Advertising banner:
 
 
 C302
 


ACTIVATE
特定のシステム機能を開始します。システムイベントカレンダーを起動するのに使用して、サーバを再起動する必要がないようにすることができます。
構文
ACTIVE SYSCALENDAR


ADD NETWORK/ADD TELECOM
レギュラーユーザやリモートユーザを追加します。
構文
ADD class userID first i last dept pw postaddr phone1 phone2 UG# UG1...UGn
パラメータ

class   
Networkにするとレギュラーユーザを作成します。Telecomにするとリモートユーザを作成します。
userID
ユーザIDです(最大15文字)。
first
i を使わない場合は省略可能です。これは名です(最大半角23文字)。
i
省略可能です。これはイニシャルです(最大半角3文字で半角英数字のみ)。
last
姓です(最大23文字)。
dept
使用しません。空の引用符の組("")を1つ入れてください。
pw
ユーザのパスワードです(最大12文字)。
postaddr
省略可能です。住所です。改行コードを入力するには、\rと記述してください。
phone1
省略可能です。電話番号です(最大79文字)。
phone2
省略可能です。FAX番号です(最大79文字)。
UG#
登録するユーザグループの数です。
UG1...UGn
ユーザを登録するユーザグループ名です(各最大23文字)。
ユーザIDが"SBRAM"、パスワードが"broccoli"、そしてEmployeesとEast Coastユーザグループに所属させる、 Susan A. Bramというレギュラーユーザを追加するには、下記のようなコマンドを入れてください。
        ADD NETWORK SBRAM Susan A Bram "" broccoli "123 Main St.\rToronto" "" "" 2 Employee "East Coast"
ユーザIDが"SBRAM"、パスワードが"broccoli"、そしてEmployeesとEast Coastユーザグループに所属させる、 Susan A. Bramというレギュラーユーザを追加するには、下記のようなコマンドを入れてください。
        ADD TELECOM sbram Susan A Bram "" broccoli "123 Main St.\rToronto" "" "" 2 Employee "East Coast"

\rは住所フィールドの改行文字コードです。
20070112_140556_0.png注意
・ADDコマンドを使用した場合、<dept>パラメータの後にどのような誤記(ユーザグループ名を間違えるなど)があっても、FirstClassサーバはそのユーザアカウントを登録してしまいます。これを修正するには、そのアカウントを削除してFirstClassスクリプトメッセージの送信を取り消し、間違いを修正して再送信するか、[ユーザ情報]フォームで登録内容を修正してください。
・ユーザが最初にログインした際にパスワード変更画面が表示されるようにするためには、パスワードのセキュリティ設定の条件を満たさないパスワードを作成してください。
・最もよくあるエラーは、ユーザグループ数(UG#)の入れ忘れです。ユーザグループの名前を入れ忘れた場合には、サーバコンソールに「Type a number between 0 and 255(0から255までの数字を入力してください)」と表示されます。他のよくあるエラーは、スペース文字を含むグループ名を引用符で囲むのを忘れることです。ユーザグループ名を誤って入力すると、サーバコンソールにはそのグループが存在しない旨のメッセージとエラー1081が表示されます。
・ユーザIDがすでに存在する場合には、サーバコンソールにはエラー1031が表示されます。
・一致する名前がすでに存在する場合には、サーバコンソールにはエラー1080が表示されます。名前が一致してしまうのは、例えば、Susanという名前のユーザが2人いる時に、どちらのユーザIDもsusanで登録しようとするような場合です。
・使用可能なレギュラーユーザライセンスがない場合には、サーバコンソールにはエラー1018が表示されます。
関連するコマンド
PUT USERコマンドを使用して、ADDコマンドで対応していない情報を追加するスクリプトを作成できます。例えば、下のスクリプトでは、sabramというメールエイリアス(フィールドID 1252)をSusan Bramに追加します。
        PUT USER sbram 1252 0 sabram

ADD REMOTE
リモート名を追加します。
20070112_140556_0.png注意
「リモート名」とは、他のサーバ上のユーザを表すディレクトリエントリのことです。リモート名ではなくリモートユーザを追加する場合は、ADD NETWORK/ADD TELECOMを使用してください。
リモート名を追加する前に、そのユーザが登録されているサイトがルートかゲートウェイとして定義されていなければなりません。
構文
ADD REMOTE first i last dept sitename remoteclientID gateway
パラメータ

first
名前です。 i を使わない場合は省略可能です。
i
省略可能です。イニシャルです(最大半角3文字で半角英数字のみ)。
last
姓です(最大23文字)。
dept
使用しません。空の引用符の組("")を1つ入れてください。
sitename
ユーザが登録されているサイトの名前です。
remoteclientID
ユーザの一意のIDです。このフィールドを使用して同姓同名のユーザを区別します。
gateway
このユーザへのメールを中継するゲートウェイです。
Husky Planes Los Angelesサーバに登録されているユーザAllen Smithをリモート名として追加し、このユーザのメールがHusky Planes Boston経由で配信されるようにするには、以下のように入力してください。
        ADD REMOTE Allen "" Smith "" "Husky Planes Los Angeles" 1234 "Husky Planes Boston"



ADD ROUTE
リモートサーバへのルートを追加します。
構文
ADD ROUTE name siteID cost gateway
パラメータ

name    
リモートサーバのサイト名です。
siteID  
リモートサーバのシリアル番号です。
cost
ルートコストです(標準は1ホップ当たり50)。
gateway
このサーバへのメッセージが配信されるゲートウェイです。
Husky Planes Los Angelesへのルートを追加して、メッセージがHusky Planes Boston経由で送られるようにするには、以下のように入力してください。
        ADD ROUTE "Husky Planes Los Angeles" 1001030 50 "Husky Planes Boston"


ADD TELECOM
ADD NETWORK/ADD TELECOMを参照してださい。


AN
サーバにリモート名を追加します。
このコマンドは、ディレクトリ同期処理だけで使用されます。


AUDIT
ユーザまたはコンテナ単位での監査を実行します。
AUDIT OPTIONSを利用すると、管理者は読み取り専用アイテムだけを監査レポートに記録するか、逆に監査レポートから除外することができます。ユーザやコンテナ単位の監査では、常に読み取りアイテムが対象となります。
管理者用ディレクトリでも、ユーザやコンテナ単位の監査を行うことができます。しかし、AUDITコマンドは、ディレクトリに表示されないコンテナに対しても使用できます。
前回の監査以降に削除されたアイテムは、完全に消去されます。必要に応じて、AUDITコマンドの実行前に、削除済みアイテムを元に戻すことができます。期限切れのアイテムには、次回監査時に削除するためのタグが付けられます。必要に応じて、コンテナの有効期限を無期限にしてください。
監査は、指定したコンテナだけに対して実行され、そのコンテナ内にあるサブコンテナは対象となりません。
AUDITコマンドを実行する前に、指定するコンテナが閉じられていることを確認してください。コンテナが開かれているかどうかは、サーバコンソールに表示されます。[ツール]>[承認]を選ぶと、ユーザがコンテナを開けないようにすることができます。
構文
AUDIT path
AUDIT CID cidnumber +p
AUDIT DELAY +p
AUDIT OPTIONS +r -r
パラメータ

path
管理者デスクトップからの相対パスで指定したコンテナです。
DESKTOP userID
ユーザのデスクトップからの相対位置です。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
CID
クライアントIDです。管理者用ディレクトリか[ユーザ情報]フォームで確認できます。
+p
ユーザアカウントの監査を行うか、監査の実行を遅らせる場合にだけ必要です。
+r
読み取り専用アイテムに対する診断結果をレポートします。監査レポートに、読み取り専用アイテムの情報が記録されるようになります。
-r
読み取り専用アイテムに対する診断結果を除外します。監査レポートに読み取り専用アイテムの情報が記録されないようになります。これがデフォルトの設定です。
コマンド例
General Conferences内のStaff Lounge会議室の監査を実行するには、以下のように入力してください。
        AUDIT "general conferences:staff lounge"
ユーザIDがsbramのメールボックスを監査するには、以下のように入力してください。
        AUDIT desktop sbram mailbox
監査のレポートに読み取り専用アイテムの情報が含まれるようにするには、以下のように入力してください。
        AUDIT OPTIONS +r
これで、監査レポートに読み取り専用アイテムの情報が含まれるようになります。また、監査レポートにこの情報が含まれないようにするには、以下のように入力してください。
        AUDIT OPTIONS +r
        アイテムを手動でコンテナにリンクさせる必要がある旨を示すメッセージがサーバから返された場合には、カスタマーサポートまでお問い合わせください。
クライアントIDが1692のユーザSusanに対して監査を実行するには、以下のように入力してください。
        AUDIT CID 1692 +p
システムをバックアップから復元する場合には、監査の開始を遅らせて、起動時に監査が実行されないようにした方がよいでしょう。そのためには、拡張子が.baのテキストファイルを作成し、以下のように入力してください。
        AUDIT DELAY +P


COMPILE
COMPILEコマンドは、コンテナやコンテナ用テンプレートのルール、リソース、列のカスタマイズ設定をコンパイルするために使用します。
構文
COMPILE path
COMPILE DESKTOP USERID path
COMPILE MODEL groupname ""

パラメータ

Path
管理者デスクトップからの相対パスで指定したコンテナです。
DESKTOP USERID Path
ユーザのデスクトップからの相対パスで指定したコンテナです。
MODEL groupname
ユーザグループ、またはコンテナ用テンプレートの名前です。
コマンド例
コンテナの[Rules & Resources]フォルダをコンパイルするには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:employee lounge" "Receive Rule" "" FORMDOC 7027 -1 -1 21 +x
        COMPILE "General Conferences:employee lounge"
ユーザのメールボックスをコンパイルするには、以下のように入力してください。
        NEW desktop sbram mailbox "Receive Rule" "" FORMDOC 7027 -1 -1 21 +x
        COMPILE DESKTOP SBRAM "mailbox"
グループの[Rules & Resources]フォルダをコンパイルするには、以下のように入力してください。
        NEW MODEL "EMPLOYEES" "" "Receive Rule" "" FORMDOC 7027 -1 -1 21 +x
        COMPILE MODEL "EMPLOYEES"


COPY
COPYコマンドは、アプリケーションルールで利用可能なコピー動作に相当するスクリプトです。COPYコマンドは変数とともに使用し、管理者は、構成、リーフアイテム、エイリアス、権限、ルール、および所属グループの設定は同じで名前だけが異なるオブジェクトを作成できます。COPYコマンドによって、リーフアイテム、コンテナ、およびコンテナのエイリアスの複製が作成されます。権限、ルールおよび所属グループの設定も複製されます。
ただし、参加者一覧の設定は引き継がれません。
このコマンドを使用するには、専用のフォームが必要です(FirstClassデザイナーで作成します)。
パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
重要
会議室やカレンダーに対して変数なしでCOPYコマンドを使用した場合、コピーされたコンテナは名前を変更しないと正しく動作しません。
20070112_140556_0.png注意
既存のオブジェクトのコピーではなくエイリアスを作成する場合には、LINK SPECIALLINK PATH、またはLINK USERコマンドを使用してください。
構文
COPY targetpath newpath +nr -c
パラメータ
targetpath
既存のオブジェクトの位置で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
newpath
コピーを作成する位置で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
+r
子会議室やサブフォルダのコピーを作成します。
+n
コピー先パスのコンテナを含めます。
-c
内容はコピーされないようにします。
{}
フィールドIDの後に数字が表示されるようにすることができます。
関連するコマンド
EXPORTENABLEFIELDSUBSTITUTIONIFPGADD、およびRENAMEコマンドをCOPYコマンドと組み合わせて使用すると、独自のワークフローを実行するスクリプトを作成できます。



CHARSET
CHARSETコマンドでは、FirstClassスクリプトの文字セットを設定します。番号を指定しないと、スクリプト内の文字はデフォルトの文字セットとみなされて処理されるようになります。このコマンドは、FirstClassアプリケーションサービスをインストールするスクリプトに有効です。
構文
CHARSET CharSetNumber
パラメータ
CharSetNumber   設定する文字セットを表す番号です。
        レガシ 0
        Windows ラテン文字 1252
        Macintosh Roman 10000
        Windows キリル文字 1251
        Macintosh キリル文字 10007
        Windows 中欧 1250
        Macintosh 東欧 10029
        日本語(Shift-JIS) 932
        中国語(GB 3212 8ビット) 93
        韓国語(KS C 5601 8ビット) 949
コマンド例
文字セットを「Windows ラテン」に設定するには、以下のように入力してください。
        CHARSET 1252
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:English Resources" myforms.fc
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:English Resources" myforms.fc
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:Deutsche Ressourcen" myforms.fc
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:Danske resourcer" myforms.fc
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:Recursos espaoles" myforms.fc
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:Svenska resurser" myforms.fc
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:Ressource franaises" myforms.fc
        UPDATE "Multi-Site Setup:FC Resource Registry:Suomenkieliset resurssit" myforms.fc
        CHARSET

CHGALIAS
ユーザ、会議室、ゲートウェイ、またはルートのインターネットエイリアスを変更します。
20070112_140556_0.png注意
このコマンドは、「メールエイリアス」フィールドにエイリアスを追加するのではなく、完全に上書きします。
構文
CHGALIAS name alias
パラメータ

name
ディレクトリエントリの名前です。登録済みのユーザ、会議室、ゲートウェイ、またはルートを指定できます。一意の名前を指定しなかった場合には、最初に一致した名前が使用されます。
alias
1つまたは複数のインターネットエイリアスを指定します。複数指定する場合はコンマで区切ります。ゲートウェイやルートの場合は、ドメイン名を指定します。
コマンド例
Susan A. Bramのメールエイリアスをsabramに変更するには、以下のように入力してください。
        CHGALIAS "susan a bram" sabram
Emploee Lounge会議室のメールエイリアスをloungeに変更するには、以下のように入力してください。
        CHGALIAS "employee lounge" lounge
関連するコマンド
PUT USERコマンドでも、メールエイリアス(フィールドID 1252)を変更できます。PUT USERコマンドは、常に一意であるユーザIDを使用します。
Susan A. Bram(ユーザIDsbram)のメールエイリアスをsabramに変更するには、以下のように入力してください。
        PUT USER sbram 1252 0 sabram


COPYFLD
2つのフォーム上にある同じフィールドIDのフィールドの内容を、一方のフォームから他方のフォームにコピーします。
構文
COPYFLD source_objdesc fieldID dest objdesc
パラメータ

source_objdesc
コピー元フォームです。
path
管理者デスクトップからの相対パスによって指定されたフォームです。
DESKTOP userID
ユーザのデスクトップからの相対位置です。
SYSPROFILE
システムプロファイルです。
USER userID
[ユーザ情報]フォームです。
CLIENT clientID
クライアントIDで指定された[ユーザ情報]フォームです。
DIRECTORY name
ゲートウェイ、会議室、リモート名およびユーザグループの[ディレクトリ情報]フォームです。
fieldID
FirstClassデザイナーでフィールドに割り当てられた番号です。Example.fcファイル内に一覧表示されています。
dest_objdesc
コピー先のフォームです。上述のsource_objdescと同じパラメータを使用します。

source_objdesc  コピー元フォームです。
path    管理者デスクトップからの相対パスによって指定されたフォームです。
sbramの[ユーザ情報]フォームの[住所]フィールド(ID 1205)をpchuの[ユーザ情報]フォームにコピーするには、以下のように入力してください。
        COPYFLD user sbram 1205 user pchu
ユーザIDは管理者によって変更が可能ですが、クライアントIDは変更できず、同じ番号が重複して利用されることもありません。したがって、FirstClassスクリプトだけてシステム管理作業を行う場合や、外部データベースを使用する場合には、クライアントIDを使用するとよいでしょう。
sbram(クライアントID 1612)の[ユーザ情報]フォームの[住所]フィールドを、pchu(クライアントID 1602)の[ユーザ情報]フォームにコピーするには、以下のように入力してください。
        COPYFLD CLIENT 1612 1205 CLIENT 1602


DEL
サーバに登録されたユーザを削除します。
構文
DEL userID
パラメータ
userID  ユーザに割り当てられたIDです。
ユーザSusan Bram(ユーザID sbram)を削除するには、以下のように入力します。
        DEL sbram
ユーザIDが一致しないとコマンドの実行は失敗し、サーバコンソールにエラー1003が表示されます。
関連するコマンド
すべてのディレクトリエントリを削除するには、REMOVEREMOVE DESKTOPコマンドを使用してください。


DELALL
ディレクトリまたは選択したサイトにあるすべてのルートやリモート名を削除します。このコマンドを使用した後は、リモートサイトとディレクトリの再同期を実行して、現在のリモート名とルートをすべて追加する必要があります。
構文
DELALL class siteID
パラメータ

class
リモート名の場合はREMOTE、ルートの場合はROUTEです。
siteID  
サイトIDです。すべてのサイトを選択する場合は0にします。リモート名を削除する際にサイトを指定すると、そのサイトからのすべてのリモート名が削除されます。ルートを削除する際にサイトを指定すると、そのサイトから受信したすべてのルートが削除されます。
ディレクトリ同期処理を行うには、+tオプションを使用します。
Husky Planes Boston(サイトID 1019026)に登録されている全ユーザのリモート名を削除するには、以下のように入力してください。
        DELALL REMOTE 1019026


DELFLD
フォーム上のフィールド情報を削除します。
構文
DELFLD objdesc fieldID
宛先フィールドを削除する場合には、以下のように入力します。
DELFLD objdesc addressID index
パラメータ

objdesc
対象を指定します。
fieldID
フィールドIDです。
addressID
[宛先]フィールドは4、[CC]フィールドは5、[BCC]フィールドは14です。[会議室の権限][カレンダーの権限]フォーム上の[対象][アクセスレベル][権限]フィールドは29です。これらのフィールドについては上記のIDを使用し、FirstClassデザイナーで表示されるフィールドIDは無視してください。
index
リスト内でエントリを指定する位置です。0は一番上に表示されている名前、1は2番目に表示されている名前、というように続きます。すべてのエントリを選択する場合は-1です。
address
ディレクトリエントリの名前です。登録済みのユーザ、電子メールアドレス、会議室、カレンダー、リモート名、ゲートウェイまたはルートを指定できます。一意の名前を指定しなかった場合には、最初に一致した名前が使用されます。
path
管理者デスクトップからの相対パスによって指定されたフォームです。
DESKTOP userID path
ユーザのデスクトップからの相対位置です。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
PROFILE userID appID formID
ユーザIDで指定した、特定のアプリケーションのプロフィールです。
PROFILE clientID appID formID
クライアントIDで指定した、特定のアプリケーションのプロフィールです。
SYSPROFILE
システムプロファイルです。
USER userID
システムプロファイルです。
DIRECTORY name
ゲートウェイ、会議室、リモート名およびユーザグループの[ディレクトリ情報]フォームです。
PERMISSIONS path
[会議室の権限]フォームまたは[カレンダーの権限]フォームです。
コマンド例
あるメールリストにある6番目のエントリを削除するには、以下のように入力してください。
        DELFLD path "Mail Lists:London" 4 5
コマンド内の4は、[宛先]フィールドを示します。また、5はメールリスト内の6番目のエントリを示します。
このメールリスト内のすべてのエントリを削除するには、以下のように入力してください。
        DELFLD path "Mail Lists:London" 4 -1
sbramの[ユーザ情報]フォームから、メールエイリアス(フィールドID 1252)を削除するには、以下のように入力します。
        DELFLD user sbram 1252
Employee Lounge会議室の権限フォームにある先頭のエントリを削除するには、以下のように入力します。
        DELFLD permissions "General Conferences:employee lounge" 29 0
Employee Lounge会議室の権限フォームからすべてのエントリを削除するには、以下のように入力します。
        DELFLD permissions "General Conferences:employee lounge" 29 -1
[所属]フィールドを更新するには、PGADDPGDELコマンドを使用してください。また、ユーザのデスクトップにあるコンテナのエイリアスを削除するには、REMOVEを使用してください。


