詳細設定の利用
詳細設定(Advanced Settings)では、以下の内容を設定できます。
・メッセージ通知機能を一度に使用できる人数。
・モデム接続時に応答がなくなってから切断されるまでの秒数。
・ディスクの空き容量不足でハードドライブが書き込み保護されるまで利用可能にする最小ディスク容量。
・FirstClassで利用する文字セット。
詳細設定画面の表示
詳細設定(Advanced Settings)画面を開くには、FirstClassツールズのメニューから、[Configure]>[Advanced Settings]を選択してください。下図のような画面が現れます。
Number of network users running notifier(メッセージ通知機能の利用者数)
この値は、メッセージ通知機能を同時に実行できるレギュラーユーザ(リモートアクセスかネットワーク経由でのアクセスが可能なユーザ)の数を表します。FirstClassサーバは通知機能が利用できるユーザの一覧情報を保持し、これらのユーザにメールが送信されたら自動的に通知します。この値は、予想されるユーザ数より10%大きい値にして、最低でも10名のユーザを余分に追加してください。例えば、40 名のユーザがメッセージ通知機能を使用している場合は、この値を50にしてください。また、140名のユーザがメッセージ通知機能を使用している場合は、この値を154にしてください。
Drop calls if no response after(モデム接続のタイムアウト)
この値は、応答のない接続を切断するまでの秒数を表します。例えば、この値を45に設定すると、FirstClassサーバは回線の状況を監視し、45秒を過ぎてもアクティビティがない場合には、その回線を切断して他の応答のために使用します。
Write protect when disk space drops to(ディスク空き容量)
この値は、サーバマシンのボリューム上で必要となる、最低限の空きディスク容量をキロバイト単位で表します。ボリューム上でディスクの空き容量がこの設定値に達すると、FirstClassサーバは、空き容量が増加されるまで、ユーザとゲートウェイからのメッセージの受け入れを中止します。これは、ディスクスペースが完全になくなってもデータが破壊されないようにするためです。
余裕のある容量を指定して、設定値に達した時に、ディスクスペースの空きを増やすかボリュームを追加する措置を取るまでの間、この設定値を小さくしてユーザが引き続きサーバを利用できるようにしてください。最初の設定値は、最大ボリュームサイズの5%にするとよいでしょう。ただし、利用頻度の高いユーザがいる場合はもう少し大きな値にする必要があります。
Character sets(文字セット)
ここに表示されている文字セットは、システム内のあらゆる画面やドキュメントに使用されるデフォルトの文字セットです。FirstClass 6以上では、[System character set](システム文字セット)に設定した文字セットが使用されます。
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