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自分専用のブロックリストの作成

自分専用のブロックリストを作成して、FirstClassのサイトのスパムメールが来ないようにすることができます。このブロックリストは[rules.SubjectBlock]ドキュメントと同じように動作するため、このドキュメントの設定を[rules.MailRules]ドキュメントに適用して、インターネットサービスに特定の 動作(スパムスコアの追加、差出人への不達通知の送信など)をさせることができます。ただし、このブロックリストにはそれ以上の機能があり、メッセージの[件名]フィールドだけでなく様々なフィールドをチェックすることができます。

自分専用のブロックリストでチェックできる内容は、次の通りです。

・不快な単語や語句。
・X-Mailerヘッダ(スパム配信者が使用したメーラ)。
・サービスを停止したメーラ(スパム配信者のメーラではないため、メッセージIDのヘッダがメッセージに追加されません
・IPアドレス。
・ウイルスメールの件名。
・ウイルスメールの添付ファイル名。

ブロックリスト用ドキュメントの作成方法
すべてのルール関連ドキュメントと同じように、リスト用ドキュメントも(管理者デスクトップの[Internet Services]フォルダにある[Filters]フォルダ内に保存し、「lists」という名前の後に固有名を付けなければいけません。例えば、

・lists.myreallybadlist
・lists.mymoderatelybadlist
・lists.questionablebadlist




ブロックリストの設定を[rules.MailRules]ファイルに適用する方法

デフォルトのrules.MailRules]ファイルには、ブロックリストに登録されている好ましくない単語や語句がメッセージのフィールドの内容にあるかをチェックするルールが記述されています。ここで言うブロックリストとは、[rules.SubjectBlock]ファイル、[rules.AttachmentBlock]ファイル、および自分専用の全ブロックリストのことです。下図は、インターネットサービスがルール用ドキュメントやフィルタリング用ドキュメントをチェックする流れを表したものです。

20070123_100131_0.png

デフォルトでは、[Filters]フォルダ内に基本的なリスト用ドキュメントが作られており、[rules.MailRules]ドキュメントにハードコードされたルールと連動して、様々なスパムをブロックします。例えば、[lists.VirusNetskySubject]ドキュメントと、[lists.VirusNetskyAttachment]ドキュメントは、[rules.MailRules]ドキュメント内にある次のルールから呼び出されます。




@: IF (@length($attname) && @InWordList("lists.VirusNetskySubject", $Subject) && @InWordList("lists.VirusNetskyAttachment", $attname)) NDN 550 "No worms allowed"




このルールでは、[lists.VirusNetskySubject]ドキュメントに登録されている件名か、[lists.VirusNetskyAttachment]ドキュメントに登録されている添付ファイル名をインターネットサービスが検出すると、差出人に(メッセージ付きの)不達通知が送信されます。[Filters]フォルダには他にも類似のリスト用ドキュメントがあり、関連するメールルールによって呼び出されます。

独自のリストを作成する場合は、関連するメールルールを[rules.MailRules]ドキュメントに記述しなければなりません。既存のルールを編集することも、新しくルールを作成することも可能です。例えば、次のリストを[Filters]フォルダ内に作成したとします。

・[lists.reallybadwords]ドキュメント−スパムレベルを100追加する。
・[lists.moderatelybadwords]ドキュメント−スパムレベルを50追加する。
・[lists.questionablebadwords]ドキュメント−スパムレベルを25追加する。

この場合、次のように、上の3つのルールをrules.MailRulesファイルに記述しなければなりません。

Subject: IF (@inwordlist("lists.mylists", $subject)) SET $spamlevel += 100 AND $spamtests += "SUBJECT_IN_LIST;"
Subject: IF (@inwordlist("lists.myclasslists", $subject)) SET $spamlevel += 50 AND $spamtests += "SUBJECT_IN_LIST2;"
Subject: IF (@inwordlist("lists.myschoollists", $subject)) SET $spamlevel += 25 AND $spamtests += "SUBJECT_IN_LIST3;".

スパムレベルの値を変更したい場合は、[Basic Internet Setup(インターネットの基本設定)]フォームの[迷惑メール/スパム]タブにある[メールルール]タブで設定するか、rules.MailRules]ファイルを直接設定することができます。



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