DIAGNOSEDIR
20070112_140707_4.png警告
ディレクトリエントリは、ユーザアカウントの重要な要素です。ディレクトリの修復を行う際は、事前に必ずバックアップを作成しておいてください。また、一度FirstClassのカスタマーサポートまでお問い合わせいただいてからディレクトリ修復作業を始めることをお勧めします。
稼働しているサーバ上でディレクトリの診断を行います。以前FirstClassツールズで行っていた機能に代わるものです。ディレクトリの診断は、ユーザレコードに損傷が見られる場合に実行します。特に、登録したはずのユーザや会議室がディレクトリに表示されない場合に行います。
ディレクトリの問題を正しく把握するために、3つの異なる方法で宛先の検索を行ってください。[管理]>[ディレクトリの一覧]を選択して、名前、ユーザID、およびクライアントIDで検索を実行してください。例えば、Susan Bram(ユーザID sbram、クライアントID 1707)が、ディレクトリには表示されるのにサーバにログインできないとします。ディレクトリの問題を確認するために、[検索対象]フィールドを「名前」に設定して、Susan Bramを検索してください。次に、同じフィールドを「ユーザID」に設定して、sbramを検索してください。最後に、[検索対象]フィールドを「クライアントID」に設定して、1707を検索してください。この3つ検索のうち1つが失敗した場合にだけ、ディレクトリに問題があることになります。
ディレクトリは、3重に冗長化されたデータベースで構成されています。DIAGNOSEDIRコマンドは、この3つのデータベースのうち、1つのデータベースにある有効なエントリを見つけるために使用します。有効なエントリが見つかったら、そのエントリをREPAIRDIRコマンドで他の2つのインデックスにコピーします。
この操作には、REPLYコマンドが必要です。オンラインヘルプの[Administration]フォルダの[Admin Resources]内に、ディレクトリの診断と修復に利用できる専用のフォームとスクリプトが用意されています。
構文
REPLY
DIAGNOSEDIR dirdesc pattern CID option
パラメータ

dirdesc
Index, Client, User, Gateway, Conference, Calendar, MailList, Remote, Group, Routeのいずれかになります。
pattern
省略可能です。検索対象の文字列です。
CID
クライアントIDです。dirdescをClientにする場合にだけ必要です。dirdescを他の値を使用する場合には省略可能です。
+n
指定したpatternを名前として処理し、名前のインデックスを検索します。
コマンド例
Susan Bram(ユーザID sbram クライアントID 1707)の有効なエントリがディレクトリにあるかどうかを調べるには、以下のコマンドを実行してください。

REPLY
//Checks the UserID index
DIAGNOSEDIR USER sbram
//Checks the CID index
DIAGNOSEDIR CLIENT 1707
//Checks the Name index, the CID is included to ensure the correct user named Bram is examined, +n is required
DIAGNOSEDIR USER "bram" 1707 +n

サーバから、以下のようなメッセージが返されます。

Diagnostic report for parameters: USER sbram(次のパラメータの診断結果:USER sbram)

[1] (1707) "sbram" Susan  Bram
SUMMARY:
1 entries were diagnosed.(1つのエントリが診断されました)
0 problems found.(発見された問題は0件でした)

もし3つのパラメータのうち1つに問題があることが報告された場合には、REPAIRDIRコマンドで修復することができます。
FirstClassカスタマーサポートから指示があった場合には、インデックス全体の診断を行ってもかまいません。

名前のインデックスを診断するには、以下のように入力します。  
REPLY
DIAGNOSEDIR index name
クライアントIDのインデックスを診断するには、以下のように入力します。
REPLY
DIAGNOSEDIR index cid
ユーザIDのインデックスを診断するには、以下のように入力します。
REPLY
DIAGNOSEDIR index userid

先頭へ
REPAIRDIR
ディレクトリエントリは、ユーザアカウントの重要な要素です。ディレクトリの修復を行う際は、事前に必ずバックアップを作成しておいてください。また、一度FirstClassのカスタマーサポートまでお問い合わせいただいてからディレクトリ修復作業を始めることをお勧めします。
DIAGNOSEDIRコマンドでエラーのないインデックスが見つかったら、REPAIRDIRコマンドを使用して、このエントリを他の2つのインデックスにコピーします。
この操作には、REPLYコマンドが必要です。オンラインヘルプの[Administration]フォルダの[Admin Resources]内に、ディレクトリの診断と修復に利用で切る専用のフォームとスクリプトが用意されています。
この操作には、REPLYコマンドが必要です。
構文
REPLY
REPAIRDIR dirdesc pattern ClientID option
パラメータ

dirdesc
Index, Client, User, Gateway, Conference, Calendar, MailList, Remote, Group, Routeのいずれかになります。
pattern
省略可能です。検索対象の文字列です。
ClientID
クライアントIDです。dirdescをClientにする場合にだけ必要です。dirdescを他の値を使用する場合には省略可能です。
+n
指定したpatternを名前として処理し、名前のインデックスを検索します。

コマンド例
Susan Bram(ユーザID sbram、クライアントID 1707)クライアントIDのインデックスにエラーがない場合に、この正しいエントリを他の2つのインデックスに複製するには、以下のコマンドを送信します。
REPLY
REPAIRDIR client 1707

サーバから下記のメッセージが返されます。
Repair report for parameters: client 1707(次のパラメータの修復結果:client 1707)
Repaired:[1] (1707) "sbram" Susan  Bram(修復しました[1件] (1707) "sbram" Susan  Bram)

名前のインデックスにエラーがない場合に、この正しいエントリを他の2つのインデックスに複製するには、以下のコマンドを送信します。
        REPLY
        REPAIRDIR USER Bram +n

サーバから下記のメッセージが返されます。
        Repair report for parameters: USER sbram +n(次のパラメータの修復結果:USER sbram +n)
        Repaired:[1] (1707) "sbram" susan  bram(修復しました[1件] (1707) "sbram" susan  bram)
DIR
コンテナやリーフアイテムの一覧を返します。また、ファイルやフォルダの数、最終変更日時、コンテナに割り当てられたディスク使用量などの情報も返します。この操作には、REPLYコマンドが必要です。インデックス番号も返されるため、BYINDEXキーワードで使用することができます。
構文
DIR path +lbpsr
パラメータ

path
オブジェクトの位置です。管理者デスクトップからの相対位置で指定します。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
DESKTOP userID path
このパスは、ユーザのデスクトップからの相対位置です。
l
リーフアイテムを表示します。
b
コンテナを表示します。
p
完全パスを表示します。
s
(アイテムごとに)サイズを表示します。
d
(アイテムごとに)日付を表示します。
r
(アイテムごとに)参照番号を表示します。

コンテナの情報を取得するには、以下のように入力します。
REPLY
DIR "general conferences:employee lounge" +bl

サーバから、以下のようなメッセージが返されます。
Contents of: "general conferences:employee lounge"
(次のオブジェクトの情報:"general conferences:employee lounge")
        [B:0] "Message Archive" ""
        [B:1] "Away Today" "Faculty"
        [B:2] "Employee Calendar" ""
        [L:4] "Susan Bram" "Customer Update"
        [L:5] "Susan Bram" "Fire Drill Procedures"
        [L:6] "Susan Bram" "Welcome Paul Chu"
Summary:
        Files: 3        Size: 64 kb     Last file modified on: 2004/05/17  08:40:26
        (ファイル:3個         サイズ:64KB    最終更新日時:2004年5月17日 8時40分26秒)
        Folders: 3      Last folder modified on: 2002/06/11  13:41:45
        (フォルダ:3個 最終更新日時:2002年6月11日 13時41分45秒)

BYINDEXキーワードは、上述のあらゆるアイテムで使用できます。例えば、「Welcome Paul Chu」という件名のメッセージを保護するには、以下のコマンドを送信します。
        PUT PROPERTIES BYINDEX 6 "General conferences:employee lounge" 1016 6 1

BYINDEXの数値が有効なのは、追加や削除が行われるまでの間だけです。会議室に新しいメッセージが送信されると、すべてのインデックス番号は変更されます。
Susan Bramのデスクトップ上にあるアイテムの一覧を取得するには、以下のように入力します。
REPLY
DIR DESKTOP SUSAN "" +lpb
サーバから、以下のようなメッセージが返されます。
Contents of: DESKTOP sbram ""
(次のオブジェクトの情報:DESKTOP sbram "")
        [B:0] "MailBox" ""
        [B:1] "Calendar" ""
        [B:2] "Help" ""
        [B:3] "My Web Site" ""
        [B:4] "Contacts" ""
        [B:5] "My Shared Documents" ""
        [B:6] "My Documents" ""
        [B:7] "School Area" "Model Desktop"
        [B:8] "Student Area" "Model Desktop"
        [B:9] "Susan Bram's Student Portfolio" ""
        [B:10] "Employee Lounge" "Model Desktop"
Summary:
        Files: 0        Size: 0 kb      Last file modified on:
        (ファイル:0個 サイズ:0KB     最終更新日時:)
        Folders: 11     Last folder modified on: 2004/05/12  20:08:36
        (フォルダ:11個        最終更新日時:2004年5月12日 20時8分36秒)


DN
サーバに登録されているリモート名を削除します。
このコマンドは、ディレクトリ同期処理だけで使用されます。



ENABLEFIELDSUBSTITUTION
メッセージの本文領域にある「#」フィールド識別子を、Batch Admin宛に送信したフォームのフィールドデータで置き換えます。このオプションはデフォルトでは無効になっていますが、ENABLEFIELDSUBSTITUTIONコマンドで有効にすることができます。このコマンドの後に続く行に対して、識別されたフィールド内のデータで「#」フィールド識別子を置き換える前処理が行われます。
この前処理を有効にした後で「#」が文字列の一部として必要になった場合は、「#」の前に「\」を置いてください(「\#」とする)。
アプリケーションルールからスクリプトを実行する場合は、このコマンドでセッションのデータにアクセスすることもできます。例えば、ユーザID、クライアントID、または第一組織単位などをこのスクリプトに記述することができます。
構文
EnableFieldSubstitution
#Field ID       
#{Field ID}     
パラメータ

Field ID
必ず数値にしてください。
{}
フィールドIDの後に数字が表示されるようにすることができます。

セッションデータID
以下のIDは、アプリケーションルールの[バッチ管理スクリプトを実行する]とともに使用する場合にだけ利用できます。
#7001   ユーザの名
#7002   ユーザのイニシャル
#7003   ユーザの姓
#7006   ユーザのクライアントID
#7012   ユーザID
#7100   ユーザの完全フォーマット名
#7101   コピーの日付
#7102   コピーの時刻
#7103   選択されたアイテム
#5004   ユーザの第一組織単位
このコマンドのフィールド置換機能を十分に活用するには、専用のフォームを作成する必要があります。例えば、従業員に対して、[Employee Lounge]会議室内にディレクトリには公開されない会議室を作成させたいが、会議室の権限は設定させたくないものとします。また、この会議室には特別なデザインとアイコンを使用するとします。
まず、Employee Conferencesという名のコンテナ用テンプレートを作成し、[表示とリソース]フィールドを「デフォルトのテンプレート表示」に設定します。また、このテンプレートのモデル表示を設定し、権限も設定してください。その際、[ディレクトリに非公開]を有効にしてください。コンテナ用テンプレートを利用すると、所属する会議室の更新が簡単に行えるようになります。
この新しい会議室にユーザが名前を付けることができる簡単なフォームを、FirstClassデザイナーで作成します。会議室の名前は、ID 4001のフィールドに入力されるようにします。また、このフォームにはID 30002のフィールドも配置します。これは、アプリケーションルールの[次の文]フィールドに入力された情報の内容を取得するためのフィールドです。
20061221_102742_5.png

このフォームを含む設定ファイルを、[Employee Conferences]コンテナ用テンプレートの[Rules & Resources]フォルダにアップロードし、ユーザが[Employee Lounge]会議室を次に開いた時にこのフォームを取得できるようにします。
[Employee Template]という名の会議室を保護設定なしで作成し、[Employee Conferences]コンテナ用テンプレートに所属させてください。これにより、サブコンテナ、ドキュメント、および他のコンテナへのリンクをこのサンプルの[Employee Template]会議室に追加できるようになります。
ユーザは、「Employee Lounge」ツールバー上で手動ルールを選択して、このスクリプトを実行します。[Employee Lounge]会議室では「サーバ設定の表示を使用」を有効にし、従業員には[会議室の作成]権限を与えておきます。
20070122_211853_3.jpg
このルールは、下図のように表示されます。
20070122_210753_2.png
このスクリプトは、Employee Conferenceという名のドキュメントに記述し、管理者デスクトップのMy Scriptsという名のフォルダに保存するとします。このドキュメントには、以下のスクリプトを記述します。
ENABLEFIELDSUBSTITUTION
//Employee lounge内のテンプレートのコピーを作成し、所属グループ設定をコピーする
COPY "General Conferences:Employee Template" "General Conferences:Employee Lounge" +nr
//[Get Confirmation]フォームを利用して新しい会議室名を作成する
rename "General Conferences:Employee Lounge:Employee Template" "#4001"
//新しい会議室を保護する
PUT PROPERTIES "General Conferences:Employee Lounge:#4001" 1016 6 1
//ユーザの完全フォーマット名と作成日時をこの会議室の[プロフィール]フォームに追加する。メッセージ本文のフィールドIDは6。
PUT ABOUTPATH "General Conferences:Employee Lounge:#4001" 6 "This conference was created by #7100 on #7101"

対応するフィールド形式
対応するフィールド形式には、[差出人]フィールドの先頭のエントリ、および[添付ファイル]フィールド(7)の先頭のエントリも含まれます。以下は、専用フォームに追加できる最も一般的なフィールドの一覧です。

編集可能フィールド
フィールドの内容はスクリプトで置き換えられます。例えば、会議室やグループの名前などです。
選択リスト(入力可)
あらかじめ定義された一覧をユーザに表示します。例えば、会議室の背景画像として使用できる画像の一覧などです。FirstClassデザイナーで、このフィールドの形式を「リストからのみ選択」に制限することができます。詳細はFirstClassデザイナーを参照してください。
アイコンフィールド
アイコン選択画面をユーザに表示します。例えば、新しいオブジェクトを作成するフォームにアイコンフィールドを配置することができます。これにより、アイコンIDを入力する代わりにアイコン選択画面からアイコンを選べるようになります。
数値フィールド
数字とフィールドIDを区別するための{ }が必要なくなります。



EXECUTE
このコマンドは、他のFirstClassスクリプトを示すために使用されます。アプリケーションルールでは、[バッチ管理スクリプトを実行する]動作を設定できます。これにより、ドキュメント内のスクリプトを実行できるようになります。また、IFコマンドを使用して、IFコマンドの実行結果に応じて2つの異なるスクリプトを実行させることもできます。
構文
EXECUTE script path +af
EXECUTE script attached +af
パラメータ

Script path
FirstClassドキュメントの場所をパスで指定します。
Script attached
メッセージに添付するテキストファイルです。
+a
省略可能です。特定のオブジェクトの添付ファイルをコピーします。
+f
省略可能です。特定のオブジェクトのフォームデータをコピーします。
コマンド例
管理者デスクトップに作成した[My Scripts]フォルダ内の[Create Conference]というスクリプトを実行するには、
        EXECUTE script path desktop admin "My Scripts:Create Conference" +f
アプリケーションルールの動作として実行するには、以下のようにコマンドを入力します。
        EXECUTE script path desktop admin  "My Scripts:Create Conference" +f
アップロードしたテキストファイルとそれに対応する添付ファイル内のスクリプトを実行するには、
        EXECUTE script attached "myscript.txt" +a



ENROLL
ユーザ追加機能に相当するスクリプトです。Members Listとして定義されているフォルダ内でユーザ用のアプリケーションドキュメントを作成します。[Members List]フォルダがない場合は、Rosterという名前で作成されます。
構文
ENROLL USER userid path
ENROLL CLIENT cid path
パラメータ

USER userID
ユーザIDで指定されたユーザです。
CLIENT cid
クライアントIDで指定されたユーザです。
path
管理者デスクトップからの相対パスで指定されたオブジェクトです。
ユーザIDがsbramのユーザを、[FirstClass Applications]フォルダ内の[Projects]フォルダにあるProject Highlandという名のアプリケーションコンテナのMember Listに追加するには、
        ENROLL USER sbram "FirstClass Applications:Projects:Project Highland"
クライアントIDが1752のユーザを、[FirstClass Applications]フォルダ内の[Projects]フォルダにあるProject Highlandという名のアプリケーションコンテナのMember Listに追加するには、
        ENROLL CLIENT 1752 "FirstClass Applications:Projects:Project Highland"



EXIT
サーバによる以降のスクリプト処理を停止させます。POP3クライアントでコマンドを送信する場合に使用できます。
構文
EXIT version
Parameters
version 省略可能です。サーバのバージョン番号です。サーバのバージョンがこのバージョン番号と等しくないか大きい場合に、処理を停止します。
サーバのバージョンが8.1でない場合に処理を停止するには、以下のように入力します。
        EXIT 8100



EXPORT
サーバ上にある既存のオブジェクト情報に応じたクロスプラットフォームのFirstClassスクリプトを生成します。EXPORTコマンドを実行できるのは管理者アカウントだけです。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
サーバから返されるスクリプトには、参加者一覧と所属グループの情報は含まれません。
構文
スクリプトを生成する場合
        EXPORT path name +rnpe -cv
スクリプトを生成して実行する場合
        EXPORT path address BatchAdminPassword ObjDesc +b
パラメータ

path
管理者デスクトップからの相対パスで指定されたエクスポート元オブジェクトです。
Desktop userID path
ユーザのデスクトップからの相対パスで指定されたエクスポート元オブジェクトです。
name
省略可能です。ユーザや会議室のディレクトリ名です。このnameパラメータがない場合、スクリプトは送信者に返されます。
address
バッチ管理コマンドを実行するユーザの名前です。通常、同じサーバ内では、このパラメータは"batch admin"にします。  
ScriptPassword
省略可能です。スクリプトコマンドを実行するのに必要なパスワードです。
ObjDesc
エクスポート元のオブジェクトのパスです。
+r
子会議室やサブフォルダをエクスポートします。
+b
スクリプトをただちに実行します。オブジェクトの生成とエクスポートを同時に行う場合にだけ使用します。
+h
履歴情報を含めます。
+n
エクスポート先パスのコンテナを含めます。
+p
権限フォームの[対象]部分の情報を含めます。権限フォームにあるその他の対応フィールドは、すべてデフォルトで含まれます。ただし、参加者一覧と所属するグループのフィールドは含まれません。
+e
コンテナの列のカスタマイズ情報、ルール、およびリソースを含めます。
-c
メッセージ、ドキュメントおよびファイルを除外します。
-v
表示のプロパティの情報を除外します。
EXPORTコマンドを使用するには、
1       有効なEXPORTコマンドを含むメッセージをBatch Admin宛に送信してください。
        FirstClassは適切な情報を抽出し、その情報をインポートスクリプトの生成に使用します。
2       転送メッセージを作成し、宛先をBatch Adminにしてください。
3       メッセージ本文の<ObjDesc>をインポート先のパスに置き換えてください。
会議室、カレンダー、グループ、およびメールリストは一意の名前にする必要があります。
チャット、フォルダ、メッセージ、会議室内のアイテム、ドキュメント、アップロードしたファイル、ステーショナリ、およびカレンダーの予定と作業は一意の名前にしなくてもかまいません。したがって、調整の必要はありません。
20070112_140556_0.png注意
インポート先のフォルダ、会議室、カレンダーは、あらかじめ作っておかなければなりません。NEWコマンドを利用して手動で作成するか、EXPORTコマンドに+nオプションを付けて作成することができます。
サーバコンソールに「object not found(オブジェクトが見つかりません)」というエラーが表示される場合には、パスが存在しないか、パスを誤って入力している可能性があります。

4       メッセージを送信してください。
EXPORTでは、以下のオブジェクトは対象となりません。
・フォルダ、会議室、またはカレンダーのエイリアスはエクスポートできません(LINK SPECIALコマンドを使用して作り直してください)。
・会議室やカレンダーの権限フォームにある[対象]部分の情報はスクリプトでエクスポートできますが、所属グループと参加者一覧の情報はエクスポートできません。
Internetゲートウェイ経由でスクリプトを送信する場合、送信メールの行の長さがスクリプトの行の長さに対応する設定されていることを確認してください。この設定フィールドは、[Internet Services]フォルダ内の[メールの詳細設定]フォームの[送信]タブ内にあります。サーバコンソールに「object not found(オブジェクトが見つかりません)」エラーが表示された場合は、行の長さがスクリプトの長さより短く設定されている可能性があります。

