Advertising banner:
 
 
 A151
 




Webテンプレートの作成

テンプレートのカスタマイズは、FirstClassクライアント、インターネットサービススクリプト、HTMLHTTPプロトコル、高度なJavaScript、およびCSSに関する実用的な知識を必要とする高度な作業です。また、Webテンプレートの構造と構成をタグレベルで理解することが求められます。X-FCタグとインターネットサービススクリプトの一覧については、HTTP受信APIHTTP送信APIの各ヘルプを参照してください。

Webテンプレートは、以下のいずれかの方法で作成できます。

・FirstClassデザイナーでフォームを作成し、HTML保存する。
・HTMLエディタを使用する。

FirstClassデザイナーを使用する場合は、読み取り専用と編集可能の両方の形式でHTMLドキュメントが自動的に作成されます。一方、HTMLエディタでテンプレートを作成し、テンプレートを編集できるようにしたい場合は、読み取り専用と編集可能の両方のテンプレートを手動で作成しなければなりません。どちらの方法でWebテンプレートを作成する場合でも、Webテンプレートは、編集不可(読み取り専用)バージョンと編集可能バージョンの両方を作成してください。編集不可テンプレートの名前は「フォームID」に、編集可能テン プレートの名前は「Edit.フォームID」になります。

編集可能テンプレートは、読み取り専用テンプレートよりも大きく複雑になるのが普通です。その理由は、特定の動作を開始するための組み込みコードがさらに必要になるためです。下図は、[メッセージ]テンプレートの読み取り専用バージョンと編集可能バージョンの一部です。オレンジ色の丸で囲んだ構文によって、右側のテンプレートが編集可能であることがわかります。

(ダブルクリックで拡大します)

20070120_185653_0.png

以下は、編集可能バージョンおよび編集不可バージョンのテンプレート例です。

・[メッセージ]テンプレート:141Edit.141

Web上で新規メッセージを作成する時は、Edit.141(編集可能)テンプレートが使用されます。受信者がメッセージを読む時は、141(編集不可)テンプレートが開かれます。

・[電話メモ]テンプレート:128Edit.128

「着信あり、メッセージなし」通知を送信するためにWeb上で新規電話メモを作成する時は、Edit.128(編集可能)テンプレートが使用されます。受信者がこの電話メモを読む時は、128(編集不可)テンプレートが開かれます。

・[コンタクト]テンプレート:119Edit.119

Web上で新規コンタクトを作成する時は、Edit.119(編集可能)テンプレートが使用されます。このアドレスをWeb上で開く時は、119(編集不可)テンプレートが開かれます。

その他の例については、テンプレートのフォルダ内を参照してください。

Webユーザが新しいオブジェクトメッセージやドキュメントなどを作成する場合、インターネットサービスは、まず対応するクライアント用フォームと一致するテンプレートフォームIDを検索して取得します。フォームIDが一致するテンプレートを検出できなければ、インターネットサービスはテンプレート[95]をデフォルトとして読み込みます。また、オブジェクトのフォームIDと一致する編集可能テンプレートを検出できなければ、インターネットサービスはそのテンプレートの読み取り専用バージョンを読み込みます。

編集不可テンプレート(読み取り専用)では、ドキュメントの表示は可能ですが、編集は一切できません。例えば、電子メールメッセージを受信して開いた時は、そのメッセージを読むことしかできません。このメッセージを編集するには、返信メッセージを作成するか、別のユーザへの転送メッセージを作成しなければなりません。この動作を実行するとそのテンプレートが編集可能になるのは、実際にはそのテンプレートの編集可能バージョンが開かれているためです。



hirosue Shino Web Site