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プロトコルとドメイン別のクラスタサービス

プロトコルとドメインを組み合わせてインターネットサービスをクラスタ化することができます。以下の例では、従業員と顧客が利用するHTTPサービスFTPサービス、およびメールサービスとニュースサービス(SMTPとNNTP)分離することとします。合計で4台インターネットサービス用マシンを使用して、ドメインとプロトコルを組み合わせたクラスタを設定します。

clip_image002.jpg

clip_image004.jpg

20070112_164540_0.png ヒント

このクラスタ設定を行うために使用するシステムのフォームは、以下の通りです。

元のインターネットサービス

・[インターネットの基本設定]フォーム
・[ゲートウェイの設定]フォーム

すべてのクラスタサービス

・[インターネットの基本設定]フォーム
・[ゲートウェイの設定]フォーム





3つのクラスタサービスの新規作成

まず、以下の3つの新しいクラスタを作成します。

・C News & Dir Services Config
・C Web Services Config
・E Web & Dir Services Config

クラスタサービスの作成と同じ手順で作成してください。

20070112_164714_1.png 注意

基本的なクラスタサービスの作成手順で説明されていないフィールドは空白にし、空白になっていない場合はクリアしてください。

この設定では、元のインターネットサービスがすべての従業員のメールとニュースをルーティングし、また顧客のメールサービスをサポートします。

[Clustered Services]フォルダは下図のようになります。

20070118_212504_0.png

顧客のWeb用サービスクラスタの設定

次に、以下の手順に従って、顧客のWeb用クラスタを設定します。

1       [C Web Services Config]フォルダを開いてください。

2       [インターネットの基本設定]フォームをダブルクリックしてください。

3       [全般]タブの[プライマリドメイン名]にプライマリサーバの名前を入力し、[プライマリDNS]と[Postmaster宛メールの受信者]に必要な内容を入力してください。

4       [Web]タブで、[HTTPを有効にする]にチェックを入れ、[Web(HTTP)サーバのドメイン名]にWebサーバ名を入力してください。

5       [ファイル]タブで、[FTPを有効にする]にチェックを入れ、[FTPサーバのドメイン名]にFTPサーバ名を入力してください。

6       [サービス]タブの[アカウント名]に、(C Web Servicesなどの)ゲートウェイ名を入力してください。

この名前は、[C Web Services]ゲートウェイのフォームの[メイン]タブにある[サービス名(アカウント名)]と同じ内容にしなければなりません。

7       他のタブのフィールドはすべて空白にしてください。

顧客のニュース・ディレクトリ用サービスクラスタの設定

次に、以下の手順に従って、顧客のニュース・ディレクトリ用クラスタを設定します。

1       [C News & Directory Services Config]フォルダを開いてください。

2       [インターネットの基本設定]フォームをダブルクリックしてください。

3       [全般]タブの[プライマリドメイン名]にプライマリサーバの名前を入力し、[プライマリDNS]と[Postmaster宛メールの受信者]に必要な内容を入力してください。

4       [ニュース]タブで、[NNTPを有効にする]を選択してください。

5       [ニュース(NNTP)サーバのドメイン名]にニュースサーバ名を、[ニュースフィードのサーバ]にニュースフィードを提供するサーバ名を入力してください。

6       [ディレクトリ]タブで[Fingerを有効にする]と[LDAPを有効にする]の両方にチェックを入れてください。

20070112_164714_1.png 注意

[ディレクトリの詳細設定]フォームの[LDAP]タブを使用して、LDAPでSSLを有効にすることができます。セキュリティ証明書の作成についての詳細は、SSL証明書についてを参照してください。

7       [サービス]タブの[アカウント名]に、(C News & Directory Servicesなどの)ゲートウェイ名を入力してください。

この名前は、[C News & Directory Services]ゲートウェイのフォームの[メイン]タブにある[サービス名(アカウント名)]と同じ内容にしなければなりません。

業員のWeb・ディレクトリ用クラスタの設定

次に、以下の手順に従って、従業員のWeb・ディレクトリ用クラスタを設定します。

1       [E Web & Dir Services Config]フォルダを開いてください。

2       [インターネットの基本設定]フォームをダブルクリックしてください。

3       [全般]タブの[プライマリドメイン名]にプライマリサーバの名前を入力し、[プライマリDNS]と[Postmaster宛メールの受信者]に必要な内容を入力してください。

4       [Web]タブで、[HTTPを有効にする]にチェックを入れ、[Web(HTTP)サーバのドメイン名]に従業員用のWebサーバ名を入力してください。

5       [ファイル]タブで、[FTPを有効にする]にチェックを入れ、[FTPサーバのドメイン名]にFTPサーバ名を入力してください。

6       [ディレクトリ]タブをクリックしてください。

7       [Fingerを有効にする]と[LDAPを有効にする]にチェックを入れてください。

8       [サービス]タブをクリックし、[アカウント名]に(E Web & Dir Servicesなどの)ゲートウェイ名を入力してください。

この名前は、[E Web & Dir Services]ゲートウェイのフォームの[メイン]タブにある[サービス名(アカウント名)]と同じ内容にしなければなりません。





元のインターネットサービスのメールとニュースを許可

次に行うことは、以下の手順に従って、元のインターネットサービスを設定することです。

1       元の[Internet Services]フォルダを開いてください。

2       [インターネットの基本設定]フォームをダブルクリックしてください。

3       [全般]タブに入力されている情報が正しいことを確認してください。

4       [メール]タブで、[SMTPを有効にする][POP3を有効にする]および[IMAP4を有効にする]にチェックを入れてください。

5       [SMTPサーバのドメイン名]に、従業員用のメールサーバ名を入力してください

6       [ニュース]タブで、[NNTPを有効にする]にチェックを入れ、[ニュース(NNTP)サーバのドメイン名]に従業員用のニュースサーバ名を入力してください。

7       [サービス]タブをクリックし、[アカウント名]に(Internetなどの)ゲートウェイ名を入力してください。

この名前は、[Internet]ゲートウェイのフォームの[メイン]タブにある[サービス名(アカウント名)]と同じ内容にしなければなりません。

20070112_164714_1.png 注意

[Internet]ゲートウェイのフォームの[サービス名(アカウント名)]と[アカウント番号(ユーザID)]は、すでに入力されているはずです。





各ゲートウェイの設定

最後に、すべてのゲートウェイを各サービスで利用できるように設定します。

1       [C News & Dir Services]ゲートウェイのフォームを開いてください。

2       [ディレクトリ]タブの[このサービスを以下のグループに許可]欄に、顧客の所属するグループを入力してください。

3       [C Web Services]ゲートウェイのフォームを開いてください。

4       [ディレクトリ]タブの[このサービスを以下のグループに許可]欄に、顧客の所属するグループを入力してください。

5       [E Web & Dir Services]ゲートウェイのフォームを開いてください。

6       [ディレクトリ]タブの[このサービスを以下のグループに許可]欄に、従業員の所属するグループを入力してください。

7       [Internet]ゲートウェイのフォームを開いてください。

8       [ディレクトリ]タブの[このサービスを以下のグループに許可]欄に、従業員の所属するグループを入力してください。

最後に、DNSサーバでドメイン名とMXレコードを設定してください。

これで、異なるドメインで別々のサービスが利用できるインターネットサービスクラスタが作成されました。



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