EXPORTコマンドは、新しいオブジェクトを作成してフィールドデータを入力するスクリプトを作成するのに有効です。例えば、新しい会議室を50個作成するのに、正しいスクリプトの構文がわからない場合などに利用できます。
1       General Conferences内にBATestというフォルダを作成してください。
2       以下のコマンドを送信してください。
                EXPORT "general conferences:batest" +rn -vc
3       サーバから以下のメッセージが返されます。
                New Relative "" "batest" "" Conference 8 491 82
4       Relative ""を目的のパスに置き換え、batestを目的の会議室名に置き換えてください。
                New "general conferences" "Employee Lounge" "" Conference 8 -1 -1
20070112_140556_0.png注意
生成するインポートスクリプトの情報を最終変更日とスレッドIDにもとづいて指定する方法については、SETEXPORTFILTERSを参照してください。また、添付ファイル名を選ぶ方法については、SETEXPORTOPTIONSを参照してください。

コマンド例の一覧



EXPORTの例
[Employee Lounge]会議室は[General Conferences]フォルダ内にあります。この会議室には、メッセージ、ドキュメント、アップロードされたファイル、子会議室、フォルダ、およびカレンダーがあります。
[Employee Lounge]会議室の中にある(すべてのメッセージ、ドキュメント、カレンダーアイテム、アップロードファイルに加えて)会議室、フォルダ、カレンダー、表示のプロパティの情報を含むスクリプトがサーバから返されるようにするには、以下のように入力します。
        EXPORT "general conferences:Employee Lounge" +r
スクリプトの生成と処理を同時に行うには、以下のように入力します。
        EXPORT "general conferences:employee lounge" "batch admin" "" "general conferences:management area" +br
子会議室やカレンダーの権限フォームの[対象]部分を含む(+p)スクリプトがサーバから返されるようにするには、以下のように入力します。
        EXPORT "general conferences:Employee Lounge" +rp
上記のスクリプトには、[Employee Lounge]という名の会議室を作成したり、[Employee Lounge]会議室の権限フォームの内容を設定したりするコマンドは含まれません。
サブコンテナの権限フォームの[対象]部分を含み、内容(-c)や表示のプロパティ(-v)の情報を含まないスクリプトがサーバから返されるようにするには、以下のように入力します。
        EXPORT "general conferences:Employee Lounge" +rp -cv
このスクリプトには、[Employee Lounge]会議室を作成したり、[Employee Lounge]会議室の権限を設定したりするコマンドは含まれません。
[Employee Lounge]会議室(+n)の権限フォームの[対象]部分(+p)を含み、サブコンテナ(+rを入れない)や内容(-c)、および表示のプロパティ(-v)を含まないスクリプトがサーバから返されるようにするには、以下のように入力します。
        EXPORT "general conferences:Employee Lounge" +pn -cv
[Employee Lounge]会議室(+n)のルール(+e)を含み、サブコンテナ(+rを入れない)、内容(-c)、および表示のプロパティ(-v)を含まないスクリプトがサーバから返されるようにするには、下記のように入力します。
        EXPORT "general conferences:Employee Lounge" +en -cv
Employee Lounge会議室(+n)を再作成し、権限フォーム上の[対象]部分(+p)、ルール(+e)、すべてのコンテナ(+r)を再現するスクリプトがサーバから返されるようにした場合、すべてのコンテナのルール、内容、権限フォーム、および表示のプロパティの情報も返されます。内容と表示のプロパティの情報は、デフォルトで含まれます。
        EXPORT "general conferences:Employee Lounge" +nper
Employee Lounge会議室(+n)を再作成し、権限フォーム上の[対象]部分(+p)、ルール(+e)、すべてのコンテナ(+r)を再現するスクリプトがサーバから返されるようにした場合、すべてのコンテナの権限フォームとルールの情報も返されます。内容(-c)と表示のプロパティ(-v)が含まれないようにするには、下記のように入力します。
        EXPORT "general conferences:Employee Lounge" +nper -cv

EXPORT DESKTOPの例
sbramのコンタクトフォルダをpchuのコンタクトフォルダにエクスポートするには、以下のコマンドを実行してください。
        EXPORT DESKTOP sbram "Contacts"
サーバがスクリプトを返したら、転送メッセージを作成し、本文の<ObjDesc>を以下のコマンドに置き換えてbatch admin宛に送信してください。
        DESKTOP pchu "Contacts"
sbramのコンタクトフォルダをpchuのコンタクトフォルダにエクスポートする作業を一度に行うには、以下のコマンドを実行してください。
        EXPORT DESKTOP sbram "Contacts" "batch admin" "" DESKTOP pchu "Contacts" +b
ルールについては、FirstClassスクリプトですべて対応できるわけではありません。ルールを作成したり既存のルールを変更したりすることはできますが、ルールを削除することはできません。
sbramのメールボックスからルールをpchuのメールボックスにエクスポートするには、以下のコマンドを実行してください。
        EXPORT DESKTOP sbram "mailbox" +ne -cv
サーバからスクリプトが返されたら、転送メッセージを作成して、以下の変更を加えてください。
        ・<ObjDesc>をDESKTOP pchuに変更してください。
        ・メールボックスを作成し、権限を設定するコマンドをコメントアウトしてください。
        ・Paulのメールボックス内に[Conference Mail]フォルダを作成するコマンドを追加してください。
//メールボックス内にフォルダを作成する
NEW DESKTOP pchu "mailbox" "Conference Mail" "" folder 26093 -1 -1

SetBase DESKTOP pchu

SetRelative FromBase Path ""
//New Relative "" "MailBox" "" Conference 23009 60 57 +P
//Put Permissions Relative "MailBox" 1012 7 0 1006 14 0 1004 14 0 2008 7 0 1000 6 0 1002 6 0 1001 6 0 1007 7 0 2009 7 6

SetBase FromBase Path "MailBox"
SetRelative FromBase Path ""


// Reference: 1:20134
New Relative "" "File in Folder" "" FormDoc 23047 112 15 23 23 -U+X
Put Previous 8120 7 1252 8140 0 8141 0 9 ""
Put Previous 13801.0 7 1 13810.0 7 11 13806.0 7 21 13821.0 7 2 13830.0 7 1 13832.0 0 "Conference Mail"
Put Properties Previous 13801 7 1
Put Properties Previous 13830 7 1
Put Properties Previous 1018 14 -1127673958

Compile Relative ""

SetRelative FromBase Path ""



IF、ELSE、ENDIF
これらのコマンドによって、FirstClassスクリプトで論理フローを制御できるようになります。スクリプトを実行する場合、各IFコマンドにENDIFコマンドを組み合わせて使用しなければなりません。また、各IFコマンドに、ELSEコマンドを1つ組み合わせる場合があります。
警告メッセージが出ないようにするためにIFコマンドを利用するのは、あまり意味がありません。例えば、ユーザのデスクトップからフォルダを削除したいが、そのフォルダが存在しているかどうかわからないような場合です。この場合、フォルダの存在をチェックしてから削除するスクリプトを作成するより、フォルダが存在していなくてもフォルダの削除動作を行うスクリプトを作成した方が効率的です。
また、[ユーザ情報]フォームの[ディレクトリに公開]権限を有効にしたいユーザが数多くいるような場合も同様です。[ディレクトリに公開]権限がすでに有効になっているユーザがいると考えられる場合でも、現在の権限設定をチェックするよりも、単純にすべてのユーザに対して権限を有効にする方がはるかに効率的です。複雑なスクリプトを書く必要なくなり、サーバが行わなければならない作業も少なくて済みます。
構文
IF Expression Test Expression
        条件が真に評価された時に実行させるコマンド
ELSE
        条件が偽に評価された時に実行させるコマンド
ENDIF
パラメータ

OBJECT path EXISTS
指定されたオブジェクトが存在するかどうかを調べます。
OBJECT path MISSING
指定されたオブジェクトが存在しないかどうかを調べます。
FIELD FieldID EXISTS
スクリプトの対象となっているフォーム上のフィールドに、データが入力されているかどうかを調べます。
FIELD FieldID MISSING
スクリプトの対象となっているフォーム上のフィールドに、データが入力されていないかどうかを調べます。
FORMFIELD path FieldID EXISTS
他のフォーム上のフィールドにデータが入力されているかどうかを調べます。
FORMFIELD path FieldID MISSING
他のフォーム上のフィールドでデータが入力されていないかどうかを調べます。
FIELD FieldID test fieldvalue
スクリプトの対象となっているフォーム上のフィールドの内容を、指定されたパターンで調べます。
FIELD FieldID test FIELD FieldID
スクリプトの対象となっているフォーム上にある2つのフィールドの内容を比較します。
FORMFIELD path FieldID test fieldvalue  
パスで指定された他のフォーム上のフィールドの内容を調べます。
test
以下のパターンから1つを選んで、数値を比較します。
    <
より小さい
    <=
より小さいか等しい
    ==
等しい
    =!
等しくない
    >=
より大きいか等しい
    >
より大きい
path
オブジェクトの位置です。管理者デスクトップからの相対位置で指定します。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
DESKTOP userID path
ユーザのデスクトップ上のオブジェクトです。このパスは、ユーザのデスクトップからの相対位置です。
fieldID
フィールドIDです。
fieldvalue
フィールドの値です。引用符で囲む必要がある場合があります。フィールドの値は、チェックボックス、ポップアップ、および数値に対しては数値で示さなければなりません。ポップアップの値は、FirstClassデザイナーで調べることができます。

OBJECTの例
複雑なスクリプトを書く前に、IFコマンドが予測どおりの結果を返すかどうか確認する作業から始めるとよいでしょう。
以下のスクリプトを実行すると、[Employee Lounge]会議室がGeneral Conferences内に存在するかどうかを確認し、TrueかFalseを含むメッセージが返されます。
IF OBJECT "General Conferences:Employee Lounge" EXISTS
        WRITE True
ELSE
        WRITE False
ENDIF
この単純な作業を行うことで、スクリプトのデバッグ時にIFコマンドの誤りを見つけて削除できるようになります。この例では、Falseが返されたら、構文か表示されたエラーを調べてください。
[Employee Lounge]会議室内にコンタクトデータベースがあり、このエイリアスを販売スタッフ全員のコンタクトフォルダ内に作成する場合を例に取ります。一部の販売スタッフのコンタクトにはこのエイリアスがすでに作成されていますが、全員が確実にこのエイリアスを利用できるようにすることとします。また、コンタクトデータベースの名前をCustomersからEast Coast Customersに変更することにします。したがって、この例では2つの解決すべき問題があります。それは、既存のエイリアスの名前を変更することと、エイリアスが存在しない場合に作成することです。
//ユーザのコンタクトフォルダ内にCustomersのエイリアスがあるかどうかをチェックする
IF OBJECT desktop sbram "Contacts:Customers" EXISTS
        //上の文が真であれば名前を変更する
        rename desktop sbram "Contacts:Customers" "East Coast Customers"
ELSE
        //上の文が偽であればエイリアスを作成する
LINK SPECIAL desktop sbram "Contacts" "General Conferences:Employee Lounge:East Coast Customers"
ENDIF

次の例では、テスト結果によってドキュメント内のスクリプトが実行されます。
//ユーザのコンタクトフォルダ内にCustomersのエイリアスがあるかどうかをチェックする
IF OBJECT desktop sbram "Contacts:Customers" EXISTS
        //上の文が真であれば以下のスクリプトを実行する
EXECUTE SCRIPT PATH desktop admin "scripts:TrueContacts"
ELSE
        //上の文が偽であれば以下のスクリプトを実行する
EXECUTE SCRIPT PATH desktop admin "scripts:FalseContacts"
ENDIF
Formfieldの例
専用のフォームにフィールドIDが1000のチェックボックスがあり、このフィールドの値によって2つの異なるスクリプトを実行するとします。
IF FORMFIELD "General Conferences:Employee Lounge:Event form" 1000 == 1
        //値が1であれば以下のコマンドを実行する
ELSE
        //値が1でなければ以下のコマンドを実行する
ENDIF
専用のフォームにフィールドIDが1000のチェックボックスがあり、そのフィールド値が1であればスクリプトを実行するとします。値が1でなければ、スクリプトを中断します。
IF FORMFIELD "General Conferences:Employee Lounge:Event form" 1000 == 1
        //値が1であれば以下のコマンドを実行する
ELSE
        //値が1でなければコマンドの実行をここで停止する
        ENDSCRIPT
ENDIF
Fieldの例
「リストからのみ選択」が有効になっている選択リストのあるフォームがユーザに提供されているとします。選択肢は、「プロジェクトを新規作成」と「プロジェクトをコピー」の2つです。「プロジェクトを新規作成」がデフォルト値です。したがって、このフィールドを「プロジェクトを新規作成」に設定すると、このフィールドは存在しない(MISSING)状態になります。その理由は、サーバはどのフォームのデフォルト値も保持しないためです。フィールドにデータが保持されるのは、「プロジェクトにコピー」が選択された時だけです。
以下のコマンドのいずれかが使用できます。
IF FIELD 1000 EXISTS
        //フィールドにデータがあるため、プロジェクトをコピーするスクリプトを実行する
        EXECUTE SCRIPT path desktop admin "my scripts:copy project"
ELSE
        //フィールドにデータがないため、プロジェクトを作成するスクリプトを実行する
EXECUTE SCRIPT path desktop admin "my scripts:new project"
ENDIF
または
IF FIELD 1000 MISSING
        //フィールドにデータがないため、プロジェクトを作成するスクリプトを実行する
EXECUTE SCRIPT path desktop admin "my scripts:new project"      
ELSE
//フィールドにデータがあるため、プロジェクトをコピーするスクリプトを実行する
        EXECUTE SCRIPT path desktop admin "my scripts:copy project"
ENDIF
または
IF FIELD 1000 == プロジェクトをコピー
        //フィールドの値が「プロジェクトをコピー」であるため、プロジェクトをコピーするスクリプトを実行する
        EXECUTE SCRIPT path desktop admin "my scripts:copy project"
ELSE
        //フィールドの値が「プロジェクトをコピー」ではないため、プロジェクトを作成するスクリプトを実行する
EXECUTE SCRIPT path desktop admin "my scripts:new project"      
ENDIF
20070112_140556_0.png注意
フォームにID 1000のフィールドがない場合、IFコマンドはフィールドが存在しない(MISSING)状態であると判断します。
同じフォームにプロジェクト名を入力するフィールド(ID 1001)を配置し、IFコマンドを利用して、このフォームにプロジェクト名が存在しない(MISSING)場合にはスクリプトを中断することにします。このスクリプトでは、IFコマンドを入れ子にして使用します。
IF FIELD 1001 MISSING
        REPLY
        WRITE プロジェクトが入力されていないため、このスクリプトは動作しません。
        ENDSCRIPT
ELSE
        ENABLEFIELDSUBSTITUTION
        NEW "general conferences:projects" "#1002" "" CONFERENCE 8 -1 -1 +p
        //この部分は所属グループを設定するコマンドを含むスクリプト。
IF FIELD 1002 == “非公開プロジェクト”
        //フィールドの値が「非公開プロジェクト」であるため、この会議室を[非公開プロジェクト]コンテナ用テンプレートに所属させる。
ELSE
        //フィールドの値が「非公開プロジェクト」ではないため、この会議室を[販売スタッフ]コンテナ用テンプレートに所属させる。
ENDIF
ENDIF
スクリプトを利用して、スクリプトの対象となっているフォームにあるフィールドと、他のフォームにあるフィールドの内容を比較するとします。
        IF FIELD 1000 == FORMFIELD "general conferences:employee lounge:Event form" 1001
関連するコマンド
EXPORTENABLEFIELDSUBSTITUTIONCOPY、およびPGADDコマンドをIFコマンドと組み合わせて使用すると、独自のワークフローを実行するスクリプトを作成できます。



GET
FirstClassオブジェクトからフィールドレベルでデータを抽出します。GETコマンドはフィールドIDごとに要求された3種類のフィールド(fieldID、fieldtype、およびfieldvalue)のデータ行を、PUTコマンドのフィールドリストに合う形式で返します。REPLYコマンドをGETコマンドの前に記述しなければなりません。詳細はPUTコマンドを参照してください。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコ マンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。objdescがない場合は、PATHが使用されます。
構文
REPLY
GET keyword fieldIDs +d +D
・宛先のフィールドを取得するために使用する場合は、以下のように記述します。
REPLY
GET keyword addressID index
パラメータ

ABOUT containername
会議室またはカレンダーのプロフィールです。
ABOUTPATH containername
ディレクトリに登録されていない会議室またはカレンダーのプロフィールです。
CLIENT clientID
クライアントIDで指定された[ユーザ情報]フォームです。または、リモート名やルートの[ディレクトリ情報]フォームです。
DIRECTORY directorytype
会議室(ODInfo)、フォルダ(ODInfo)、ゲートウェイ(ODGateway)、ユーザグループ(ODInfo)の[ディレクトリ情報]フォームです。directorytypeキーワードは、conference、calendar、maillist、またはgroupです。
path
管理者デスクトップからの相対パスで指定されたオブジェクトです。
DESKTOP userID path
ユーザのデスクトップからの相対パスで指定されたオブジェクトです。パスの各要素はコロンで区切ってください。
PROFILE userID appID.formID
ユーザIDで指定した、特定のアプリケーションのプロフィールです。アプリケーションIDとアプリケーションのプロフィールはピリオドでつなげます。
PROFILE clientID appID.formID
クライアントIDで指定した、特定のアプリケーションのプロフィールです。アプリケーションIDとアプリケーションのプロフィールはピリオドでつなげます。
PREFERENCES userid
ユーザの[基本設定]フォームと[印刷レイアウト]フォームです。
PROPERTIES path
Mac OSでは[情報を見る]フォーム、Windowsでは[プロパティ]フォームから情報を取り出すのに使用します。管理者のデスクトップから相対パスで指定します。
PROPERTIES byindex indexnumber path
Mac OSでは[情報を見る]フォーム、Windowsでは[プロパティ]フォームから情報を取り出すのに使用します。
PROPERTIES byindex indexnumber DESKTOP userID path
Mac OSでは[情報を見る]フォーム、Windowsでは[プロパティ]フォームからフィールドの情報を取り出すのに使用します。
PROPERTIES byindex indexnumber path
Mac OSでは[情報を見る]フォーム、Windowsでは[プロパティ]フォームから情報を取り出すのに使用します。インデックス番号(indexnumber)を取り出すにはDIRコマンドを使用します。管理者のデスクトップから相対パスで指定します。
PROPERTIES byindex indexnumber DESKTOP userID path
Mac OSでは[情報を見る]フォーム、Windowsでは[プロパティ]フォームからフィールドの情報を取り出すのに使用します。インデックス番号(indexnumber)を取り出すにはDIRコマンドを使用します。
PERMISSIONS path
会議室、カレンダー、またはコンタクトデータベースの権限フォームです。パスは、管理者のデスクトップから相対パスで指定します。
PERMISSIONS DESKSOP userID path
会議室、カレンダー、またはコンタクトデータベースの権限フォームです。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
USER userID
ユーザIDで指定された[ユーザ情報]フォームです。
USERCONFIG userID
ユーザの[メールのインポート]フォームです。
RESUME userid
ユーザのプロフィールです。
RULES path rulename
コンテナの[Rules & Resources]フォルダです。パスは、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
RULES DESKTOP userid path rulename
コンテナの[Rules & Resources]フォルダです。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
SYSPROFILE
システムプロファイルです。
fieldIDs
取得するフィールドのフィールドIDです。フィールドIDは、FirstClassデザイナーとともにインストールされたExample.fcで調べることができます。
+d +D
省略可能で、大文字と小文字で区別されます。+dはクライアントのフォーマットで時間を返します。+Dはシステムのデフォルトのフォーマットで時間を返します。このパラメータは、[ユーザ情報]フォームの[作成日時]フィールド(ID 1235)および[最終ログイン日時]フィールド(ID 1230)で使用できます。
addressID
[宛先]フィールドは4、[CC]フィールドは5、[BCC]フィールドは14です。権限フォーム上の[対象]フィールドは29です。これらのフィールドについては上記のIDを使用し、FirstClassデザイナーで表示されるフィールドIDは無視してください。
index
リスト内でエントリを指定する位置です。0は一番上に表示されている名前、1は2番目に表示されている名前、というように続きます。-1にすると、すべてのエントリを取得します。


