGと同じ内容を出力しますが、出力結果がエスケープ処理されるため、JavaScript変数に割り当てることができます。

IsMsg
オブジェクトタイプがメッセージ(Message、Form、またはConfItemオブジェクトタイプ)であるかどうかによって、1か0を出力します。

IsDoc
オブジェクトタイプがドキュメント(DocumentまたはFormDocオブジェクトタイプ)であるかどうかによって、1か0を出力します。

IsLeaf
オブジェクトがリーフオブジェクトであるかどうかに従って、1か0を出力します。

IsContainer
オブジェクトがコンテナオブジェクトであるかどうかに従って、1か0を出力します。

<specific object type>
指定したオブジェクトタイプにこのオブジェクトタイプが一致するかどうかに従って、1か0を出力します。
のヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、STRINGです。
FirstClass 8.0で定義されているオブジェクトタイプとその数値IDは次の通りです。
0       Desktop
1       Conference
2       Folder
3       ConfItem
4       Message
5       Text
6       File
7       DirList
8       Profile
9       UserList
10      ExternalFolder
11      ACL
12      Form
13      History
14      Chat
15      ChatInvite
16      SystemMonitor
17      FormDoc
19      HitList
20      MemForm
21      User
22      Document
24      Mailbox
31      PermStationery
32      TempStationery
35      FCFile  





Header field 1 (SubType)        

subtypeフィールドは、あるobjtypeの特別なタイプを識別します(例えば、カレンダーは会議室の特別なタイプです)。
subtypeフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
サブタイプを整数値で出力します。以下のリストは、FirstClass 8.0で定義されているすべてのサブタイプとその数値IDです。

RESSTR
使用言語に対応したテキスト書式でサブタイプを出力します。

IsCal
オブジェクトのサブタイプがカレンダーであるかどうかに従って、1か0を出力します。

<specific object subtype>
指定したサブタイプにこのサブタイプが一致するかどうかに従って、1か0を出力します。
このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。
FirstClass 8.0で定義されているオブジェクトのサブタイプとその数値IDは次の通りです。
1       Mailbox
2       OfflineConfs
3       DirSync
4       SiteSync
5       Conferences
6       Gateways
7       AddressBook
8       ModelFolder
9       PrivGroups
10      MailList
11      UserDesktop
12      InternetServicesConfig
13      VoiceServicesConfig
14      ResourceLibrary
15      UserHomePage
16      BookMarks
17      JavaFolder
18      SPAMFilters
19      IVRFolder
20      VoiceGreetings
21      Calendar
22      ResourceCalendar
23      LocationCalendar
24      Volumes
25      MultiVolConferences
26      MemosFolder
27      Certificates Folder
28      GroupCalendar
29      RulesFolder
30      DirServicesConfig
31      EnterpriseServicesConfig
32      MyDocumentsFolder
33      SharedDocumentsFolder
34      AppProfilesFolder
35      AppContainer
36      RosterFolder





Header field 2 (Date)

この日付フィールドは、オブジェクトが最後に更新された日付と時刻を識別します。
標準の日付書式引数を、このフィールドのItemDataFormatとして使用できます(インターネットサービススクリプトの日付書式を参照)。





Header field 3 (Status)

このステータスヘッダフィールドは、さまざまなステータス情報を含むビットマップです。
このステータスフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
オブジェクトのステータスを表すビットマップを10進数で出力します。

HEX
オブジェクトのステータスを表すビットマップを16進数で出力します。

EXTENDED
オブジェクトの拡張ステータスを表すビットマップを10進数で出力します。

EXTENDED HEX
オブジェクトの拡張ステータスを表すビットマップを16進数で出力します。

ISSTATIONERY
所定のオブジェクトがステーショナリであるかどうかに従って、1か0を出力します。

<specific status bit>
所定のステータスビットが設定されているかどうかに従って、1か0を出力します。
このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。
ステータスビット(およびそのステータスビットマップの16進値)は次の通りです。

UnRead  0x8000
Urgent  0x4000
Sent    0x2000
Deleted 0x1000
Outgoing        0x0800
Protected       0x0400
Upapproved      0x0200
Moved   0x0100
AutoOpen        0x0080
Addressed       0x0040
Attachments     0x0020
Subscribed      0x0010
Replicated      0x0008
Partial 0x0004
URLDoc  0x0002
Voice   0x0001

