関連トピック
ユーザのエラー、停電、その他予測できない事態によって、ディレクトリの整合性に問題が発生することがあります。
ユーザのデータにエラーがある場合
ユーザのデータが失われたり、損傷が見つかったりした場合は、ユーザや会議室単位の監査を行って、エラーを診断、修復してください。この監査はプロテクトモードで行われますので、削除済みアイテムや期限切れアイテムが消去されることはありません。
多数のディレクトリエントリにエラーがある場合
ディレクトリに登録されている多数のユーザアカウントが失われたり損傷を受けたりした場合は、FirstClassツールズを使用してディレクトリを診断してください。FirstClassツールズを実行するには、サーバをシャットダウンする必要があります。また、FirstClassツールズの使用は、ディレクトリに重大な問題が発生した場合に限定してください。FirstClassツールズを使用する必要があるかどうかわからない場合は、最適な対処方法を判断するために、カスタマーサポートか販売店にご連絡の、この問題について相談してください。
単一のディレクトリエントリにエラーがある場合
ある１人のユーザのディレクトリ情報が壊れていたり、失われていたりした場合は、サーバのパフォーマンスに影響を与えることなく、そのユーザのディレクトリの診断、修復を行うことができます。
ユーザのディレクトリに問題が起こった可能性があるのは、以下のいずれかの状況が発生した場合です。
・管理者のディレクトリ一覧で、以下の情報のうち１つ以上が表示されなくなった場合。
・クライアントID
・ユーザID
・ユーザの姓
・あるユーザがログインできず、エラー1035が返される場合。
・管理者も他のユーザも、ある特定のユーザをメールの宛先に指定できない場合。
・あるユーザが管理者のディレクトリ一覧に表示されるものの、その［ユーザ情報］フォームを開くことができない場合。
単一のディレクトリエントリの診断と修復
手順１−診断
1 ［Admin Help］＞［サーバの管理］＞［ディレクトリの診断］にある［User Directory Diagnostics］を開いてください。
2 ［Step one］の欄で、診断したいディレクトリエントリの［Client ID（クライアントID）］、［User ID（ユーザID）］、［Last name（ユーザの姓）］を入力してください。
 注意この３つのフィールドは必ず入力してください。
3 ［Diagnose（診断）］をクリックしてください。
4 メッセージを送信してください。
返信メッセージが管理者のメールボックスに送られてきます。この返信メッセージは３つの部分に分かれており、各部分が診断フォームで入力した３つのユーザ情報に対応しています。
このユーザのディレクトリの問題がない場合は、どの部分にもエラーは見つかりません。返信メッセージは以下のようになります。
 このユーザのディレクトリに問題があった場合は、その部分にエラーが表示されます。もし１つか２つの部分にはエラーがあったものの、少なくとも１つにはエラーがなかった場合は、このディレクトリエントリを修復することができます。
手順２−修復
1 管理者のメールボックスにて、手順１で送信したディレクトリ診断のメッセージに対して送信取り消し操作を行ってください。
2 ［Step two］欄で、エラーのなかった識別情報を選択してください。
注意［Client Index（クライアントのインデックス）］と残りのどちらかのIndex（インデックス）にエラーがなかった場合は、［Client Index（クライアントのインデックス）］を選んでください。
3 ［Repair（修復）］を選択してください。
4 メッセージを送信してください。
修復確認メッセージが管理者のメールボックスに送られてきます。
このディレクトリエントリが修復されず、さらに問題が発生した場合は、問題を解決するためにカスタマーサポートまでご連絡ください。
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