コマンド例の一覧
GETコマンドは、PUTコマンドを作成する際に役立ちます。例えば、[住所]フィールド(ID 1205)と[電話]フィールド(ID 1206)をすべてのユーザに追加したい場合、GETコマンドを利用してPUT構文を作成することができます。
1       FirstClassデザイナーでExample.fcを開いてください。
2       [ユーザ情報]フォーム(フォームID 125)を開き、この2つのフィールドのフィールドIDを調べてください。
3       任意のユーザ(この例ではsbram)に住所と電話を入力してください。
4       以下のようにGETコマンドを記述して送信してください。
reply
GET USER sbram 1205 1206
        サーバからフィールドのID、フィールドの種類、およびフィールドの値が返されます。
                1205 0 "千代田区内神田2-14-3" 1206 0 "0352095780"
5       フィールドの値を適切な内容に置き換えて、PUTコマンドを作成してください。ユーザID pchuのユーザに住所と電話番号の情報を追加する場合は、下記のようになります。
                PUT USER pchu 1205 0 "千代田区内神田2-14-3" 1206 0 "0352095780"

GET ABOUTの例
ディレクトリに公開されているコンテナで使用します。[プロフィール]フォームのタイトル(フィールドID 1000)と本文(フィールドID 6)を取り出すには、以下のように入力してください。 REPLY
        GET ABOUT "General Conferences:Employee Lounge" 1000 6
会議室は、[プロフィール]フォーム(フォームID 97)を使用しています。

GET ABOUTPATHの例
ディレクトリに公開されていないコンテナで使用します。ディレクトリに名前が公開されていない会議室やカレンダーの[プロフィール]フォームからタイトル(フィールドID 1000)と本文(フィールドID 6)を取り出すには、以下のように入力してください。
        REPLY
        GET ABOUTPATH "General Conferences:secret employee lounge" 1000 6

会議室は、[プロフィール]フォーム(フォームID 97)を使用しています。

GET CLIENTの例
ユーザIDは管理者によって変更が可能ですが、クライアントIDは変更できず、同じ番号が重複して利用されることもありません。
Susan A. Bram(ユーザID sbram)のクライアントIDが1602であるとします。sbramの[ユーザID]フィールド(ID 1201)、[名]フィールド(ID 1202)、[イニシャル]フィールド(ID 1203)および[姓]フィールド(ID 1204)を、クライアントIDを指定して取り出すには、以下のように入力します。
        REPLY
        GET CLIENT 1602 1201 1202 1203 1204
サーバから以下の情報が返されます。
        1201 0 "sbram" 1202 0 "Susan  1203 0 "A" 1204 0 "Bram"
クライアントIDを使用して、DIRECTORYキーワードが対応している[ディレクトリ情報]フォームから情報を取り出すこともできます。また、CLIENTキーワードを使用して、リモート名とルートの[ディレクトリ情報]フォームから情報を取り出すことができます。
クライアントIDが1956のリモート名から[メールエイリアス]フィールドの情報を取り出すには、以下のように入力します。
        REPLY
        GET CLIENT 1956 1252
20070112_140556_0.png注意
リモートユーザの[ディレクトリ情報]フォームに表示されているクライアントIDは、リモートサイト上でのクライアントIDです。ディレクトリの一覧を使用して、自サイトでの正しいクライアントIDを調べてください。
[インターネットの基本設定]フォームの、[プライマリドメイン名]フィールド(ID 1001)を取得するには、下記のように入力してください。
        REPLY
        GET "internet services:basic internet setup" 1001

Employee Calendarという名のカレンダーで、Susan Bramがたくさんの予定を登録しているとします。大半のコマンドはオブジェクトの名前を指定して動作させることができますが、このカレンダーでは、多くのイベントがSusan Bramという同じ名前になっています。また、PATHCHARコマンドを使えば件名を指定することができますが、このカレンダーには同じ件名のイベントが複数登録されています。このような場合には、BYINDEXキーワードが使用できます。

以下のコマンドを送信すると、予定のインデックス番号を取り出することができます。
        REPLY
        DIR "general conferences:employee lounge:employee calendar" +pld

サーバから、以下のようなメッセージが返されます。
Contents of: "general conferences:employee lounge:employee calendar"
        [L:2] "Susan Bram" "避難訓練"   2004/05/17  09:06:48
        [L:3] "Susan Bram" "昼食兼勉強会"       2004/04/17  09:08:28
        [L:4] "Susan Bram" "資金調達に関する会議"       2004/05/17  09:09:24
        [L:5] "Susan Bram" "昼食兼勉強会"       2004/05/17  09:45:43

4月の「昼食兼勉強会」の予定に対して操作を行うには、以下のコマンドを入力します。
        REPLY
        DIR BYINDEX 3 "general conferences:employee lounge:employee calendar" 1009
同じ予定の[プロパティ]フォームに対して操作を行うには、以下のコマンドを入力します。
REPLY
DIR PROPERTIES BYINDEX 3 "general conferences:employee lounge:employee calendar" 1016
Susan Bramのデスクトップにあるカレンダーに対して操作を行う場合、コマンドは以下のようになります。
REPLY
GET PROPERTIES byindex 3 desktop sbram "calendar" 1016
詳細については、DIRコマンドを参照してください。

GET DESKTOPの例
SusanのデスクトップにあるWebフォルダ内に保存されたHome Pageというドキュメントの本文を取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET DESKTOP sbram "my web site:home page" 6

GET PROFILEの例
フォームID 4001を使用してローカルアプリケーションを作成したとします。また、アプリケーション作成の際、このアプリケーションのプロフィールを表示するために独自のフォームも作成したとします。アプリケーションの[プロフィール]フォームのIDは1001にしました。ユーザIDで指定されたこのアプリケーションのプロフィールからフィールドID 2001の情報を取得するには、以下のように入力してください。
REPLY
GET PROFILE USER sbram 4001.1001 2001
クライアントIDで指定されたこのアプリケーションのプロフィールからフィールドID 2001の情報を取得するには、以下のように入力してください。
REPLY
GET PROFILE CLIENT 1706 4001.1001 2001

GET PERMISSIONSの例
[コンタクトの権限]フォーム上にある[対象]部分の先頭のエントリを取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge:Customer List" 29 0
[コンタクトの権限]フォーム上にある[対象]部分のすべてのエントリを取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge:Customer List" 29 -1
上の例は、会議室とカレンダーでも利用できます。ただし、[参加者一覧]フィールドと[所属]フィールドは、GETコマンドでは対応していません。
EXPORTコマンドを使用して、権限フォームから利用可能なすべてのフィールドの情報を取り出すことができます。[所属]フィールドと[参加者一覧]フィールドを除く権限フォームの内容を取得するには、以下のように入力してください。

        EXPORT "General Conferences:Employee Lounge:Customer List" +np

GET PREFERENCESの例
[基本設定]フォーム(ID 127)の[返信テキスト]フィールド(ID 1106)を取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET PREFERENCES sbram 1106
20070112_140556_0.png注意
・半角で10000文字を超える値が入力されているフィールドは取り出せません。
・デフォルト値は保存されません。例えば、ユーザが[返信の設定]フィールドをデフォルトの「自動」に設定していると、空のメッセージが返されます。

GET PROPERTIESの例
[Employee Lounge]会議室の[プロパティ]フォームから、[アイコンID]フィールド(ID 1304)、[名前]フィールド(ID 1017)、[場所]フィールド(ID 1020)、および[作成者]フィールド(ID 1043)の情報を取り出し、この会議室が保護されているかどうか([保護]フィールド(ID 1016))を調べるには、以下のように入力してください。
REPLY
GET PROPERTIES "General Conferences:employee lounge" 1304 1017 1020 1043 1016
Susanがデスクトップ上に[Presentations]という会議室を作成したとします。この会議室の[プロパティ]フォームから、[アイコンID]フィールド(ID 1304)、[名前]フィールド(ID 1017)、[場所]フィールド(ID 1020)、および[作成者]フィールド(ID 1043)の情報を取り出し、この会議室が保護(フィールドID 1016)されているかどうかを調べるには、下記のように入力してください。
REPLY
GET PROPERTIES DESKTOP sbram presentations 1304 1017 1020 1043 1016
        For additional field IDs, see the Get Info form (form ID 111).

GET USERの例
ユーザsbramの[ユーザ情報]フォームから[ユーザID]フィールド(ID 1201)、[名]フィールド(ID 1202)、[イニシャル]フィールド(ID 1203)および[姓]フィールド(ID 1204)を取得するには、以下のように入力してください。
REPLY
GET USER sbram 1201 1202 1203 1204
サーバから以下の情報が返されます。
        1201 0 "sbram" 1202 0 "Susan  1203 0 "A" 1204 0 "Bram"
返信メッセージにユーザIDが含まれるように問い合わせを行えば、どのユーザに関する情報なのかを識別できます。1つのコマンドで複数のフィールドに対して問い合わせする方が、複数のコマンドを送信するより効率的です。
[パスワード]フィールド(ID 1217)は、管理者アカウントからのみ取り出すことができます。sbramのパスワードを取り出すには、以下のように入力してくだい。
REPLY
GET USER sbram 1201 1217
MD5形式でパスワードを取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET USER sbram 1201 1217 +m
サーバから以下の情報が返されます。
        1217 0 "brocoli"
sbramの最終ログイン日時を取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET USER sbram 1201 1230 +d
サーバが1904年1月1日を返した場合は、ユーザがサーバに一度もログインしていないことを表します。
ユーザが所属するグループを知りたい場合には、[ユーザ情報]フォームの[このユーザが所属するグループ]フィールドからデータを取り出す必要があります。このフィールドは[宛先]フィールドであるため、フィールドIDは4になります。フィールドの種類は必要ありません。
REPLY
GET USER sbram 4 -1
サーバから、以下の情報が返されます。
4 0 "Regular Users"
4 1 "Employee"
4 2 "East Coast"
sbramが2番目に所属しているグループを知るには、以下のように入力してください。
REPLY
GET USER sbram 4 1
他のフィールドのIDを調べる場合は、FirstClassデザイナーで[ユーザ情報]フォーム(フォームID 125)を開いてください。

GET USERCONFIGの例
sbramの[メールのインポート]フォームから、[アイコンID]フィールド(ID 2005)、[メールサーバ]フィールド(ID 2000)、[ユーザ名]フィールド(ID 2001)、[パスワード]フィールド(ID 2002)、および[メールアドレス]フィールド(ID 2003)を取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET USERCONFIG sbram 2005 2000 2001 2002 2003
のフィールドのIDを調べる場合は、FirstClassデザイナーで[メールのインポート]フォーム(フォームID 68)を開いてください。

GET RESUMEの例
Susan Bramの[プロフィール]フォームから[個人の電子メール]フィールド(ID 11)と個人のWebサイト(フィールドID 1058)を取得するには、以下のように入力してください。
REPLY
GET RESUME sbram 1058 11 -1

-1を付けることで、[個人の電子メール]フィールドの先頭のエントリだけではなく、全エントリが抽出されます。他のフィールドのIDを調べる場合は、FirstClassデザイナーで[コンタクト]フォーム(フォームID 105)を開いてください。

GET RULESの例
「次のフォルダに保存する」というルールが有効になっているかどうか(フィールドID 13800)を判別するには、以下のように入力してください。
REPLY
GET RULES "General Conferences:employee lounge" "次のフォルダに保存する" 13800
サーバから空の引用符の組()が返されたら、このフィールドは有効になっていることを表します。ルールはデフォルトで有効になっているため、値1はサーバに保存されないからです。

GET SYSPROFILE example
システムプロファイルから、[ユーザおよび会議室を作成するボリューム]フィールド(ID 1224)、[シリアル番号]フィールド(ID 1217)、および[バージョン]フィールド(ID 1202)を取り出すには、以下のように入力してください。
REPLY
GET SYSPROFILE 1224 1217 1202
他のフィールドのIDを調べる場合は、FirstClassデザイナーで[システムプロファイル]フォーム(フォームID 122)を開いてください。
関連するコマンド
フィールドの値を変更するには、PUTコマンドを参照してください。
オブジェクトを作成するには、NEWコマンドを参照してください。
インデックス番号を指定してオブジェクトを操作するには、DIRコマンドを参照してください。
すべてのフィールドIDを含むスクリプトを生成するには、EXPORTコマンドを参照してください。



GETADMIN
システム管理者のユーザIDを調べます。自動管理ソフトウェアを使用して、FirstClassを他のサーバソフトウェアと同期させる場合に便利です。このコマンドは、REPLYコマンドと組み合わせて使用してください。
構文
REPLY
GETADMIN

LICENSE
FirstClassのライセンスファイルを使用して、FirstClassサーバをシャットダウンすることなくシステムをアップグレードするのに使用します。ライセンスファイルは、FirstClassツールズでも使用することもできます。
構文
LICENSE operation licensenumber
パラメータ

operation
ADD(登録)またはREMOVE(削除)です。
licensenumber
ライセンスファイルのファイル名です。
コマンド例
LICENSE ADD 123456789.KEY
LICENSE REMOVE 987654321.LIC



HOLD
サーバを一時停止状態にし、ネットワークストアのスナップショットを取ってからサーバを開放できるようにします。一度静止状態になると、サーバは手動で解放されるか割り当てられた時間(デフォルトでは60秒)が経過するまで、大半の要求に応答しなくなります。サーバコンソールでも静止状態にすることができます。
構文
Hold OptionalHoldTime
OptionalHoldTime        サーバが静止状態から解放されるまでの合計時間の秒数です。指定しない場合は、デフォルトの60秒になります。
サーバを2分間一時停止状態にするには、以下のコマンドを送信してください。
        HOLD 120
20070112_140556_0.png注意
一旦このコマンドが実行されると、サーバの開放はサーバコンソール上でしかできなくなります。静止時間が過ぎてサーバが開放されるまで、メッセージを新しく作成することはできません。



INTIATEAPPINSTALL
[アプリケーション設定]フォームにFirstClassアプリケーションを登録し、アプリケーションフォルダを作成します。アプリケーションの登録に失敗すると、スクリプトは終了します。
構文
INITIAEAPPINSTALL appid appname appvendor
パラメータ

appid
1001〜1999。ユーザレベルで登録するアプリケーションです。
2000〜2999。サイトレベルで登録するアプリケーションです。
4000〜4999。ローカルアプリケーションです。
appname
アプリケーション名です。
appvendor
アプリケーションのベンダーの名前です。

Projectsという名のローカルアプリケーションを登録するには、以下のように入力してください。
        INITIATEAPPINSTALL 4001 Projects "Local Application"
このコマンドによって、Projectsという名のフォルダが[FirstClass Applications]フォルダ内に作られます。



LINK PATH
コンテナのエイリアスを作成し、他の会議室やフォルダ内に配置します。このコマンドでは、ユーザのデスクトップ上にあるオブジェクトのエイリアスは作成できません。詳細はLINK SPECIALを参照してください。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
構文
LINK PATH newpath currentpath
パラメータ

newpath
新しいエイリアスを配置する場所で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
currentpath
既存のオブジェクトの位置で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
[General Conferences]フォルダの[Existing Policies]会議室のエイリアスを[Management]会議室内に作成するには、以下のように入力してください。
        LINK PATH "General Conferences:Management" "General Conferences:Existing Policies"
関連するコマンド
会議室のエイリアスの水平および垂直位置を変更するには、LINK SPECIALまたはPUT PROPERTIESを参照してください。
フォルダや会議室をユーザのデスクトップに配置するには、LINK SPECIALまたはPUT PROPERTIESを参照してください。



LINK USER
コンテナのエイリアスを作成し、ユーザのデスクトップに配置します。そのユーザの名前が、[会議室の権限]フォームの[参加者一覧]フィールドに追加されます。LINK USERでエイリアスを作成できるのは、ユーザのデスクトップ上だけです。エイリアスをユーザのデスクトップにあるコンテナ内に配置したい場合には、LINK SPECIALを参照してください。
構文
LINK USER userID currentpath
パラメータ

userID
エイリアスをデスクトップに配置する必要のあるユーザのユーザIDです。
currentpath     
既存のオブジェクトの位置で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
[Employee Lounge]という会議室のエイリアスを作成し、sbramのデスクトップに配置するには、以下のように入力してください。
        LINK USER sbram "General Conferences:Employee Lounge"
関連するコマンド
会議室のエイリアスの水平および垂直位置を変更するには、LINK SPECIALまたはPUT PROPERTIESを参照してください。
LINK SPECIAL
コンテナのエイリアスを作成し、他のコンテナの中に配置します。このコマンドを使用すると、ユーザのデスクトップ上にある既存のコンテナ内にエイリアスを作成できます。このコマンドでは、エイリアスの保護を有効にしたり、位置を決めたり、アイコンを選んだりすることも可能です。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
構文
LINK SPECIAL newpath currentpath +i iconID +l h v +p
LINK SPECIAL DESKTOP userID newpath DESKTOP userID currentpath +i iconID +l h v +p
パラメータ

path
新しいエイリアスの場所で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。パスの各要素はコロンで区切ってください。
DESKTOP userID path
ユーザのデスクトップ上にエイリアスを作成します。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
newpath
新しいエイリアスを配置する場所です。
currentpath
既存のオブジェクトの場所です。
h
新しいエイリアスの水平ピクセル位置で、管理者デスクトップの左上角からの相対位置で指定します。オブジェクトを自動的に配置する場合は、+lオプションを使用しないでください。
v
新しいエイリアスの垂直ピクセル位置で、管理者デスクトップの左上角からの相対位置で指定します。オブジェクトを自動的に配置する場合は、+lオプションを使用しないでください。
+i IconID
省略可能です。このエイリアスに使用するアイコンIDです。
+l h v
省略可能です。新しいエイリアスの水平位置と垂直位置です。
+p
省略可能です。エイリアスの保護設定を有効にします。エイリアスを保護しない場合には、+pを使用しないでください。

コマンド例
Paul Chu(ユーザID pchu)のデスクトップ上にある[My Work]フォルダ内に、Susan(ユーザID sbram)のHusky Planes Policyフォルダのエイリアスを作成します。Susanの[Husky Planes Policy]フォルダは、Working Areaというフォルダ内にあります。
        LINK SPECIAL DESKTOP pchu "My work" DESKTOP sbram "working area:husky planes policy" +i 23007 +l 50 50 +p
20070112_140556_0.png注意
+i、+l、および+pは任意の順序で並べることができ、省略してもかまいません。
[Employee Lounge]会議室内の[Customer Info]コンタクトデータベースのエイリアスをSusanが利用する必要があるとします。[Employee Lounge]会議室は、管理者のデスクトップ上の[General Conference]フォルダ内にあります。そこで、このエイリアスをSusanのコンタクトフォルダに配置することにします。
        LINK SPECIAL DESKTOP sbram "contacts" "General conferences:employee lounge:customer info"
関連するコマンド
会議室のエイリアスの水平および垂直位置を変更するには、LINK SPECIALまたはPUT PROPERTIESを参照してください。
フォルダや会議室をユーザのデスクトップに配置するには、LINK SPECIALまたはPUT PROPERTIESを参照してください。



LIST
ユーザ、リモート名、会議室、カレンダー、メールリスト、およびグループの一覧を生成します。この一覧は、ディレクトリ全体から生成することも、指定したグループだけから生成することも可能です。LISTコマンドは、REPLYコマンドの後に記述しなければなりません。パスワードは空白("")として抽出されます。パスワードの一覧を取り出すには、GETコマンドを使用してください。
構文
・ユーザアカウントの場合
        LIST pattern number G1...Gn +uraxl
・他のディレクトリエントリの場合
        LIST pattern number G1...Gn +cgoz
パラメータ

pattern
省略可能です。検索対象の文字列です。
number
省略可能です。検索するグループの数です。
G1...Gn
検索対象のグループ名です。
+u
レギュラーおよびリモートユーザをすべて抽出します。エントリは、ADD NETWORK/ADD TELECOMコマンドの書式で出力ファイル内に記述され、deptの前までのパラメータがすべて出力されます。
+r
すべてのリモート名を抽出します。エントリは、ADD REMOTEコマンドの書式で出力ファイル内に記述されますが、Gatewayパラメータは含まれません(Gatewayフィールドの情報は、リモートユーザにとっては意味がありません)。
+a
レギュラーおよびリモートユーザ、およびリモート名をすべて抽出します。エントリは、ADD REMOTEコマンドの書式で出力ファイル内に記述されますが、Gatewayパラメータは含まれません(Gatewayフィールドの情報は、リモートユーザにとっては意味がありません)。
+x
ユーザに関する詳細情報を抽出します(pwからUGnまで)。+uパラメータと組み合わせて使用した場合にだけ有効です。
+l
ADDコマンドを使わずに、ユーザID、名、イニシャル、姓の一覧を返します。+uパラメータと組み合わせて使用した場合にだけ有効です。
+c
会議室の一覧を返します。
+g      
ユーザグループ、コンテナ用テンプレートおよびカレンダーグループの一覧を返します。
+o
備品カレンダー、場所カレンダー、共有カレンダーおよびゲートウェイの一覧を返します。
+m
メールリストの一覧を返します。
+z
すべてのディレクトリエントリの一覧を返します。