拡張ステータスビット(およびその拡張ステータスビットマップの16進値)は次の通りです。

FromPRA 0x80000000
CanUndelete     0x40000000
CompleteHeader  0x20000000
ReadOnly        0x10000000
PermStationery  0x08000000
OCanUndelete    0x02000000
OFromPRA        0x01000000
View    0x00F00000



現時点で定義されているView値は、次の通りです。

Default = 0
Upper = 1
Lower = 2
Toolbar = 3
ToolbarDropdown = 4
Menu = 5
Invisible = 15





Header field 4 (Location)       

場所フィールドには、このオブジェクトがアイコン表示の画面で配置されている場所のX座標とY座標が含まれます。
この場所フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

POINT
オブジェクトの場所を順序対(X,Y)で出力します。

X
オブジェクトの場所を表すX座標を出力します。

Y
オブジェクトの場所を表すY座標を出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、POINTです。





Header field 5 (Icon)

アイコンフィールドには、このオブジェクトで使用されるアイコンのIDが含まれます。アイコンが設定されていない場合は、0が出力されます。

NUMBER
オブジェクトのアイコンの数値IDを出力します。

IMAGEFIELD
カスタム画像が定義されている場合、その画像のリストフィールドIDが出力されます。

[SMALL|LARGE][IMAGE][DEF][WIDTH|HEIGHT|PATH|HTML|HREF]

パラメータ

SMALLまたはLARGE
アイコンを小さいサイズ(16x16)または大きいサイズ(通常は32x32)にします。

DEF
指定したアイコンが利用できない場合に、適切なデフォルトのアイコンを表す文字を挿入します。

PATH
指定したアイコンへのパスを出力します。

HTML
指定したアイコンへのHTML<img>タグを出力します。

HREF
HTML書式によって生成され、オブジェクトへのリンクの中に含められている<img>タグを出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。





Header field 6 (Size)

このサイズフィールドには、オブジェクトのファイルサイズが含まれます。
このサイズフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

BYTES
オブジェクトのサイズをバイト単位で出力します。

K
オブジェクトのサイズをキロバイト単位で出力します。

SCALED
オブジェクトのサイズを適切な単位に変換して出力します。

SCALEDK
キロバイト以上の単位でオブジェクトサイズを出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、BYTESです。





Header field 7 (Name)

このフィールドには、オブジェクトの名前が含まれます。
この名前フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

STRING
オブジェクトの名前をテキスト文字列で出力します。

LENGTH
オブジェクトの名前の長さをバイト単位で出力します。

ESCAPED
JavaScriptでの使用に適した方法でエスケープ処理したオブジェクトの名前を出力します。

CLIP.nnn
Nnnバイト未満で最も近い文字境界になるよう短くしたオブジェクトの名前を出力します。

HTML
コンテナ一覧での利用に合った形でHTMLタグを付けたオブジェクトの名前を出力します(例えば、送信メッセージを太字にして、先頭に「宛先」という文字を付けるなど)。

HREF
HTML書式によって生成され、オブジェクトへのリンクの中に含められているタグを出力します。

DIRNAME
ディレクトリ一覧での利用に合った形でHTMLタグを付けたオブジェクトの名前を出力します(例えば、接続中のユーザは太字で表示されるなど)。

RECIPNAME
受信者一覧での利用に合った形でHTMLタグを付けたオブジェクトの名前を出力します(例えば、接続中のユーザは太字で表示されるなど)。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、STRINGです。





Header field 8 (Subject)        

このフィールドには、オブジェクトの件名が含まれます。
この件名フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

STRING
オブジェクトの件名をテキスト文字列で出力します。

LENGTH
オブジェクトの件名の長さをバイト単位で出力します。

ESCAPED
JavaScriptでの使用に適した方法でエスケープ処理したオブジェクトの件名を出力します。

CLIP.nnn
Nnnバイト未満で最も近い文字境界になるよう短くしたオブジェクトの件名を出力します。

HTML
コンテナ一覧での利用に合った形でHTMLタグを付けたオブジェクトの件名を出力します(例えば、重要度(高)のメッセージを太字にして、先頭に「[↑:]」という文字を付けるなど)。

HREF
HTML書式によって生成され、オブジェクトへのリンクの中に含められているタグを出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、STRINGです。





