オブジェクトの移動とコピー
オブジェクトは、ドラッグすると移動できます。
オブジェクトをコピーするには、Ctrl(Windows、Linux)またはOption(Mac OS、Mac OS X)を押しながらそのオブジェクトをドラッグします。
管理者がユーザに特定のオブジェクトを移動するための権限を与えていない場合、FirstClassは代わりにそのオブジェクトへのリンクの作成を試みます。
メッセージを会議室またはメールボックスに移動すると、そのメッセージの有効期限は、その場所のオブジェクトに対するデフォルトの有効期限に変わります。有効期限をリセットするには、メッセージに関する情報を変更します。
オブジェクトの削除
オブジェクトを削除するには、そのオブジェクトを選択し、[ファイル]>[削除]を選択するか、またはDeleteを押します。
オブジェクトを削除すると、そのオブジェクトは削除対象としてマークされ、直ちにサーバから削除されるわけではありません。FirstClassでは、削除されたオブジェクトを 監査時に物理的に消去します。監査が行われるスケジュールは、管理者が設定します。
また、フォルダ、会議室、カレンダーを削除すると、その中にあるすべてのオブジェクトが削除されます。
ヒント
いくつかの会議室に送信したメッセージを削除する必要がある場合は、メールボックスに移動し、メッセージの送信を取り消してから、メッセージを削除します。最初にメッセージの送信を取り消さないと、メッセージを送信した会議室ごとに削除しなければならなくなります。さらに、対象となるすべての会議室に対して、メッセージを削除する権限がユーザにない場合もあります。
オブジェクトを削除できない場合
管理者からオブジェクトを削除する権限を与えられているのにオブジェクトを削除できない場合は、そのオブジェクトが保護されている可能性があります。
削除したオブジェクトの復元
監査が行われる前であれば、ユーザは削除したオブジェクトを復元できます。これには以下の操作を行います。
1 削除したオブジェクトがあったウィンドウを開きます。
2 [表示]>[削除したアイテムの表示]を選択します。
監査によってまだ消去されていない、削除済みオブジェクトがすべてごみ箱のアイコンとともに表示されます。
削除の対象としてマークされたオブジェクトは、開くことができません。
3 復元するオブジェクトを選択します。
4 [ファイル]>[削除の取り消し]を選択します。
削除したオブジェクトを復元し終えたら、[表示]>[削除したアイテムを隠す]を選択すると、まだ削除の対象としてマークされているオブジェクトを隠すことができます。
オブジェクトの非表示
選択したオブジェクトを隠すには、以下の操作を行います。
1 オブジェクトのプロパティを開きます。
2 [表示]で[非表示]を選択します。
非表示オブジェクトの表示
非表示オブジェクトを一覧表示するには、[リンク]エクスプローラ表示で閉じているコンテナをShiftを押しながらクリックします。非表示オブジェクトの1つを再表示するには、以下の操作を行います。
1 再表示するオブジェクトを選択します。
2 オブジェクトのプロパティを開きます。
3 [表示]で、[デフォルト]または別の位置を選択します。
シングルクリックでオブジェクトを開く
通常、オブジェクトはダブルクリックで開きます。
エクスプローラ表示では、シングルクリックでオブジェクトが開きます。
FirstClassの[クラシック]インタフェースで、特定のペインにあるオブジェクトをシングルクリックで開けるようにするには、[表示のプロパティ]フォームの[アイコン]タブで[アイコンをシングルクリックで開く]を選択します。
この変更によって影響を受けるのは、オブジェクトのアイコン部分のみです。ペイン内のオブジェクトを開くのではなく選択するには、オブジェクトに関連付けられているテキスト(アイコンの名前など)をクリックします。このペインのオブジェクトを移動するには、名前をドラッグします。
複数のオブジェクトの操作
複数のオブジェクトを選択する場合は、OSの通常の選択方法で行うことができます。
さらに、同じ作成者や同じ日付など、共通する内容のオブジェクトだけを選択することもできます。これは、あるオブジェクトを一覧から目で追って探す際に、候補となるオブジェクトだけを強調表示するのに役立ちます。これを行うには、ショートカットメニューから[同様のアイテムを選択]を選択します。
詳細表示では、選択基準としたい内容が含まれている列で、その内容を持つオブジェクトからこのメニューを開きます。
アイコン表示では、オブジェクトの中で、選択基準としたい内容を表す部分(フラグなど)からこのメニューを開きます。
たとえば、件名が「予算」のすべてのメッセージを選択するには、この件名を持つメッセージを見つけ、次にその件名である「予算」の上からショートカットメニューを開いて[同様のアイテムを選択]を選択します。
件名の選択は、実際にはメッセージのスレッドを選択することになります。件名の表記が変更されていても、スレッド内のすべてのメッセージが選択されます。
複数のオブジェクトを選択して開くには、[ファイル]>[開く]>[選択したアイテムを開く]を選択します。
複数のオブジェクトの一括表示
メッセージやドキュメントなどの複数のオブジェクトを選択し、それらの内容をまとめて1つのウィンドウに表示するには、[メッセージ]>「選択アイテムの要約]を選択します。一時的にドキュメントが作られ、その中にオブジェクトの内容が連続して表示されます。このドキュメントは、いったん閉じると再び表示することはできません。
ドキュメントを閉じる前であれば、指定したテキストの検索やドキュメントの印刷、保存を行うことができます。
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