コマンド例
すべてのユーザの一覧とその詳細情報を取り出すには、以下のように入力します。
Reply
LIST +ux
[Employee]グループに所属するユーザの一覧を取り出すには、以下のように入力します。
Reply
LIST "" 1 employee +ux
[Regular Users]グループに所属する、姓がSuで始まるユーザの一覧を取り出すには、以下のように入力します。
Reply
LIST "Su" 1 "regular users" +ux
会議室の一覧を取り出すには、以下のように入力します。
Reply
LIST +c

NEW
会議室、フォルダ、コンタクトデータベース、グループ、ゲートウェイ、モニタ、ルール、ステーショナリ、チャットルーム、メッセージ、ドキュメントなどの新しいオブジェクトを作成します。EXPORTコマンドを利用すると、新しいオブジェクトを作成するのに必要なスクリプトが自動的に生成されます。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォル トのパス文字を変更できます。
構文
・フォームなどのリーフアイテムを作成する場合
NEW path name subj objtype icon h v formID +p
・会議室、ドキュメント、フォルダ(保護設定なし)、またはアップロードファイルを作成する場合
NEW path name subj objtype icon h v +p
・カレンダーなど種類を指定してオブジェクトを作成する場合
NEW path name subj objtype icon h v type +p
パラメータ

path
新しいオブジェクトの場所で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
DESKTOP userID path
ユーザのデスクトップ上にオブジェクトを作成します。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
name
新しいオブジェクトの名前です。
subj
[件名]フィールドの内容です。
objtype
作成するオブジェクトの種類です。
CHAT
公開チャットを作成します。
CONFERENCE
会議室、カレンダー、共有カレンダー、備品カレンダー、または場所カレンダーを作成します。それぞれの名前は一意である必要があります。
FOLDER
フォルダを作成します。フォルダは名前が一意でなくてもかまいません。
FCF
アップロードファイルを作成します。
FORMDOC
フォームを作成します。
PERMS
ステーショナリを作成します。
TEMPS
インターネットモニタまたはサーバモニタを作成します。
SYSINFO
セッションモニタを作成します。
MESSAGE
メッセージを作成します。
DOCUMENT
ドキュメントを作成します。
icon
アイコンのIDです。
subtype
特別なコンテナを作成します。
ブックマーク
 16
コンタクトデータベース
 7
個人用カレンダー
 21
共有カレンダー
 28
備品カレンダー
 22
場所カレンダー
 23
共有ドキュメント
 33
マイドキュメント
 32
メモ
 26
Webサイト
 15
オフライン会議室
 2
音声グリーティング
 20
アプリケーションコンテナ
 35
Members list
 36
h
新しいオブジェクトの水平ピクセル位置で、管理者デスクトップの左上角からの相対位置で指定します。オブジェクトを自動的に配置する場合は、-1にしてください。
v
新しいオブジェクトの垂直ピクセル位置で、管理者デスクトップの左上角からの相対位置で指定します。オブジェクトを自動的に配置する場合は、-1にしてください。
formID
フォームIDです。フォームIDは、FirstClassデザイナーとともにインストールされたExample.fcで調べることができます。
+a
省略可能です。未承認アイテムを作成します。
+d
省略可能です。読み取り専用アイテムを作成します。
+h
省略可能です。会議室やカレンダーをディレクトリに公開しないようにします。
+p
省略可能です。オブジェクトを保護します。
+x
新しいオブジェクトを[Rules & Resources]フォルダ内に作成します。

h       新しいオブジェクトの水平ピクセル位置で、管理者デスクトップの左上角からの相対位置で指定します。オブジェクトを自動的に配置する場合は、-1にしてください。
v       新しいオブジェクトの垂直ピクセル位置で、管理者デスクトップの左上角からの相対位置で指定します。オブジェクトを自動的に配置する場合は、-1にしてください。
formID  フォームIDです。フォームIDは、FirstClassデザイナーとともにインストールされたExample.fcで調べることができます。
+a      省略可能です。未承認アイテムを作成します。
+d      省略可能です。読み取り専用アイテムを作成します。
+h      省略可能です。会議室やカレンダーをディレクトリに公開しないようにします。
+p      省略可能です。オブジェクトを保護します。
+x      新しいオブジェクトを[Rules & Resources]フォルダ内に作成します。

コマンド例の一覧



CHATの例
チャットルームを作成するには、オブジェクトの種類をCHATにします。アイコン番号は150でフォームIDは129です。オブジェクトは自動的に配置されます。例えば、チャットルームファイルを会議室の中に作成するには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:Employee Lounge" "Water Cooler" "" CHAT 150 -1 -1 129
CONFERENCEの例
会議室やカレンダーを作成する場合に使用します。
[General Conference]フォルダ内に[Employee Lounge]会議室を新しく作成して保護設定し、標準の会議室用アイコン(アイコンID 8)を設定するには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences" "Employee Lounge" "" CONFERENCE 8 41 15 +p
会議室には[件名]フィールドは必要ありません。したがって、このフィールドは空の引用符の組("")を入力して空白にします。会議室は、ウィンドウの左端から41ピクセル、上端から15ピクセルの位置に配置されます。
会議室をSusan Bramのデスクトップに作成する必要がある場合は、パスを空の引用符の組("")で表します。Presentationという名の会議室をSusan Bram(ユーザID sbram)のデスクトップに作成するには、以下のように入力します。
        NEW desktop sbram "" "Presentations" "" conference 8 41 65 +p
新しい会議室を作成して保護設定し、ディレクトリに公開されないようにするには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences" "Employee Lounge" "" CONFERENCE 8 41 15 +ph
+hを付けると、重複した名前を持つ会議室を作成できるようになります。
ただし、その会議室の名前を変更すると、新しい名前がディレクトリに表示されるようになります。この事態を避けるには、以下のように入力して権限を設定してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 2007 6 1
ディレクトリで公開されているにもかかわらず他の会議室と名前が重複するような会議室は、NEWコマンドで作成できます。ただし、以下の条件をすべて満たす必要があります。
・システムプロファイルで、「同一ユーザ名の使用を禁止」にチェックが無効になっている。
・SETOUコマンドでその会議室を組織単位が設定されているユーザグループに所属させ、そのグループで「OU内部で同じグループ名の使用を禁止する」を有効にする。
・その新しい会議室を作成するコンテナ内に同じ名前の会議室がない。例えば、General Conferencesの中に[Employee Lounge]会議室がすでにある場合、[Employee Lounge]という名の会議室をここにもう1つ作成することはできません。新しい[Employee Lounge]会議室を[General Conferences]フォルダ内の[Sweden's Conferences]フォルダに作成し、この会議室を[Sweden Staff]ユーザグループに所属させるには、以下のように入力してください。
        SETOU "Sweden Staff"
        NEW "General Conferences:Sweden's Conferences" "Employee Lounge" "" Conference 8 -1 -1 +p
オブジェクトタイプのCONFERENCEは、カレンダーを作成する場合にも使用します。ただし、subtypeパラメータが必要です。[General Conference]フォルダ内にStaff Eventという名の共有カレンダー(subtypeパラメータは28)を作成して保護設定し、空白の件名と標準のアイコン(アイコンID 24011)を設定するには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences" "Staff Events" "" CONFERENCE 24011 41 15 28 +p
場所カレンダーのsubtypeは21で、標準のアイコンIDは24011です。
備品カレンダーのsubtypeは22で、標準のアイコンIDは24013です。
場所カレンダーのsubtypeは23で、標準のアイコンIDは24014です。
ディレクトリに公開されないシステムイベントカレンダーを作成するには、以下のコマンドを入力してください。
        New "FirstClass Services" "System Events Calendar" "" Conference 24011 408 58 28 +P
        ACTIVATE SYSCALENDAR
        //システムイベントカレンダーをディレクトリに登録しない
        PUT DIRECTORY calendar "System Events Calendar" 1227 6 1
コンタクトデータベースもCONFERENCEオブジェクトタイプを使用し、subtypeを7にする必要があります。[Employee Lounge]会議室内にコンタクトデータベースを作成するには、以下のように入力してください。
        New "General Conferences:Employee Lounge" "Customer List" "" Conference 23014 35 16 7 +p

FOLDERの例
例えば、[Employee Lounge]会議室内で[Archived Messages]という名のフォルダを新しく作成し、保護設定はせず標準のアイコン(アイコンID 26093)を設定するには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:Employee Lounge" "Archived Messages" "" Folder 26093 41 15
共有可能なコンタクトデータベースを新しく作成するには、以下のコマンドを入力してください。
        NEW desktop sbram "Contacts" "Friends and Family" "" conference 23014 41 15 7
ユーザのデスクトップにコンタクトフォルダを作成するには、subtypeパラメータを指定する必要があります。コンタクトフォルダでは7を使用してください。
        NEW desktop sbram "" "Contacts" "" folder 23014 41 15 7
上記のコマンドによってフォルダが作成されます。フォルダは権限フォームを設定してユーザどうしで共有することはできません。

ユーザのデスクトップに[My Shared Document]フォルダを作成するには、subtypeを指定する必要があります。共有ドキュメントでは33を使用してください。
        NEW desktop sbram "" "My Shared Documents" "" folder 13304 81 303 33
ユーザのデスクトップにマイドキュメントフォルダを作成するには、subtypeを指定する必要があります。マイドキュメントでは32を使用してください。
        NEW desktop sbram "" "My Documents" "" folder 13304 81 303 32
ユーザのデスクトップにWebフォルダを作成するには、subtypeを指定する必要があります。Webフォルダでは15を使用してください。
        NEW desktop sbram "" "My Web Site" "" folder 23018 55 245 15
FCFの例
NEWコマンドとUPLOADコマンドの両方を使用する必要があります。また、アップロードするファイルを、バッチ管理コマンドを含むメッセージに添付する必要があります。フォームIDパラメータは必要ありません。例えば、[Employee Lounge]会議室内にstaff setting.fcファイルをアップロードするには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:employee lounge" "staff settings.fc" "" FCF 17044 -1 -1
        UPLOAD "General Conferences:employee lounge:staff settings.fc" "staff settings.fc"

リソースファイルをユーザグループの[Rules & Resources]フォルダにアップロードするには、以下のように入力してください。
        NEW MODEL "Employees" "" "staff settings.fc" "" FCF 17044 -1 -1 +X
        UPLOAD PREVIOUS "staff settings.fc"
        COMPILE MODEL "Employees"
FORMDOCの例
[Executive Users]という新規ユーザグループ(フォームID 124)を作成するには、以下のように入力してください。
        NEW "Groups" "Executive Users" "" formdoc 23003 -1 -1 124 +p
[Employee Lounge]会議室内に、読み取り専用の検索フォームを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:Employee Lounge:Useful Searches" "Find Unread Messages" "" FORMDOC 2001 -1 -1 8000 +d
既存のコンタクトフォルダに「Paul」という名のコンタクトを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW desktop sbram "Contacts" "Paul" "" formdoc 23004 -1 -1 105
+xオプションを付けると、コンテナの[Rules & Resources]フォルダ内に新しいルールが作成されます。Susan Bram(ユーザID sbram)のメールボックスに新しい受信ルール(フォームID 21)を作成し、標準のアイコン(アイコンID 7027)を設定するには、以下のように入力してください。
        NEW desktop sbram mailbox "Receive Rule" "" FORMDOC 7027 -1 -1 21 +x
送信ルールを作成するには、フォームID 22を使用してください。また、詳細ルールを作成するには、フォームID 23を使用してください。
[Employee Lounge]会議室に新しい受信ルールを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:employee lounge" "Receive Rule" "" FORMDOC 7027 -1 -1 21 +x
        COMPILE "General Conferences:employee lounge"
20070112_140556_0.png注意
FirstClassスクリプトを使用してルールを削除することはできません。
ルールの作成に関する詳細は、EXPORTコマンドを参照してください。

[Employee Conferences]コンテナ用テンプレートにアプリケーションルールを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW MODEL "Employee Conferences" "" "Receive Rule" "" FORMDOC 7027 -1 -1 27 +x
        COMPILE MODEL "Employee Conferences" ""
新しい[サーバ管理]フォーム(ID 58)を作成するには、以下のように入力してください。
        NEW "core services" "Server Control" "" FORMDOC 23007 -1 -1 58 +p

PERMSの例
ステーショナリフォームを作成します。このフォームは、[管理]>[新しいステーショナリ]を選んで利用できるようにしなければなりません。例えば、独自のステーショナリを追加し、フォームIDを1001にするには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:Employee Lounge" "Suggestions" "" PERMS 17044 -1 -1 1001 +p
利用可能な任意のメッセージやドキュメントからステーショナリを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW "General Conferences:Employee Lounge" "Suggestions" "Submit your suggestions" MESSAGE 17044 -1 -1 1001 +pm
上記のコマンドに件名を含めてください。含めなければ、ステーショナリの名前が表示されなくなります。上記コマンドで作成したステーショナリには、未送信を示すフラグが付きます。

TEMPSの例
モニタ関連のフォームを作成します。これらのオブジェクトを動作させるには、保護設定をしなければなりません。モニタを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW "Core Services" "Server Monitor" "" Temps 23007 -1 -1 7900 +p
また、このモニタにサービスアカウント番号を関連付ける必要があります。バージョン8.0から搭載された新しいクラスタとサイト関連のスクリプト、および上記のスクリプトに、そのための手順が含まれています。
NEW "Internet Services" "Internet Monitor" "" Temps 23007 244 19 8900 +p
PUT PREVIOUS 1302 0 1000000000
NEW "Voice Services" "Voice Services Monitor" "" Temps 23007 244 19 7901 +p
PUT PREVIOUS 1302 0 9000000000

SYSINFOの例
アイコンIDは、23007です。これらのオブジェクトを動作させるには、保護設定をしなければなりません。セッションモニタやタスクモニタを作成するには、以下のコマンドのうちいずれかを入力してください。
NEW "Core Services" "Session Monitor" "" SYSINFO 23007 120 21 0 +p
NEW "Core Services" "Tasks Monitor (All)" "" SYSINFO 23007 120 21 1 +p
NEW "Core Services" "Tasks Monitor (System)" "" SYSINFO 23007 120 21 2 +p
NEW "Core Services" "Tasks Monitor (Active)" "" SYSINFO 23007 120 21 3 +p
MESSAGEの例
Susan(ユーザID sbram)のメールボックス内にメッセージを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW DESKTOP sbram "mailbox" "Susan A. Bram" "Away today" Message 23032 273 21 0

DOCUMENTの例
Susan(ユーザID sbram)の個人用Webサイトのドキュメントを作成するには、以下のように入力してください。
        NEW DESKTOP sbram "My Web Site" "Home Page" "" Document 23019 30 15 900
関連するコマンド
NEWコマンドで作成したオブジェクトにフィールドデータを入力する場合は、PUTコマンドとEXPORTコマンドを参照してください。



MOVE
コンテナまたはアイテムを他の場所に移動します。
構文
MOVE CONTENTS source_objdesc target_objdesc -p
MOVE ITEM source_objdesc target_objdesc -p
パラメータ
source_objdesc  移動するオブジェクトです。
target_objdesc  新しく移動する場所です。
-p      省略可能です。保護設定がされているオブジェクトも移動します。
コマンド例
このコマンドを送信すると、移動元([Employee Lounge]会議室)に移動対象のオブジェクト([Archived Messages]フォルダ)は存在しなくなります。[Archived Messages]フォルダの保護設定を解除して[Employee Lounge]会議室から[Staff Area]会議室に移動するには、以下のように入力してください。
        MOVE ITEM "General Conferences:Employee Lounge:Archived Messages" "General Conferences:Staff Area" -p
[Employee Lounge]会議室内に[Archived Messages]フォルダを残したまま、フォルダ内の全メッセージを[Archived Messages 2005]という名のサブフォルダに移動するには、以下のように入力してください。
        MOVE CONTENTS "General Conferences:Employee Lounge:Archived Messages" "General Conferences:Employee Lounge:Archived Messages:Archived Messages 2005" -p



PATHCHAR
パス名でオブジェクトを指定する際に、デフォルトのパス区切り文字を変更します。デフォルトではこの文字はコロン(:)ですが、このコマンドを使用すると、コロンを他の文字(例えば、/)に変更して、コロンが含まれる対象を指定できるようになります。このコマンドでの設定は、同じスクリプト内だけで有効です。
また、[件名]フィールドをパスの一部として使用する場合にもこのコマンドを利用できます。あらゆるオブジェクトで名前と件名のパスを使用できますが、パス区切り文字を指定する必要があります。
構文
PATHCHAR char
コマンド例
カレンダーには、同じ名前の予定や名前が付けられていない予定が数多く登録されていることがよくあります。したがって、予定に対して操作を行うには、件名に対して区切り文字を定義することが必要です。
名前の区切り文字をコロンに、件名(説明)の区切り文字をスラッシュに設定するには、以下のように入力してください。
        PATHCHAR ":" "/"
名前がなく、件名がCompany Meetingであるアイテムを削除するには、以下のように入力してください。
PATHCHAR ":" "/"
REMOVE "calendar:/company meeting"

管理者(Administrator)の作成した予定のうち、件名がCompany Meetingの予定を削除するには、以下のように入力してください。
PATHCHAR ":" "/"
REMOVE "general conferences:employee lounge:employee calendar:administrator/company meeting"

関連するコマンド
DIRコマンドを参照して、名前も件名も同じアイテムを区別できるBYINDEXキーワードの使用方法もご確認ください。

PGADD
ユーザ、会議室、メールリスト、または共有カレンダーを1つもしくは複数のグループに所属させます。
構文
・ユーザIDを指定してユーザをグループに所属させる場合
        PGADD userID G1 ... Gn
・クライアントIDを指定してユーザをグループに所属させる場合
        PGADD clientID G1 ... Gn +c
・名前を指定して会議室、カレンダー、またはメールリストをグループに所属させる場合
        PGADD name G1 ... Gn
・クライアントIDを指定して会議室、カレンダー、またはメールリストをグループに所属させる場合
        PGADD clientID G1 ... Gn +c
パラメータ
userID  ユーザグループに追加するユーザのユーザIDです。
name    会議室、メールリスト、またはカレンダーのディレクトリ名です。
G1 ... Gn       ユーザグループ、コンテナ用テンプレート、またはカレンダーグループの名前です。
+c      クライアントIDを使用する場合に必要です。
コマンド例
Sue Bram(ユーザID sbram)を[Employee]グループと[East Coast]グループに追加するには、以下のように入力します。
        PGADD sbram Employee "East Coast"
Sue BramのクライアントIDは1702であるとします。このユーザを[Employee]グループと[East Coast]グループに追加するには、以下のように入力します。
        PGADD 1702 Employee "East Coast" +c
ユーザIDは変更されることがありますが、クライアントIDは変更されたり再利用されたりすることはありません。FirstClassスクリプトからシステム管理作用を行うことが多い場合には、クライアントIDを使用するのが普通です。
[Employee Lounge]会議室のクライアントIDは1567であるします。この会議室を[Employee Conferences]グループに追加するには、以下のように入力します。
        PGADD 1572 "Employee Conferences" +c
[Employee Lounge]会議室を[Employee Confereces]コンテナ用テンプレートに追加する場合には、以下のように入力します。
        PGADD "Employee Lounge" "Employee Conferences"
関連するコマンド
ユーザ登録時にユーザをグループに所属させる場合は、ADD NETWORK/ADD TELECOMを参照してください。
ユーザ、会議室、メールリスト、または共有カレンダーをグループから削除する場合は、PGDELを参照してください。
ディレクトリに公開されていないコンテナをグループに追加するには、PUT PERMISSIONSを参照してください。