Header field 9 (Flag)

このフィールドには、オブジェクトのフラグアイコンに関する情報が含まれます。
このフラグフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
オブジェクトのフラグの数値アイコンIDを出力します。

PATH
オブジェクトのフラグアイコンへのパスを出力します。

ALT
使用言語に対応したテキスト書式でオブジェクトフラグの状態を出力します。

HTML
オブジェクトのフラグアイコンのHTML<img>タグを出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。





Header field 10 (Attach)

このフィールドは、オブジェクトの添付ファイルアイコンのIDを出力します。オブジェクトに添付ファイルがない場合は、0が出力されます。

このフィールドには、ItemDataFormatはありません。





Header field 11 (ThreadID)      

このフィールドは、32ビットの符号付き10進数の順序対[アイテムID:サイトID]で、オブジェクトの内部スレッドIDを出力します。スレッドIDは、そのスレッドにある先頭のアイテムのメッセージIDと一致している必要があります。
このフィールドには、ItemDataFormatはありません。





Header field 12 (MessageID)

このフィールドは、オブジェクトのFirstClassメッセージIDを出力します。このフィールドは、オブジェクトが作成されたFirstClassサーバを示す32ビットのサイト識別子と、オブジェクトが最初に作成されたサーバが生成した32ビットのアイテム識別子で構成されます。この識別子は、元のオブジェクト全体で一意ですが、エイリアスやリンクではないことにご注意ください。このオブジェクトの複数のリンクがある場合(例えば、複数のエイリアスを持つ会議室、複数の受信者がいるメッセージなど)、それらのリンクは元のオブジェクトと同じメッセージIDを持つことになります)。
このメッセージIDフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

PAIR
32ビットの符号付き10進数の順序対[アイテムID:サイトID]でメッセージIDを出力します。

NUMBER
単一の64ビット16進数でメッセージIDを出力します(上位32ビットはメッセージID、下位32ビットはサイトIDです)。

HEX
2つの8桁の16進数をハイフンでつなげた形(アイテムID-サイトID)でメッセージIDを出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、PAIRです。





Header field 13 (SysID)

このフィールドは、オブジェクトの未読追跡システム識別子を32ビットの符号付き数値で出力します。

HEX
システムIDを、8桁の16進数で出力します。

NUMBER
システムIDを、32ビットの符号なし10進数で出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。





Header field 14 (Title)

このフィールドは、オブジェクトのアイコン名を出力します。通常、コンテナとドキュメントの場合はオブジェクトの名前に、メッセージの場合は件名になります。オブジェクトの名前または件名が空白の場合、このタグは常に他の名前を探しに行きます。
このフィールドは、NAME (7)およびSUBJECT (8)のヘッダフィールドと同じItemDataFormatsに対応しています。また、この2つのヘッダフィールドと同じく、デフォルトのItemDataFormatsはSTRINGです。





Header field 15 (InFolder)

このフィールドは、オブジェクトが現在の場所にない場合に、そのオブジェクトへのパスを出力します。通常、このフィールドが入力されるのは、検索一覧だけです。
このフォルダフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

PATH
現在のオブジェクトからオブジェクトの親への相対パスを出力します。

ABSOLUTE
オブジェクトの親への絶対パスを出力します。

URI
PATH書式によって生成されたオブジェクトへの相対パスを出力しますが、URLで利用できるよう適切なエスケープ処理が行われます。

HREF
オブジェクトの親へのHTMLリンクを出力します。

ESCAPED
PATH書式によって生成されたオブジェクトへの相対パスを出力しますが、JavaScriptで利用できるよう適切なエスケープ処理が行われます。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、PATHです。





Header field 16 (Expiry)

このフィールドは、オブジェクトが有効期限切れになり、監査の間にサーバによって自動削除される日付を識別します。
標準の日付書式引数を、このフィールドのItemDataFormatとして使用できます(インターネットサービススクリプトの日付書式を参照)。





Header field 17 (Options)

このフィールドには、メッセージのさまざまな配信オプションが含まれます。
このメッセージオプションフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
オブジェクトのオプションを、16ビットの符号なし10進数で出力します。