PGDEL
ユーザ、会議室、メールリスト、または共有カレンダーを1つもしくは複数のグループから削除します。
構文
・ユーザの場合
        PGDEL userID G1 ... Gn
・会議室、カレンダー、またはメールリストの場合
        PGDEL name G1 ... Gn
パラメータ
userID          ユーザグループから削除したいユーザのユーザIDです。
name                    会議室、メールリスト、またはカレンダーのディレクトリ名です。
G1 ... Gn       ユーザグループ、コンテナ用テンプレート、メールリスト、またはカレンダーの名前です。
コマンド例
ユーザIDsbramを[East Coast]ユーザグループから削除するには、以下のように入力します。
        PGDEL sbram "East Coast"
[Employee Lounge]会議室を[Employee Conference]コンテナ用テンプレートから削除するには、以下のように入力します。
        PGDEL "Employee Lounge" "Employee Conferences"
関連するコマンド
ユーザ、会議室、カレンダー、またはメールリストをグループに追加する場合は、PGADDを参照してください。



PUT
FirstClassのフォームをフィールドレベルで更新します。PUTコマンドでは、フィールドID、フィールドの種類、およびフィールドの値の情報が必要となります。フィールドの種類とフィールドの値は、GETコマンドで生成することができます。フィールドIDは、Example.fcをFirstClassデザイナーで開いて調べることができます。
パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。objdescがない場合は、PATHが使用されます。
構文
PUT objdesc fieldlist +a
・ディレクトリ名が入力されているフィールドにデータを挿入する場合には、以下のように入力してください。
        PUT objdesc addressID index address
パラメータ

objdesc
利用できるキーワード
ABOUT name
会議室またはカレンダーのプロフィールです。コンテナ名がディレクトリに表示されます。
ABOUTPATH name
会議室またはカレンダーのプロフィールです。コンテナ名はディレクトリに表示されません。
USER userID
[ユーザ情報]フォームで、ユーザIDで指定します。
CLIENT clientID
[ユーザ情報]フォームで、クライアントIDで指定します。または、リモート名やルートの[ディレクトリ情報]フォームです。
USERCONFIG userid
ユーザ情報フォームから利用できる[メールのインポート]フォームです。
path
管理者のデスクトップからの相対パスで指定したリーフオブジェクトまたはコンテナです。
path byindex indexnumber
管理者デスクトップからの相対パスとインデックス番号で指定したリーフオブジェクトまたはコンテナです。このインデックス番号を取り出すには、DIRコマンドを使用します。
DESKTOP byindex indexnumber userid path
ユーザのデスクトップからの相対パスとインデックス番号で指定したリーフオブジェクトまたはコンテナです。
DIRECTORY directorytype
会議室(ODInfo)、フォルダ(ODInfo)、ゲートウェイ(ODGateway)、ユーザグループ(ODInfo)の[ディレクトリ情報]フォームです。directorytypeキーワードは、conference、calendar、maillist、またはgroupです。
MODEL name
ユーザグループのデスクトップ、またはコンテナ用テンプレートのモデル表示です。
PROFILE USER userid appid.formid
ユーザIDで指定した、アプリケーションのプロフィールです。アプリケーションIDとアプリケーションのプロフィールはピリオドでつなげます。
PROFILE CLIENT userid appid.formid
クライアントIDで指定した、アプリケーションのプロフィールです。アプリケーションIDとアプリケーションのプロフィールはピリオドでつなげます。
PROPERTIES path
[プロパティ]フォームです。管理者のデスクトップから相対パスで指定します。
PROPERTIES desktop userid path
[プロパティ]フォームです。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
PROPERTIES byindex indexnum path
[プロパティ]フォームです。パスは管理者デスクトップからの相対パスで、DIRコマンドで返されるインデックス番号で指定します。
PROPERTIES byindex indexnum desktop userid path
[プロパティ]フォームです。パスはユーザのデスクトップからの相対パスで、DIRコマンドで返されるインデックス番号で指定します。
PROPERTIES MODEL name
[プロパティ]フォームです。グループのデスクトップからの相対パスで指定します。
PREFERENCES userid
ユーザの[基本設定]フォームと[印刷レイアウト]フォームです。
RESUME userid
ユーザのプロフィールです。
RULES path rulename
コンテナの[Rules & Resources]フォルダ内にあるオブジェクトです。パスは、管理者デスクトップからの相対パスで指定します。
RULES DESKTOP userid path rulename
コンテナの[Rules & Resources]フォルダ内にあるオブジェクトです。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
SEARCH userid
ユーザの[検索]フォームです。
SYSPROFILE
システムプロファイルです。
fieldlist
フォームにある3つのフィールドの組み合わせを示す値です。fieldID fieldtype fieldvalueの形で記述します。
  fieldID   フィールドIDです。
  fieldtype フィールドの種類です。以下の値を入力できます。
    0=文字列。テキストと選択リスト(入力可)として定義されているフィールドです。
    6=チェックボックス。チェックボックスおよびラジオグループとして定義されているフィールドです。
    7=ポップアップ。選択リスト(入力不可)として定義されているフィールドです。
    14=数値。数値および日付と時間として定義されているフィールドです。
  fieldvalue  フィールドの値です。引用符で囲む必要がある場合があります。
  フィールドの値は、チェックボックス、ポップアップ、および数値に対しては数値で示さなければなりません。
  ポップアップの値は、FirstClassデザイナーで調べることができます。
+a
メッセージやドキュメントの本文を追加する場合にだけ使用します。
addressID
[宛先]フィールドは4、[CC]フィールドは5、[BCC]フィールドは14です。これらのフィールドについては上記のIDを使用し、FirstClassデザイナーで表示されるフィールドIDは無視してください。
index   
リスト内でエントリを指定する位置です。0は一番上に表示されている名前、1は2番目に表示されている名前、というように続きます。
address
ディレクトリエントリの名前です。登録済みのユーザ、電子メールアドレス、会議室、ゲートウェイ、サービスまたはリモート名を指定できます。一意の名前を指定しなかった場合には、最初に一致した名前が使用されます。

コマンド例の一覧
ユーザのクラスを変更(レギュラーユーザまたはリモートユーザ)

PUT ABOUTの例
[Employee Lounge]会議室のプロフィール([会議室のプロフィール]フォーム)に情報を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT ABOUT "employee lounge" 1000 0 "About the Employee Lounge" 6 "This conference is used to share ideas and knowledge."
PUT ABOUT PATHの例
ディレクトリに公開されていない[Secret Employee Lounge]会議室のプロフィール([会議室のプロフィール]フォーム)に情報を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT ABOUTPATH "General Conferences:secrect employee lounge" 1000 0 "About the Secret Employee Lounge" 6 "This conference is used to share ideas and knowledge."
[会議室のプロフィール]フォームでは、+aオプションを付けて本文を追加できます。
PUT USERの例
USERキーワードで[ユーザ情報]フォームを変更します。
Susan(ユーザID sbram)の[名]フィールド(ID 1201)をSueに変更し、[パスワード]フィールド(ID 1217)をcarrotに変更するには、以下のように入力してください。
        PUT USER sbram 1202 0 Sue 1217 0 carrot
このユーザ(ユーザID sbram)をリモートユーザからレギュラーユーザに変更するには、以下のように入力してください。
        PUT USER sbram 1223 7 1
このユーザ(ユーザID sbram)をレギュラーユーザからリモートユーザに変更するには、以下のように入力してください。
        PUT USER sbram 1223 7 5
このユーザ(ユーザID sbram)の[メールエイリアス]フィールド(ID 1252)を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT USER sbram 1252 0 "sabram"
ユーザIDは管理者によって変更が可能ですが、クライアントIDは変更できず、同じ番号が重複して利用されることもありません。FirstClassスクリプトだけでシステムを管理しているか外部データベースを使用している場合には、クライアントIDを使用するとよいでしょう。
Susan Bram(ユーザID sbram)のクライアントIDが1602であるとします。このユーザ(ユーザID sbram)の[メールエイリアス]フィールド(ID 1252)を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT CLIENT 1602 1252 0 "sabram"
クライアントIDを使用して、DIREDTORYキーワードが対応している[ディレクトリ情報]フォームの情報を更新することもできます。また、CLIENTキーワードを使用すると、[ディレクトリ情報]フォームのリモート名やルートの情報を更新できます。
クライアントIDが1956であるリモート名のメールエイリアスを変更するには、以下のように入力してください。
        PUT CLIENT 1956 1252 0 "royallen"
20070112_140556_0.png注意
[管理]>[ディレクトリの一覧]を選択して、正しいクライアントIDを調べてください。
PUT DIRECTORYの例
[Employee Lounge]会議室の[メールエイリアス]フィールドを登録するには、以下のように入力してください。
        PUT DIRECTORY CONFERENCE "Employee Lounge" 1252 0 "lounge" 1255 0 9055551212
20070112_140556_0.png注意
ディレクトリに登録されているコンテナの所属グループを変更するには、PGADDコマンドとPGDELコマンドを使用してください。また、ディレクトリに登録されていないコンテナをグループに追加するには、PUT PERMISSIONSコマンドを使用してください。
その他のフィールドは、FirstClassデザイナーでExample.fcファイルを開いて調べてください。[ユーザ情報]フォームのIDは125です。[ディレクトリ情報]フォームのIDは115です。


PUT USERCONFIGの例
USERCONFIGオブジェクトタイプを利用して、[メールのインポート]フォームを更新します。
[アイコンID]フィールド(ID 2005)、[メールサーバ]フィールド(ID 2000)、[ユーザ名]フィールド(ID 2001)、[パスワード]フィールド(ID 2002)、および[メールアドレス]フィールド(ID 2003)をSusanの[メールのインポート]フォームに登録するには、以下のように入力してください。
        PUT USERCONFIG sbram 2005 14 8 2000 0 huskyplanes.com 2001 0 suebram57 2002 0 f1504x2 2003 0 suebram57@huskyplanes.com

その他のフィールドIDについては、FirstClassデザイナーでExample.fcファイルを開いて[メールのインポート]フォーム(ID 68)を参照してください。
Pathの例
このコマンドは、例えばユーザグループ、ゲートウェイ設定、コンタクト、およびメールリストのフォーム内のフィールドを変更するのに使用できます。[表示のプロパティ]フォームのフィールドを変更する場合は、SNAPSHOTコマンドを参照してください。
[インターネットの基本設定]フォームの[プライマリドメイン名]フィールド(ID 1001)を設定するには、以下のように入力してください。
        PUT "internet services:basic internet setup" 1001 0 huskyplanes.com
ディレクトリモニタやインターネットモニタをサービスアカウントに対応づけるには、以下のように入力してください。
        PUT "Directory Services:Directory Monitor" 1302 0 "1000000000"
        PUT "Internet Services:Internet Monitor" 1302 0 "4000000000"
[All Users]グループで[インスタントメッセージ]権限を無効にするには、以下のように入力してください。
        PUT "Groups:All Users" 1206 6 0
独自に作成したフォーム上のテキストフィールドに情報を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT "General Conferences:Employee Lounge:Contact Info" 1001 0 "555-1212"
メールリストに名前を追加する際に使用するフィールドは[宛先]フィールドです。したがって、宛先関連のフィールドの構文を使用してください。既存のメールリストの先頭と先頭から2番目に名前を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT "Mail Lists:Sales" 4 0 "David Smith"
        PUT "Mail Lists:Sales" 4 1 "sbram@springfield.com"
既存のドキュメントにテキストを入力するには、フィールドID 6を使用します。このフィールドでは、フィールドの種類を指定する必要はありません。一度に入力できる文字は半角で250文字です。以下のような書式のテキストをドキュメントに入力するとします。
FirstClassは2つのアプリケーションから構成されている。クライアント用アプリケーションとサーバ用アプリケーションである。
特定のサーバに接続するには、
・ご利用のコンピュータとFirstClassサーバが稼働している接続先コンピュータとが、ネットワーク接続またはモデム接続されていること。
・ご利用のコンピュータにFirstClassがインストールされていること。
この場合は、以下のコマンドを入力してください。+aオプションを付けると本文を追加します。また、\r部分には改行文字コードが入力されます。
PUT "test:body" 6 "FirstClassは2つのアプリケーションから構成されている。
クライアント用アプリケーションとサーバ用アプリケーションである。\r \r"
PUT "test:body" 6 "特定のサーバに接続するには、\r" +a
PUT "test:body" 6 "・ご利用のコンピュータとFirstClassサーバが稼働している接続先コンピュータとが、" +a
PUT "test:body" 6  "ネットワーク接続またはモデム接続されていること。\r" +a
PUT "test:body" 6 "・ご利用のコンピュータにFirstClassがインストールされていること。" +a

BYINDEXの例

Employee Calendarという名のカレンダーで、Susan Bramがたくさんの予定を登録しているとします。大半のコマンドはオブジェクトの名前を指定して動作させることができますが、このカレンダーでは、多くのイベントがSusan Bramという同じ名前になっています。また、PATHCHARコマンドを使えば件名を指定することができますが、このカレンダーには同じ件名のイベントが複数登録されています。このような場合には、BYINDEXキーワードが使用できます。

以下のコマンドを送信すると、予定のインデックス番号を取り出することができます。
reply
DIR "general conferences:employee lounge:employee calendar" +pld

サーバから、以下のようなメッセージが返されます。
Contents of: "general conferences:employee lounge:employee calendar"
(次のオブジェクトの情報:"general conferences:employee lounge:employee calendar")
        [L:2] "Susan Bram" "避難訓練"   2004/05/17  09:06:48
        [L:3] "Susan Bram" "昼食兼勉強会"       2004/04/17  09:08:28
        [L:4] "Susan Bram" "資金調達に関する会議"       2004/05/17  09:09:24
        [L:5] "Susan Bram" "昼食兼勉強会"       2004/05/17  09:45:43

4月の「昼食兼勉強会」の予定に対して操作を行うには、以下のコマンドを入力します。
        PUT byindex 3 "general conferences:employee lounge:employee calendar" 1009 0 "Susanのオフィス"
同じ予定フォームの[プロパティ]フォームを変更するには、以下のコマンドを入力します。
        PUT PROPERTIES byindex 3 "general conferences:employee lounge:employee calendar" 1016 6 1

Susan Bramのデスクトップにあるカレンダーに対して操作を行う場合、コマンドは以下のようになります。
        PUT PROPERTIES byindex 3 desktop sbram "calendar" 1016 6 1
詳細については、DIRコマンドを参照してください。
PUT DESKTOP useridの例
DESKTOPキーワードを利用して、ユーザのデスクトップにあるコンタクト、個人用メールリスト、ドキュメント、メッセージ、ステーショナリなどのフォームのフィールドを更新します。
Sue Bram(ユーザID sbram)のデスクトップ上に[Presentations]会議室があり、この会議室にある[電話メモ]フォームの内容を更新するとします。この電話メモの[所属]フィールド(ID 1012)を更新するには、以下のように入力してください。
        PUT DESKTOP sbram "Presentations:To Paul" 1012 0 "Springfield"
ステーショナリフォームの[宛先]フィールドに入力する場合は、宛先関連のフィールドの構文を使用してください。paulchu@springfiled.eduというアドレスを宛先の先頭に登録するには、以下のように入力してください。
        PUT DESKTOP sbram "Presentations:To Paul" 4 0 "paulchu@springfield.edu"
Sue Bram(ユーザID sbram)のデスクトップで、desktop.pngという名前の画像(フィールドID 13083)を使用し、「背景に画像を使用する」を有効にし、「画像を並べて表示する」を無効にする(どちらもフィールドID 13083で制御)には、以下のように入力してください。
        PUT DESKTOP sbram "" 13082 7 112 13083 0 "desktop.png"
PUT MODELの例
MODELキーワードを利用すると、ユーザグループのモデルデスクトップと[Rules & Resources]フォルダ、およびコンテナ用テンプレートのモデル表示と[Rules & Resources]フォルダを操作することができます。
コンテナ用テンプレートの表示のプロパティを設定するには、以下の手順に従ってください。
1       会議室を作成して表示のプロパティと列のレイアウトを設定し、モデルデスクトップを自分の好みのデザインにしてください。
2       SNAPSHOTコマンドを使用して、スクリプトを作成してください。
                REPLY
                SNAPSHOT "General Conferences:test conference"
3       サーバから返されたスクリプトをコピーし、新規メッセージに貼り付けてください。
4       検索と置換を行って、パスを以下のように変更してください。
                put "General Conferences:test conference"
        から以下に変更
                put model "employee conferences" ""
例えば、SNAPSHOTコマンドによって返されるスクリプトは以下のようになります。
Put "general conferences:test conference"  900 0 901 0 902 0 903 0 904 0
Put "general conferences:test conference"  1101.0 14 8716290
Put "general conferences:test conference"  13000.0 122 0008000500100009000C000A000CFFFD000E000801400007006E0006002800020078 -S

Put "general conferences:test conference"  13075.0 7 8 13016.0 7 0 13015.0 0 "" 13065.0 14 -2147483646 13062.0 7 13 13063.0 7 17 13064.0 7 0 13074.0 7 2 13084.0 7 1 13053.0 7 0 13003.0 7 24 13082.0 7 80 13083.0 0 "general_bkgd.png"
Put "general conferences:test conference"  13100.0 122 0008000500100009000C000A000CFFFD000E000801400007006E0006002800020078 -S

Put "general conferences:test conference"  13175.0 7 8 13116.0 7 0 13115.0 0 "" 13165.0 7 8 13162.0 7 13 13163.0 7 17 13164.0 7 0 13174.0 7 0 13184.0 7 0 13153.0 7 0 13103.0 7 24 13182.0 7 32 13183.0 0 ""

このスクリプトを検索・置換すると、以下のようになります。
put model "employee conferences" ""  900 0 901 0 902 0 903 0 904 0
put model "employee conferences" ""  1101.0 14 8716290
put model "employee conferences" ""  13000.0 122 0008000500100009000C000A000CFFFD000E000801400007006E0006002800020078 -S

put model "employee conferences" ""  13075.0 7 8 13016.0 7 0 13015.0 0 "" 13065.0 14 -2147483646 13062.0 7 13 13063.0 7 17 13064.0 7 0 13074.0 7 2 13084.0 7 1 13053.0 7 0 13003.0 7 24 13082.0 7 80 13083.0 0 "general_bkgd.png"
put model "employee conferences" ""  13100.0 122 0008000500100009000C000A000CFFFD000E000801400007006E0006002800020078 -S

put model "employee conferences" ""  13175.0 7 8 13116.0 7 0 13115.0 0 "" 13165.0 7 8 13162.0 7 13 13163.0 7 17 13164.0 7 0 13174.0 7 0 13184.0 7 0 13153.0 7 0 13103.0 7 24 13182.0 7 32 13183.0 0 ""
[列のカスタマイズ]フォームかルールの情報をグループに設定するには、以下の手順に従ってください。
1       会議室を作成し、列をカスタマイズするかルールを設定してください。必要に応じて、列のレイアウトや表示のプロパティを設定してもかまいません。
2       EXPORTコマンドを使用して[Rules & Resources]フォルダと表示のプロパティの内容を取り出してください。
                EXPORT "General Conferences:test conference" +ne
3       サーバから返されたメッセージの転送メッセージを作成して、Batch Admin宛に送信してください。
4       この会議室を作成するコマンドを削除し、検索と置換を行って以下のように相対位置の指定を変更してください。
                model "employee conferences" ""
以下は、サーバから返されるスクリプトで、削除する必要のあるコマンドは青色になっています。コメントは後から追加したものです。
//会議室を作成するコマンドなので不要
SetRelative FromBase Path ""
New Relative "" "Test Conference" "" Conference -8 463 19
//この会議室の権限フォームで、必要に応じてコンテナ用テンプレートとともに使用可能
Put Permissions Relative "Test Conference" 1012 7 0 1006 14 0 1004 14 0 2008 7 0 1000 6 0 1002 6 0 1001 6 0 1007 7 0 2009 7 6 2007 6 0 2016 6 0
//表示のプロパティの設定で、列の位置やウィンドウの位置とサイズを指定
SetBase FromBase Path "Test Conference"
SetRelative FromBase Path ""

Put Relative ""  900 0 901 0 902 0 903 0 904 0
Put Relative ""  1101.0 14 8716290 13075.0 7 8 13016.0 7 0 13015.0 0 "" 13065.0 14 -2147483646 13062.0 7 13 13063.0 7 17 13064.0 7 0 13074.0 7 2 13084.0 7 1 13053.0 7 0 13003.0 7 24 13082.0 7 80 13083.0 0 "general_bkgd.png" 13175.0 7 8
Put Relative ""  13116.0 7 0 13115.0 0 "" 13165.0 7 8 13162.0 7 13 13163.0 7 17 13164.0 7 0 13174.0 7 0 13184.0 7 0 13153.0 7 0 13103.0 7 24 13182.0 7 32 13183.0 0 "" 13200.0 7 8063 13202.0 0 "preview" 13209.0 7 1 13207.0 7 80
//このグループの[Rules & Resources]フォルダ内に[列のカスタマイズ]フォームとルールのフォームを作成

// Reference: 1:24826
New Relative "" "File in Archive folder" "" FormDoc 23047 0 0 23 23 -U+X
Put Previous 8120 7 1252 8140 0 8141 0 9 ""
Put Previous 13801.0 7 10 13810.0 7 33 13830.0 7 1 13832.0 0 "!Archived Messages"
Put Item Previous  13801 7 10
Put Item Previous  13830 7 1

Put Properties Previous 1018 14 -1075738209

// Reference: 1:24827
New Relative "" "Preview Column" "" FormDoc 23068 426 193 26 26 -U+X
Put Previous 8120 7 1252 8140 0 8141 0 9 ""
Put Previous 13202.0 0 "preview" 13200.0 7 8063 13209.0 7 1

Put Properties Previous 1018 14 -1075738172
//[Rules & Resources]フォルダをコンパイル
Compile Relative ""
SetRelative FromBase Path ""
以下は、サーバに送信するために修正したスクリプトです。
Put model "employee conferences" ""  900 0 901 0 902 0 903 0 904 0
Put model "employee conferences" ""  1101.0 14 8716290 13075.0 7 8 13016.0 7 0 13015.0 0 "" 13065.0 14 -2147483646 13062.0 7 13 13063.0 7 17 13064.0 7 0 13074.0 7 2 13084.0 7 1 13053.0 7 0 13003.0 7 24 13082.0 7 80 13083.0 0 "general_bkgd.png" 13175.0 7 8
Put model "employee conferences" ""  13116.0 7 0 13115.0 0 "" 13165.0 7 8 13162.0 7 13 13163.0 7 17 13164.0 7 0 13174.0 7 0 13184.0 7 0 13153.0 7 0 13103.0 7 24 13182.0 7 32 13183.0 0 "" 13200.0 7 8063 13202.0 0 "preview" 13209.0 7 1 13207.0 7 80


// Reference: 1:24826
New model "employee conferences" "" "File in Archive folder" "" FormDoc 23047 0 0 23 23 -U+X
Put Previous 8120 7 1252 8140 0 8141 0 9 ""
Put Previous 13801.0 7 10 13810.0 7 33 13830.0 7 1 13832.0 0 "!Archived Messages"
Put Item Previous  13801 7 10
Put Item Previous  13830 7 1

Put Properties Previous 1018 14 -1075738209

// Reference: 1:24827
New model "employee conferences" "" "Preview Column" "" FormDoc 23068 426 193 26 26 -U+X
Put Previous 8120 7 1252 8140 0 8141 0 9 ""
Put Previous 13202.0 0 "preview" 13200.0 7 8063 13209.0 7 1

Put Properties Previous 1018 14 -1075738172

Compile model "employee conferences"  ""
20070112_140556_0.png注意
スクリプトを実行しても、デスクトップのモデリングは行われません。上記の例は、所属ユーザがいないグループに対してだけ有効です。

新しいユーザグループのモデルデスクトップに新しいオブジェクトを作成するには、以下のようなコマンドを入力します。
        New model "New Employees" "" "My Projects" FOLDER 21003 50 175 +p
[My Projects]という名のフォルダを保護し(フィールドID 1016)、位置を指定し(フィールドID 1306および1307)、[モデル動作]を「コピー」に設定する(フィールドID 8057)には、以下のコマンドを入力します。
        PUT PROPERTIES MODEL "New Employees" "My Projects" 1016 6 1 1306 14 50 1307 14 175 8057 7 2
既存のユーザグループのモデルデスクトップに表示のプロパティを設定するには、SNAPSHOTコマンドを利用してください。
PUT PROFILEの例
PROFILEキーワードを利用すると、ユーザのアプリケーションのプロフィールを変更できます。フォームID 4001を使用してローカルアプリケーションを作成したとします。また、アプリケーション作成の際、このアプリケーションのプロフィールを表示するために独自のフォームも作成したとします。アプリケーションの[プロフィール]フォームのIDは1001にしました。
Susan Bramの有給休暇の日数(ID 2001)をアプリケーションのプロフィールに入力するには、以下のように入力します。
        PUT PROFILE USER sbram 4001.1001 2001 7 20
同じ作業を、SusanのクライアントID 1706を指定して行うには、以下のように入力します。
        PUT PROFILE CLIENT 1706 4001.1001 2001 7 20
PUT PROPERTIESの例
PROPERTIESキーワードを利用すると、[プロパティ]フォームを変更できます。パスは、管理者のデスクトップから相対パスで指定します。
既存の会議室を保護するには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES "General Conferences:Employee Lounge" 1016 6
既存の会議室の保護を解除するには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES "General Conferences:Employee Lounge" 1016 6 0
会議室を未承認状態にするには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES "General Conferences:Customer Support" 1320 6 1
[Employee Lounge]会議室のアイコン位置の[横]フィールド(ID 1306)と[縦]フィールド(ID 1307)を変更するには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES "General Conferences:Employee Lounge" 1306 14 205 1307 14 5
[アプリケーションID]フィールド(ID 8066)と[アイテムの種類]フィールド(ID 8067)を設定するには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES "General Conferences:Customer Support" 8066 7 4000 8067 7 1200
コンテナの[サブタイプ]フィールド(ID 1309)を[アプリケーションコンテナ]に設定するには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES "General Conferences:Customer Support" 1309 7 35
コンテナの[サブタイプ]フィールド(ID 1309)を[Members List]に設定するには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES "General Conferences:Customer Support" 1309 7 36
会議室を未承認状態にするには、以下のように入力してください。
PUT PROPERTIES "General Conferences:Customer Support" 1320 6 1
PUT PROPERTIES DESKTOP useridの例
PROPERTIES DESKTOP useridオブジェクトタイプを使用して、[プロパティ]フォームを変更することができます。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
Sue Bram(ユーザID sbram)のデスクトップにある[Presentations]会議室の保護を解除するには、以下のように入力してください。
        PUT PROPERTIES DESKTOP sbram "presentations" 1016 6 0
PUT PREFERENCESの例
PREFERENCESキーワードを利用して、[ユーザの基本設定]フォームを変更することができます。フィールドIDが10000より小さいフィールドは、すべて変更可能です。
Sue Bram(ユーザID sbram)の返信設定を「差出人にのみ返信」にするには、以下のように入力してください。
        PUT PREFERENCES sbram 1107 7 2
Sue Bram(ユーザID sbram)の[署名]フィールド(ID 1109)の先頭行を「Sue Bram」に、2行目を「Husky Planes」に設定し、[新規メッセージに署名を自動的に追加する]フィールド(ID 1108)を有効にするには、以下のように入力してください。
        PUT PREFERENCES sbram 1109 0 "Sue Bram\rHusky Planes" 1108 6 1
\rの部分には、改行文字コードが入力されます。
Sue Bram(ユーザID sbram)の[印刷レイアウト]フォーム(ID 180)の[宛先領域の印刷]フィールド(ID 4508)を無効にするには、以下のように入力してください。
        PUT PREFERENCES sbram 4508 6 0
PUT RESUMEの例
RESUMEオブジェクトタイプを利用すると、ユーザの[プロフィール]フォームに情報を登録できます。
Sue Bram(ユーザID sbram)のプロフィールにSusan Bramという名前を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT RESUME sbram 1006 0 "Susan" 1014 0 "Bram"
このプロフィールに情報を登録するには、以下のように入力してください。
        PUT RESUME sbram 6 "My name is Susan Bram, and I have worked for Husky Planes for 5 years.\r\rMy normal hours are 0700 to 1500"
\rの部分には、改行コードが入力されます。
このプロフィールに情報を追加するには、以下のように入力してください。
        PUT RESUME sbram 6 "If you need help outside my normal hours, please contact Paul Chu." +a
PUT RULESの例
[Employee Lounge]会議室の[File by Subject]という名の詳細ルールを無効にするには、以下のように入力してください。
PUT RULES "General Conferences:employee lounge" "file by subject" 13800 6 0
COMPILE "General Conference:employee lounge"
[Employee Conferences]コンテナ用テンプレートの[File by Subject]という名の詳細ルールを無効にするには、以下のように入力してください。
PUT MODEL RULES "Employee Conferences" "file by subject" 13800 6 0
COMPILE MODEL "Employee Conferences"
Susan Bram(ユーザID sbram)のメールボックスの「File by Subject」という名の詳細なルールを無効にするには、以下のように入力してください。
PUT RULES DESKTOP sbram "Mailbox" "file by subject" 13800 6 0
COMPILE DESKTOP sbram "Mailbox"
PUT SEARCH userIDの例
SEARCHオブジェクトタイプを利用して、[検索]フォームのパラメータを設定することができます。
Susan Bram(ユーザID sbram)の[検索]フォームの[オプションを表示]フィールド(ID 1229)と[サブコンテナ]フィールド(ID 1204)を有効にするには、以下のように入力してください。
        PUT SEARCH sbram 1229 6 1 1204 6 1
PUT SYSPROFILEの例
SYSPROFILEオブジェクトタイプを利用して、[システムプロファイル]フォーム上のフィールドを更新することができます。
サーバの優先度を「高」に設定するには、以下のように入力してください。
        PUT SYSPROFILE 1226 7 0
優先度を「中」にするにはfieldvalueを1に、「低」にするにはfieldvalueを2にします。
20070112_140556_0.png注意
サーバは時間の値を秒単位で格納しています。1日は、86400秒です。個人のメールや会議室アイテムの有効期限を変更する際には、この点にご注意ください。。fieldvalueが60なら、60秒となります。60日ではありません。1日の秒数より小さい値はすべて無視されます。
GETコマンドは、PUTコマンドを作成する際に役立ちます。例えば、[住所]フィールド(ID 1205)と[電話]フィールド(ID 1206)をすべてのユーザに追加したい場合、GETコマンドを利用してPUT構文を作成することができます。
1       FirstClassデザイナーでExample.fcを開いてください。
2       [ユーザ情報]フォーム(ID 125)を開き、この2つのフィールドのフィールドIDを調べてください。
3       任意のユーザ(この例ではsbram)に住所と電話を入力してください。
4       以下のようにGETコマンドを記述して送信してください。
REPLY
GET USER sbram 1205 1206
サーバからフィールドのID、フィールドの種類、およびフィールドの値が返されます。
        1205 0 "千代田区内神田2-14-3" 1206 0 "0352095780"
5       フィールドの値を適切な内容に置き換えて、PUTコマンドを作成してください。ユーザID pchuのユーザに住所と電話番号の情報を追加する場合は、下記のようになります。
                PUT USER pchu 1205 0 "千代田区内神田2-14-3" 1206 0 "0352095780"
オブジェクトを作成してフィールドに入力する場合、PREVIOUSコマンドでパスの置換を行うことができます。
例えば、ユーザグループを作成して[組織単位]フィールド(ID 1272)を設定する場合には、以下のように入力してください。
        New groups "Employee" "" FormDoc 23003 3 302 124
        Put Previous 1272 7 600



PUT PERMISSIONS
PUTコマンドでPERMISSIONキーワードを指定することにより、会議室、メールボックス、コンタクトデータベース、およびカレンダーの各権限フォーム上のフィールドを変更することができます。権限フォームには2つの種類があります。1つ目は、管理者デスクトップの[Groups]フォルダ内にあるコンテナ用テンプレートとカレンダーグループで使用するフォームです。2つ目はメールボックス、コンタクトデータベース、会議室、またはカレンダーで使用するフォームです。それぞれのフォームで構文が異なります。EXPORTコマンドを利用すると、既存の会議室、コンタクトデータベース、またはカレンダーの権限設定内容を抽出できます。
構文
・コンテナ用テンプレートまたはカレンダーグループの権限フォームの[対象][アクセスレベル]および[権限]の各フィールドを変更する場合
20070112_140556_0.png注意
[対象]フィールドと[アクセスレベル]フィールドのフィールドIDはどちらも29です。したがって、この2つのパラメータは同時に設定されます。
        PUT PERMISSIONS MODEL groupname path 29 index name fieldvalue
・コンテナ用テンプレートまたはカレンダーグループの権限フォームにある他のフィールドを変更する場合
        PUT PERMISSIONS MODEL groupname path fieldlist
・会議室またはカレンダーの権限フォームの[対象][アクセスレベル]および[権限]の各フィールドを変更する場合
20070112_140556_0.png注意
[対象]フィールドと[アクセスレベル]フィールドのフィールドIDはどちらも29です。したがって、この2つのパラメータは同時に設定されます。
        PUT PERMISSIONS path 29 index name fieldvalue
・会議室またはカレンダーの権限フォームにある他のフィールドを変更する場合
        PUT PERMISSIONS path fieldlist
パラメータ

path
会議室またはカレンダーで、管理者デスクトップからの相対パスで指定します。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
groupname
リスト内でエントリを指定する位置です。0は一番上に表示されている名前、1は2番目に表示されている名前、というように続きます。
fieldlist
フォーム上の3つのフィールドの組み合わせを示す値です。

fieldID fieldtype fieldvalueの形で記述します。

fieldID
フィールドIDです。
fieldtype
フィールドの種類です。以下の値を入力できます。
0=文字列。テキストと選択リスト(入力可)として定義されているフィールドです。
6=チェックボックス。チェックボックスおよびラジオグループとして定義されているフィールドです。
7=ポップアップ。選択リスト(入力不可)として定義されているフィールドです。
14=数値。数値および日付と時間として定義されているフィールドです。
fieldvalue
フィールドの値です。引用符で囲む必要がある場合があります。フィールドの値は、チェックボックス、ポップアップ、および数値に対しては数値で示さなければなりません。ポップアップの値は、FirstClassデザイナーで調べることができます。
コマンド例
[Employee Conferences]という名のコンテナ用テンプレートの権限を設定して、[Enployee]グループに「検索可」権限が与えられるようにするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS MODEL "employee conferences" "" 29 0 "Employee" 87552
20070112_140556_0.png注意
コンテナ用テンプレートを操作する際には、パスは常に空の引用符の組()とします。
[Employee Lounge]会議室の権限を設定し、[Employee]グループに「送信可」権限が与えられ、[All Users]グループは「すべて禁止」に設定されるようにするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:employee lounge" 29 0 "employee" 122624 29 1 "all users" 0
ディレクトリに非公開の会議室を[Employee Conferences]および[Custom Columns]の各コンテナ用テンプレートに所属させるには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:secret employee lounge" 19 0 "Employee Conferences" 19 1 "Custom Columns"
20070112_140556_0.png注意
ディレクトリに名前が表示される会議室をグループに所属させる場合には、PGADDコマンドを参照してください。PGADDコマンドではパスの指定は必要なく、コンテナ名を指定するだけでかまいません。
ユーザ設定の権限を作成するには、ユーザ、グループまたはゲートウェイに与えるすべての権限の値を加算して、fieldvalueパラメータの値としてください。
例えば、「アイテムの送信」権限の値は2048で、「自分のアイテムの削除」権限の値は256です。この2つの権限を設定する場合、2つの値の合計値2304がfieldvalueの値となります。
[Employee Lounge]会議室の権限を設定し、すべてのユーザがメールの送信と自分のメールの削除をできるようにするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:employee lounge" 29 0 "all users" 2304
[Employee Conferences]コンテナ用テンプレートの権限を設定し、すべての社員がメールの送信と自分のメールの削除をできるようにするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 29 0 "Employee UG" 2304
Susan Bram(ユーザID sbram)のメールボックスの権限を設定し、Paul Chuがメールの送信とメールの送信取り消しをできるようにするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS desktop sbram mailbox 29 0 "Paul Chu" 2304
Susan Bramがインターネットメールの受信をできないようにするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS desktop sbram mailbox 29 0 "internet" 0
[Customer List]コンタクトデータベースの権限を設定し、[Sales]グループのユーザに「作成可」権限を、[Employee]グループに「個別表示可」権限を与え、それ以外のユーザは「すべて禁止」に設定するには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge:Customer List" 29 0 "Sales" 131054 29 1 "Employees" 29 2 "All Users" 0
会議室のアクセスレベルのフィールド値は、以下の通りです。
        フィールド値    アクセスレベル
        0       すべて禁止
        512     Summary
        4608    閲覧可
        87552   検索可
        122624  送信可
        122752  承認可
        122798  主催者
        131054  サブコントローラ
        131071  コントローラ
会議室の個々の権限のフィールド値は、以下の通りです。
        フィールド値    権限
        1       権限の編集
        2       主催者
        4       すべてのアイテムの削除
        8       アイテムの作成
        16      読み取り専用アイテムの編集
        32      アイテムの編集
        64      ウィンドウと表示のプロパティの保存
        128     アイテムの承認
        256     自分のアイテムの削除
        512     会議室を開く
        1024    アイテムの検索
        2048    アイテムの送信
        4096    アイテムを開く
        8192    子会議室の作成
        16384   ファイルと添付ファイルのダウンロード
        32768   権限の表示
        65536   履歴の表示
ユーザ設定の権限を作成するには、ユーザ、グループ、またはゲートウェイに与えるすべての権限を加算して fieldvalueの値としてください。
カレンダーのアクセスレベルのフィールド値は、以下の通りです。
        フィールド値            アクセスレベル
        0                       すべて禁止
        2097152         時間表示可
        2304                    スケジュール作成可
        2099456         時間表示/スケジュール作成可
        2100992         件名表示/スケジュール作成可
        2219821         件名表示/スケジュール編集可
カレンダーの個々の権限のフィールド値は、以下の通りです。
        フィールド値    権限
        0       すべて禁止
        1       権限の編集
        2       主催者
        4       すべてのアイテムの削除
        8       アイテムの作成
        16      読み取り専用アイテムの編集
        32      アイテムの編集
        64      ウィンドウと表示のプロパティの保存
        128     アイテムの承認
        256     自分のアイテムの削除
        512     秘密度が[非公開]でないアイテムの閲覧
        1024    アイテムの検索
        2048    参加者の追加
        4096    アイテムを開く
        16384   ファイルと添付ファイルのダウンロード
        32768   権限の表示
        65536   履歴の表示
        2097152 カレンダーを開く
メールボックスのアクセスレベルのフィールド値は、以下の通りです。
フィールド値    権限
        0       送信不可
        2048    送信可
        2304    送信取り消し可
コンタクトデータベースのアクセスレベルのフィールド値は、以下の通りです。
        フィールド値    権限
        0       すべて禁止
        512     一覧表示可
        87552   個別表示可
        131054  作成可
[電話メモ]フォームのIDは128です。[Employee Lounge]会議室の権限フォームで「使用するフォーム」フィールド(ID 2008)を[電話メモ]フォームに設定するには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 2008 14 128
[電話メモ]フォームのIDは128です。[Employee Read]コンテナ用テンプレートの権限フォームで「使用するフォーム」フィールド(ID 2008)を[電話メモ]フォームに設定するには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 2008 14 128
[Employee Lounge]会議室の権限フォームで[メッセージの有効期間]を「無制限」にするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 1004 14 214849374
[Employee Lounge]会議室の権限フォームで[メッセージの有効期間を1日にするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 1004 14 86400
[Employee Conference]コンテナ用テンプレートの権限フォームで[メッセージの有効期間]を「無制限」にするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 1004 14 214849374
[Employee Conference]コンテナ用テンプレートの権限フォームで[メッセージの有効期間を1日にするには、以下のように入力してください。
        PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 1004 14 86400
20070112_140556_0.png注意
サーバは時間の値を秒単位で格納しています。1日は、86400秒です。fieldvalueが60なら、60秒となります。60日ではありません。1日の秒数より小さいフィールド値は、すべて無視されます。
[会議室の権限]フォームは、Example.fc内ではAclという名前で、フォームIDは103です。[カレンダーの権限]フォームのフォームIDは64、[コンテナ用テンプレートの権限]フォームのフォームIDは100、[カレンダーグループの権限]フォームのフォームIDは63、[コンタクトデータベースの権限]フォームのフォームIDは55です。
関連するコマンド
権限フォームのすべての内容を変更するには、さらに以下の4つのコマンドが必要です。
[プロフィール]ボタンをクリックすると、ディレクトリに公開されている会議室のプロフィールが表示されますが、このフォームを更新するには、PUT ABOUT <conference name>を使用してください。ディレクトリに公開されていない会議室の場合は、PUT ABOUTPATHを使用してください。
[ディレクトリ情報]ボタンをクリックすると、[ディレクトリ情報]フォームが表示されますが、このフォームの内容を変更するには、PUT DIRECTORY CONFERENCE <conference name>か、PUT DIRECTORY CALENDAR <calendar name>を使用してください。
参加者一覧は、REMOVEコマンド、LINK USERコマンド、またはLINK SPECIALコマンドで変更します。
ディレクトリに公開されているコンテナの所属ユーザは、PGADDコマンドかPGDELコマンドで変更します。ディレクトリに公開されていないコンテナの所属ユーザは、PUT PERMISSIONSで変更します。