PRIORITY
このオブジェクトの重要度を出力します(0=標準、1=高、2=低、3=ジャンク)。

SENSITIVITY
このオブジェクトの秘密度を出力します(0=標準、1=個人、2=非公開、3=会社)。

<specific delivery option>
指定したメッセージ配信オプションが設定されているかどうかに従って、1か0を出力します。メッセージ配信オプションの一覧は、以下を参照してください。
NUMBER書式で出力された場合、最上位の3ビットは重要度を、次の3ビットは秘密度を表します。他のメッセージ配信オプションは、以下に説明するように、独自のビットで表されます。最下位の2ビットは、現時点では使用されません。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。

FirstClass 8.0のメッセージ配信オプションと、Optionsビットマップの16進値は次の通りです。

DELIVERYRECEIPT 0x0200
READRECEIPT     0x0100
ROUTERECEIPT    0x0080
VERBOSERECEIPT  0x0040
REMOTEONLYRECEIPT       0x0020
SUPPRESSNDN     0x0010
RETURNCONTENT   0x0008
MACHINEGENERATED        0x0004





Header field 18 (EndTime)

オブジェクトがカレンダーアイテムの場合、このフィールドにはオブジェクトの終了日時が含まれます。
標準の日付書式引数を、このフィールドのItemDataFormatとして使用できます(インターネットサービススクリプトの日付書式を参照)。





Header field 19 (Charset)

このフィールドは、このオブジェクトが使用する文字エンコードの名前を出力します。
このフィールドには、ItemDataFormatはありません。





Header field 20 (UID)

このフィールドは、このオブジェクトの数値クライアントIDを出力します。
このUIDフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

CLIENTID
宛先URLで使用できる書式(CIDnnnn)でクライアントIDを出力します。

NUMBER
クライアントIDを、32ビットの符号なし10進数で出力します。

ADDRESS
このオブジェクトへのメッセージの宛先指定に使用できる文字列を出力します。出力結果は、オブジェクトが数値クライアントIDを持ち、クライアントIDによる宛先指定に対応するユーザクラスである場合には、CLIENTID書式と同じになり、そうでない場合にはオブジェクトの名前になります。

ADDRESS.ESCAPED
ADDRESS書式が生成する宛先文字列を出力しますが、JavaScript文字列への割り当てに適した形でエスケープ処理されます。

URL
ADDRESS書式が生成する宛先文字列を出力しますが、URLでの使用に適した形でエスケープ処理されます。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、CLIENTIDです。





Header field 21 (NmAttrs1)

このフィールドは、FirstClassディレクトリのオブジェクト(ユーザ、会議室など)に関するさまざまな属性を出力します。

この受信者属性フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
オブジェクトの受信者属性を、16ビットの符号なし整数値で出力します。

USERCLASS[.NUMBER]      
オブジェクトのユーザクラスを8ビットの符号なし整数で出力します。

USERCLASS.STRING
オブジェクトのユーザクラスを、使用言語に対応したテキスト書式で出力します。

USERCLASS.MAILABLE
オブジェクトのユーザクラスが、メールの宛先にできるユーザクラスであるかどうかに従って、1か0を出力します。

USERCLASS.LOCAL 
オブジェクトがローカルユーザであるかどうかに従って、1か0を出力します。

USERCLASS.<specific user class>
指定したユーザクラスにこのオブジェクトのユーザクラスが一致するかどうかに従って、1か0を出力します。FirstClass 8.0のユーザクラスの一覧は、UserClass書式を参照してください。

<specific recipient attribute>
指定した属性が設定されているかどうかに従って、1か0を出力します。

NUMBER書式で出力された場合、最下位の8ビットにはユーザクラスが含まれ、他の受信者属性は以下に説明しているような各ビットで表されます。最上位のビットは、現時点では使用されていません。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。

FirstClass 8.0で定義されている受信者属性とビットマップの16進値は、次の通りです。

EXTENDED        0x0100
RECIPIENT       0x0200
AUTO    0x0400
USEREMOTES      0x0800
MEETINGSTATE    0x1000
LOGGEDON        0x2000
FAT     0x4000





Header field 22 (NmAttrs2)

このフィールドは、FirstClassディレクトリのオブジェクト(ユーザ、会議室など)がディレクトリ一覧に表示されている場合に、そのオブジェクトに関するさまざまな属性を出力します。
このディレクトリアイテム属性フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
オブジェクトのディレクトリ属性を、16ビットの符号なし整数値で出力します。

USERCLASS[.NUMBER]      
オブジェクトのユーザクラスを8ビットの符号なし整数で出力します。

USERCLASS.STRING        
オブジェクトのユーザクラスを、使用言語に対応したテキスト書式で出力します。

USERCLASS.MAILABLE      
オブジェクトのユーザクラスが、メールの宛先にできるユーザクラスであるかどうかに従って、1か0を出力します。

USERCLASS.LOCAL
オブジェクトがローカルユーザであるかどうかに従って、1か0を出力します。

USERCLASS.<specific user class>
指定したユーザクラスにこのオブジェクトのユーザクラスが一致するかどうかに従って、1か0を出力します。FirstClass 8.0のユーザクラスの一覧は、UserClass書式を参照してください。

<specific directory attribute>
指定した属性が設定されているかどうかに従って、1か0を出力します。

NUMBER書式で出力された場合、最下位の8ビットにはユーザクラスが含まれ、他のディレクトリ属性は以下に説明しているような各ビットで表されます。最上位の3ビットは、現時点では使用されません。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。

FirstClass 8.0で定義されているディレクトリ属性とビットマップの16進値は、次の通りです。

LOGGEDON        0x0100
CHATCLOAK       0x0200
HASCHATEXT      0x0400
ALIAS   0x0800
MATCH   0x1000





Header field 23 (UserClass)

このフィールドは、FirstClassディレクトリのオブジェクトのユーザクラスを出力します。
このユーザクラスフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

STRING
ユーザクラスを、使用言語に対応したテキスト書式で出力します。

<specific user class>
指定したユーザクラスにこのユーザクラスが一致するかどうかに従って、1か0を出力します。FirstClass 8.0で定義されているユーザクラスの一覧は、以下を参照してください。

このヘッダフィールドのデフォルトの      ItemDataFormatは、STRINGです。

FirstClass 8.0で定義されているユーザクラスとその数値IDは次の通りです。

0       Any
1       Person
2       Conference
3       FAX
4       Gateway
5       Telecom
6       DeadUser
7       Model
8       Remote
9       System
10      Route
11      PrivGroup
12      MailList
13      MailAlias
14      DBExtension
15      Process
16      ConfGroup
17      Calendar
18      Resource
19      CalGroup
20      Location





Header field 24 (Select)

このフィールドは、オブジェクトのサーバ選択状態を出力します。
このフィールドには、ItemDataFormatはありません。





Header field 25 (FormID)

このフィールドは、オブジェクトの数値フォームIDを出力します。フォームIDは、リストレベルでは利用できないことにご注意ください。
このフィールドには、ItemDataFormatはありません。





Header field 26 (What)

このフィールドは、履歴のアクション文字列を、使用言語に対応したテキスト書式で出力します。
このフィールドには、ItemDataFormatはありません。





Header field 28 (ObjectList)

このフィールドは、セッションモニタの開かれたオブジェクトの一覧に表示されているエントリのアイコンIDを出力します。
このオブジェクト一覧フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

LENGTH
開かれているオブジェクト一覧のエントリ数を出力します。

nnn
一覧内でnnn番目の開いているオブジェクトのアイコンIDを出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、LENGTHです。






Header field 8029 (Rights)

このフィールドは、権限リストに表示されている名前のアクセス権限を出力します。
このフィールドのItemDataFormatは、X-FC-PERMISSIONSタグの引数と同じです。また、X-FC-PERMISSIONSタグと同じく、temDataFormatが指定されていない場合は、その名前の権限を表す10進数が出力されます。





Header field 8030 (FormTimeZone)

このフィールドは、オブジェクトに使用される特定のタイムゾーンの識別子を出力します。

この保存済みタイムゾーンフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
タイムゾーンを、32ビットの符号なし10進数の識別子で出力します。

IsDefault
これがサーバのデフォルトのタイムゾーンであるかどうかに従って、1か0を出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。





Header field 8031 (CalculatedTimeZone)

このフィールドは、オブジェクトに使用される調整済み表示タイムゾーンを出力します。
この調整済みタイムゾーンフィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

NUMBER
タイムゾーンを、32ビットの符号なし10進数の識別子で出力します。

IsDefault
これがサーバのデフォルトのタイムゾーンであるかどうかに従って、1か0を出力します。

LONG
タイムゾーンの名前を、使用言語に対応したテキスト書式で出力します。

SHORT
タイムゾーンを、UTCからの数値オフセット(+/-hhmm)で出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、NUMBERです。