PW
FirstClassスクリプトのコンポーネントにFirstClassスクリプトのパスワードを送信します。このコマンドは、スクリプトの先頭行で使用します。このパスワードが、EXPORTコマンドや[パスワード]フィールドで指定したパスワード制限より優先して適用されることはありません。EXPORTコマンドの実行やパスワードの取得は、管理者アカウントだけで行うことができます。
構文
PW password
パラメータ
password        パスワードです(最大半角12文字)。
バッチ管理用パスワードが「f1504x2s」で、管理者ではないユーザがバッチ管理を行う場合には、スクリプトの先頭に以下のように入力してください。
        PW f1504x2s
20070112_140556_0.png注意
管理者でないユーザがバッチ管理を行う場合、他のコマンドより前にこのパスワードを記述しなければなりません。記述しなければ、どのコマンドも実行されません。

REMOVE
保護されていないオブジェクトを削除します。このコマンドを実行すると、ユーザグループまたはコンテナ用テンプレートで利用していたルールとアップロード済みリソースが削除されます。このコマンドでは、コンテナ単位でルールとリソースを削除することはできません。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
構文
REMOVE targetpath -p +q
パラメータ

path
削除対象のパスで、管理者デスクトップからの相対パスで指定します。
DESKTOP userID path
アイテムを削除するユーザのユーザIDです。パスは、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
MODEL groupname
ユーザグループまたはコンテナ用テンプレートの名前です。
-p
省略可能です。対象のオブジェクトが保護されていても削除します。
+q
省略可能です。対象のオブジェクトが見つからなくても通知しません。
+x
ユーザグループまたはコンテナ用テンプレートの[Rules & Resources]フォルダを操作する際には必須です。
コマンド例
[London]ゲートウェイを削除するには、以下のように入力してください。
        REMOVE "Gateways:London" -p
Susan Bram(ユーザID sbram)のデスクトップにある[Presentations]会議室の保護を解除して削除するには、以下のように入力してください。
        REMOVE DESKTOP sbram "Presentations" -p
コンテナ用テンプレートからルールを削除するには、以下のように入力してください。
        REMOVE MODEL "Employee Read Conferences" "" "Mark as Urgent" +X
空の引用符の組()を、必ずグループ名の後に入れてください。
アップロードしたリソースをユーザグループから削除するには、以下のように入力してください。
        REMOVE MODEL "Employee" "" "new_desktop.jpg" +X
空の引用符の組()を、必ずグループ名の後に入れてください。

RENAME
保護されていないオブジェクトの名前を変更します。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
構文
RENAME targetpath objname
パラメータ

targetpath
管理者デスクトップからの相対パスです。
DESKTOP userID targetpath
ユーザのデスクトップからの相対パスです。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
objname
オブジェクトに付ける新しい名前です。
[Employee Lounge]会議室の名前を[Staff Lounge]に変更するには、以下のように入力します。
        RENAME "General Conferences:employee lounge" "Staff Lounge"
Susan Bram(ユーザID sbram)のデスクトップにある[Presentations]会議室の名前を[Presentations Archive]に変更するには、以下のように入力します。
        RENAME DESKTOP sbram "Presentations" "Presentations Archive"
[Presentation]会議室が保護されている場合には、あらかじめPUT PROPERTIES DESKTOPコマンドで保護を解除する必要があります。  
Susan Bram(ユーザID sbram)のデスクトップにある[Presentation]会議室の保護を解除し、名前を変更してからもう一度保護するには、以下のように入力します。
PUT PROPERTIES DESKTOP sbram "presentations" 1016 6 0
RENAME DESKTOP sbram "Presentations" "Presentations Archive"
PUT PROPERTIES DESKTOP sbram "presentations archrive" 1016 6 1
[プロパティ]フォーム(Windows)または[情報を見る]フォーム(Mac OS)の[保護]フィールドのIDは1016です。すでに保護が解除されているアイテムに対して保護を解除するコマンドを送信して、Renameコマンドが失敗しないようにすることをお勧めします。

REPLY
生成した出力結果を返信メッセージとして送り返すように要求します。GETGETADMINLISTSNAPSHOT、およびDIAGNOSEDIRの各コマンドは、このコマンドとともに使用しなければなりません。ほとんどのコマンドは、このコマンドと組み合わせて使用できます。しかし、一部のコマンドは、コマンドが失敗した場合にしか返信メッセージを送りません。また、サーバコンソールで[Logging]>[Batch Admin Log]を選択して、バッチ管理のログを取得するよう設定することもできます。
構文
REPLY
返信メッセージが他のユーザに送信されるようにするには、以下の構文を使用してください。
REPLY name
返信メッセージの件名を設定するには、以下のように入力してください。
REPLY subject name +s
パラメータ

name    
ユーザまたは会議室をメールの宛先に設定する際にディレクトリに表示される名前です。
subject
メッセージの[件名]フィールドに入力されるテキストです。
+s
省略可能です。最初の変数を件名として使用します。
すべてのユーザの一覧を作成してエクスポートし、その出力結果をメッセージとしてを取得する場合には、以下のように入力します。
REPLY
LIST +ur
Susan Bramというユーザに、「登録確認」という件名の返信メッセージが送られるようにするには、以下のように入力します。
        REPLY "登録確認" "Susan Bram" +s
        WRITE You are confirmed in the April 11, 2007 event.
sbram@huskyplanes.comというメールアドレスに、「登録確認」という件名の返信メッセージが送られるようにするには、以下のように入力します。
        REPLY "Registration Confirmed" "sbram@huskyplanes.com"
        WRITE You are confirmed in the April 11, 2007 event.
ユーザに送信される返信メッセージに大量のスクリプトが含まれる場合、EXECUTEコマンドを使用して、そのユーザに送信したい部分のテキストだけを分離するとよいでしょう。そうすれば、ユーザは余分なスクリプトが大量に含まれた返信メッセージを受け取らなくても済むようになります。
<prior commands>
EXECUTE SCRIPT PATH ADMIN DESKTOP "scripts:userconfirm"



SETEXPORTFILTERS
EXPORTコマンドと共に使用し、スクリプト内に返される情報の内容を制限します。エクスポートするアイテムを最終更新日またはメッセージのスレッドで指定できます。
構文
SetExportFilters type parameter1 parameter2 options
パラメータ

modified "この日より後" "この日より前"
指定した最終更新日にもとづいてスクリプトを返します。
thread “スレッドサイトID” “スレッドID”
メッセージのスレッドIDにもとづいてスクリプトを返します。
+D
modifiedパラメータと組み合わせて、システムのデフォルト形式で記述した日付を入力する場合に使用します。このオプションは大文字で記述してください。
コマンド例
指定したスレッドIDに含まれるメッセージをエクスポートするには、以下のように入力してください。
SETEXPORTFILTERS thread 34537 35410266
EXPORT "General Conferences:staff lounge"
スレッドサイトIDとスレッドIDを表示するには、詳細表示で右クリック(Windows)またはctrl+クリック(Mac OS)して、ドロップダウンメニューから「スレッド」を選んでください。
2007年4月21日に作成されたメッセージをエクスポートするには、以下のように入力してください。
SETEXPORTFILTERS modified "2004/04/20" "2007/04/22" +D
EXPORT "General Conferences:staff lounge"
2007年4月21日以前のメッセージをエクスポートするには、以下のように入力してください。
SETEXPORTFILTERS modified "" "2007/04/22" +D
EXPORT "General Conferences:staff lounge"
2007年4月21日以降のメッセージをエクスポートするには、以下のように入力してください。
SETEXPORTFILTERS modified "2007/04/20" "" +D
EXPORT "General Conferences:staff lounge"




SETEXPORTOPTIONS
EXPORTコマンドと共に使用し、デフォルトの添付ファイル名を変更します。
構文
SetExportOptions name
パラメータ      
name    最大半角20文字です。
[Employee Lounge]会議室にあるすべての添付ファイルの名前を、デフォルトの「Attach」ではなく「lounge」に変更してエクスポートするには、以下のように入力してください。
SetExportOptions lounge
EXPORT "general conferences:employee lounge"

SETOU
新しく作したユーザやコンテナを所属させるグループを指定します。
構文
SETOU groupname
パラメータ
groupname       ユーザグループの名前です。このグループに組織単位を定義する必要はありません。
Susan A. Bramというユーザを[Consultant]グループに所属させるには、以下のように入力します。
SETOU consultant
add network susan susan a bram "" carrot

UPDATE
ファイルの更新を行います。通常は、[FC Resource Registory]内にある既存の設定ファイルに新しい設定ファイルを結合するために使用します。
構文
UPDATE path name +b
パラメータ

path
更新対象のファイルへのパスです。
name
ファイル名です。拡張子を記述して指定します。
+b
サーバのハードドライブ上にある\FCNS\Server\Batchフォルダ内のファイルをアップロードします。
newforms.fcという設定ファイルの中にあるリソースを、Japanese Resourcesとja.rezに追加するには、newforms.fcファイルをメッセージに添付して、以下の2つのコマンドを入力してください。
UPDATE "multi-site setup:fc resource registry:japanese resources" "newforms.fc"
UPDATE "multi-site setup:fc resource registry:ja.rez" "newforms.fc"


SETBASE
SETBASEコマンドの後に続くコマンドでパスを指定する際に、SETBASEコマンドで登録したアプリケーションフォルダか、現在のユーザからの相対パスを使用できるようにします。SETBASEを定義すると、RELATIVEコマンドを使用して、絶対パスの代わりに相対パスでパスを指定できるようになります。
構文
アプリケーションフォルダを登録して、そこからの相対パスを指定できるようにするには、以下のように入力してください。
SETBASE appid +APP
SETRELATIVE FROMBASE ""
ユーザのデスクトップからの相対パスを指定できるようにするには、以下のように入力してください。
SETBASE +USER
SETRELATIVE FROMBASE ""
コマンド例
フォームID 4001を使用してローカルアプリケーションを作成したとします。すべてのコマンドで、パスを「firstclass applications:local application」と指定しなくても済むようにするには、以下のように入力してください。
SETBASE 4001 +APP
SETRELATIVE FROMBASE ""
PUT properties RELATIVE "document a" 1016 6 1
アプリケーションルールに実行スクリプトが設定されている場合、以下のコマンドは、このルールを実行したユーザのデスクトップ上で実行されます。
SETBASE +USER
SETRELATIVE FROMBASE ""
PUT properties RELATIVE "Home Page" 1016 6 0
RENAME RELATIVE "Home Page" "My Web Site"

SETRELATIVE ""とRELATIVE ""
このコマンドの後に続くコマンドでパスを指定する際に、このコマンドで登録した場所からの相対パスを使用できるようにします。SETRELATIVEを定義すると、RELATIVEコマンドを使用して、絶対パスではなく相対パスでパスを指定できるようになります。
構文
SETRELATIVE <path> ""
SETRELATIVEの後には、必ず空の引用符の組("")を記述してください。
<command> RELATIVE path
サブコンテナが必要でない場合には、空の引用符の組()を使用することができます。
コマンド例
3つのコンタクトをSusan Bram(ユーザID sbram)のコンタクトフォルダに登録するには、以下のように入力します。
SETRELATIVE DESKTOP sbram "Contacts" ""
NEW RELATIVE "" "Paul Chu" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Roy Allen" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Amanda Ho" "" FormDoc 23023 434 49 105
同じコンタクトを2名のユーザ(ユーザIDはsbramとrallen)のコンタクトフォルダに作成するには、以下のように入力します。
SETRELATIVE DESKTOP sbram "Contacts" ""
NEW RELATIVE "" "Paul Chu" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Stanley Matthews" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Amanda Ho" "" FormDoc 23023 434 49 105

SETRELATIVE DESKTOP rallen "Contacts" ""
NEW RELATIVE "" "Paul Cnu" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Stanley Matthews" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Amanda Ho" "" FormDoc 23023 434 49 105
Susan(ユーザID sbram)のWebフォルダには3つのサブフォルダがあり、Home Pageドキュメントをこの3つのフォルダに作成するには、以下のように入力します。
SETRELATIVE DESKTOP sbram "My Web Site" ""
NEW RELATIVE "Project A" "Home Page" "" Document 23019 30 15 900
NEW RELATIVE "Project B" "Home Page" "" Document 23019 30 15 900
NEW RELATIVE "Project C" "Home Page" "" Document 23019 30 15 900
3つのコンタクトと1つのHome PageドキュメントをSusan Bramのために作成するには、以下のように入力します。
SETRELATIVE DESKTOP sbram "Contacts" ""
NEW RELATIVE "" "Paul Chu" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Roy Allen" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "" "Amanda Ho" "" FormDoc 23023 434 49 105

SETRELATIVE DESKTOP sbram "My Web Site" ""
NEW RELATIVE "" "Home Page" "" Document 23019 30 15 900

SETRELATIVEを使用してSusanのデスクトップを指定し、RELATIVEを使用してサブフォルダを指定することもできます。
SETRELATIVE DESKTOP sbram ""
NEW RELATIVE "Contacts" "Paul Chu" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "Contacts" "Roy Allen" "" FormDoc 23023 434 49 105
NEW RELATIVE "Contacts" "Amanda Ho" "" FormDoc 23023 434 49 105

SETRELATIVE DESKTOP sbram
NEW RELATIVE "My Web Site" "Home Page" "" Document 23019 30 15 900
関連するコマンド
新規オブジェクトを作成する際に、PREVIOUSコマンドを使用すると、作成したばかりのオブジェクトを操作できます。異なるコマンドが現れるとすぐに、PREVIOUSコマンドは使用できなくなります。
コマンド例
Susan Bramのために作られた3つのコンタクトに内容を追加するには、以下のように入力します。
SETRELATIVE DESKTOP sbram "Contacts" ""

NEW RELATIVE "" "Paul Chu" "" FormDoc 23023 434 49 105

NEW RELATIVE "" "Stanley Matthews" "" FormDoc 23023 434 49 105

NEW RELATIVE "" "Amanda Ho" "" FormDoc 23023 434 49 105



SNAPSHOT
会議室の表示のプロパティをPUTコマンドの書式で返します。EXPORTコマンドでも表示のプロパティを含むスクリプトを生成できます。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
構文
REPLY
SNAPSHOT path
パラメータ

path
コンテナの場所で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
DESKTOP userID path
コンテナの場所で、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
コマンド例
[General Conferences]内の[Employee Lounge]会議室の表示のプロパティを他の会議室に適用するには、以下の手順に従ってください。
1       分割表示、サイズ、並び順、列の幅、コンピュータのデスクトップ上での位置のほか、[表示のプロパティ]フォームで選択できる項目を設定してください。
2       以下のコマンドを入力してください。
REPLY
SNAPSHOT "General Conferences:Employee Lounge"
サーバから以下の情報が返されます(コメント部分は含まれません)。
//ウィンドウの位置と大きさ、分割位置とサイズ、および表示位置
Put "General Conferences:employee lounge"  900 51 901 271 902 10 903 621 904 735
//詳細表示で表示するフィールド
Put "General Conferences:employee lounge"  13000.0 122 0008000500100009000C000A000C0007008200060028FFFD000E000800DC00020064 -S

//上部ペインの表示のプロパティ
Put "General Conferences:employee lounge"  13075.0 7 8 13016.0 7 0 13015.0 0 "" 13065.0 14 -2147483646 13062.0 7 13 13063.0 7 13 13064.0 7 0 13074.0 7 2 13084.0 7 1 13053.0 7 0 13003.0 7 24 13082.0 7 80 13083.0 0 "l_pane1.png"
Put "General Conferences:employee lounge"  1101.0 14 10289154
Put "General Conferences:employee lounge"  13100.0 122 0007000500100009000C000A000C0007008200060028000800DC00020064 -S

//下部ペインの表示のプロパティ
Put "General Conferences:employee lounge"  13175.0 7 -1 13116.0 7 0 13115.0 0 "" 13165.0 7 8 13162.0 7 13 13163.0 7 13 13164.0 7 0 13174.0 7 0 13184.0 7 0 13153.0 7 0 13103.0 7 24 13182.0 7 32 13183.0 0 ""
3       サーバからの返信メッセージの転送メッセージを作成し、宛先をBatch Adminにしてください。
4       [編集]>[置換]を選択して、表示のプロパティを適用させる会議室のパスに置換してください。
サーバがこのコマンドを処理すると、この会議室には元の会議室と同じ表示のプロパティが適用されます。
表示のプロパティは、パスを変更すればユーザのデスクトップに適用させることもできます。例えば、同じ表示のプロパティをSusan(ユーザID sbram)のデスクトップに適用させるには、パスを以下のように変更します。
        PUT "private conference:employee lounge"
から以下に変更
        PUT DESKTOP sbram ""
引用符は、デスクトップのパスを表しています。
関連するコマンド
SNAPSHOTコマンドを利用するには、REPLYコマンドが必要です。EXPORTコマンドを利用すると、コンテナの表示のプロパティも返されます。

UPLOAD
会議室やフォルダにファイルをアップロードします。UPLOADコマンドはNEWコマンドと組み合わせて使用する必要があります。パスの各要素はコロンで区切ってください。PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
構文
UPLOAD path filename +b
パラメータ

path
コンテナの場所で、管理者デスクトップからの相対位置で指定します。
DESKTOP userID path
コンテナの場所で、ユーザのデスクトップからの相対位置で指定します。
filename
ファイル名です。拡張子を記述して指定します。
+b
FCNS\Server\Batchフォルダ内のファイルをアップロードします。
NEWコマンドとUPLOADコマンドの両方を使用する必要があります。また、アップロードするファイルを、コマンドを記述したメッセージに添付する必要があります。フォームIDパラメータは必要ありません。例えば、[Employee Lounge]会議室内にstaff setting.fcファイルをアップロードするには、以下のように入力してください。
NEW "General Conferences:employee lounge" "staff settings.fc" "" FCF 17044 -1 -1
UPLOAD "General Conferences:employee lounge:staff settings.fc" "staff settings.fc"

リソースファイルをユーザグループの[Rules & Resources]フォルダにアップロードするには、以下のように入力してください。
NEW MODEL "Employees" "" "staff settings.fc" "" FCF 17044 -1 -1 +X
UPLOAD PREVIOUS "staff settings.fc"
COMPILE MODEL "Employees"
20070112_140556_0.png注意
リソースファイルをグループの[Rules & Resources]フォルダにアップロードする場合は、グループ名の後に必ず空の引用符の組()を記述しなければなりません。
関連するコマンド
UPDATEコマンドを使用すると、FirstClassの設定ファイルを結合することができます。


WRITE
バッチコマンドの返信メッセーとして管理者のメールボックスに返される内容を指定します。
構文
WRITE +ct text
パラメータ

+c
省略可能です。テキストをサーバコンソールに出力します。
+t
省略可能です。タイムスタンプを出力します。
text
最大半角250文字です。
コマンド例
会議室の作成するためにREPLYNEWコマンドを実行した時に、会議室が正しく作成されなかった場合にだけFirstClassが返信メッセージを返すようにします。ただし、スクリプトの処理が完了したことを知らせるメッセージが返されるようにすることもできます。このように設定するには、以下のように入力してください。
REPLY
NEW "General Conferences:Employee Lounge" "" CONFERENCE 13107 10 10
WRITE Command completed.
複雑な条件のスクリプトを記述する場合は、IFコマンドが予期した結果を返すかどうかをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
以下のスクリプトを実行すると、[Employee Lounge]会議室がGeneral Conferences内に存在するかどうかを確認し、TrueかFalseを含むメッセージが返されます。
IF OBJECT "General Conferences:Employee Lounge" EXISTS
        WRITE True
ELSE
        WRITE False
ENDIF
この単純な作業を行うことで、スクリプトのデバッグ時にIFコマンドの誤りを見つけて削除できるようになります。この例では、Falseが返されたら、構文か表示されたエラーを調べてください。




hirosue Shino Web Site