Header field 8044 (ForegroundColor)

このフィールドは、このオブジェクトを表示する時に使用される前景色を出力します。
この前景色フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

RGB
HTMLが使用する#RRGGBB形式で色を出力します。

EXISTS
前景色がこのオブジェクトに設定されているかどうかに従って、1か0を出力します。

NUMBER
32ビットの符号なし10進数で色を出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、RGBです。





Header field 8045 (BackgroundColor)

このフィールドは、このオブジェクトを表示する時に使用される背景色を出力します。
この背景色フィールドは、次のItemDataFormatに対応しています。

RGB
HTMLが使用する#RRGGBB形式で色を出力します。

EXISTS
背景色がこのオブジェクトに設定されているかどうかに従って、1か0を出力します。

NUMBER
32ビットの符号なし10進数で色を出力します。

このヘッダフィールドのデフォルトのItemDataFormatは、RGBです。





Header field 8200 (GreetingStatus)

This field is used in the listing of a voice greetings folder to indicate the current list object's greeting activation state.
The greeting status field supports the following ItemDataFormats:

NUMBER
Outputs the greetings state as a number.

ICON
Outputs a numeric icon ID for the appropriate lamp icon for the object's greeting state

URL or PATH
Outputs the URL to the appropriate lamp icon for the object's greeting state

HTML
Outputs an HTML <img> tag for the appropriate lamp icon for the object's greeting state

HREF
Outputs an HTML <img> tag appropriate lamp icon for the object's greeting state wrapped in a link to the object.

WIDTH
Outputs the width of the appropriate lamp icon for the object's greeting state

HEIGHT
Outputs the height of the appropriate lamp icon for the object's greeting state

The default ItemDataFormat for this header field is NUMBER.





Soft Header Fields

ソフトフィールドの場合に、利用可能なItemDataFormatsは、そのフィールドに保存されているデータのタイプによって決まります。データのタイプは、通常、<X-FC-SCHEMA>タグによって決めることができます。
次のItemDataFormatは、すべてのソフトフィールドで有効です。

EXISTS
このソフトフィールドが存在する場合は1、存在しない場合は0を出力します。

LENGTH
このフィールドのデータの長さをバイト数で出力します。フィールドが存在しない場合は、0が出力されます。

次のItemDataFormatは、すべての文字列フィールドで有効です。

ESCAPED
このItemDataFormatは、JavaScript変数に割り当てられるようにエスケープ処理した文字列としてこのフィールドを出力します。

ALLOWBREAKS
このItemDataFormatは、(改行を含めて)HTMLエンコードされた文字列としてこのフィールドを出力します。

ItemDataFormatが指定されなかった場合、ソフト文字列フィールドはHTMLエンコードされた文字列として出力されますが、改行は非改行スペースに置き換えられます。

次のItemDataFormatは、数値フィールドで有効です。

RGB[,colourformat]
このItemDataFormatは、出力結果を色値として処理し、HTMLの3色指定形式(#RRGGBB)で出力します。オプションのcolourformatパラメータを使用するか、R、G、Bのいずれかを使用すると、色コンポーネントのうち1つだけを出力します。

RGBA
このItemDataFormatは、出力結果をアルファチャンネル(不透過度)情報を持つ色値として処理します。出力結果は、8桁の16進数 RRGGBBAA となります。

NUMBER[,numberformat]
パラメータXを使用すると、フィールドは16進数として出力されます。
パラメータUを使用すると、フィールドは符号なし10進数として出力されます。

ItemDataFormatが指定されなかった場合、ソフト数値フィールドは符号付き10進数として出力されます。

次のItemDataFormatは、選択リスト(入力不可)フィールドで有効です。

NUMBER
このItemDataFormatは、出力結果をフィールドの数値だけにします(対応する選択肢のテキストは出力しません)。

ItemDataFormatが指定されなかった場合、(スキーマによって指定された現在のlang.rezファイルから取り出した)適切な選択肢のテキストが出力されます。



日付フィールドの場合、通常の日付書式引数を使用して、日付フィールドの出力結果を制御できます(インターネットサービススクリプトの日付書式を参照)。




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