フォームのタブ
このフォームを使って、サーバに接続する際に使用するプロトコルを設定します。
プロトコル
サーバに接続する際に使用するプロトコルは、以下のとおりです。
・TCP/IP - TCP/IP接続
・UDP/IP - UDP/IP接続
・IPX - IPX接続(Windows)
・AppleTalk - AppleTalk接続(Mac OS)
・Windows Modem - Windows(TAPI)モデム接続(Windows)
・FirstClass Modem - FirstClassモデム接続(Windows)
・ISDN(CAPI)Adapter - ISDN(CAPI)接続(Windows)
・Serial - シリアルモデム接続(Mac OS)
・Comm Toolbox - Comm Toolbox接続(Mac OS)
・Comm Toolbox Serial - Comm Toolbox Serial接続(Mac OS)
使用するプロトコルの情報については、「接続設定」を参照してください。
FirstClassは、[プロトコル]で選択された値にもとづいて適切な表示フィールドを決定します。IPX接続とAppleTalk接続の場合、[基本設定]タブで更新するフィールドはありません。これ以外のプロトコルでこのタブに表示されるフィールドについては、以下を参照してください。
[基本設定]タブ(TCP/IPまたはUDP/IP)
このタブを使って、TCP/IPまたはUDP/IPを使用する場合の接続情報を指定します。
ポート番号
サーバ上のTCP/IPまたはUDP/IPポートです。デフォルト設定を変更すると、TCP/IPまたはUDP/IP接続を使用しているすべての設定ファイルの設定が変更されます。
プロキシのポート
プロキシサーバに接続する際に使用するポート(プロキシサーバを介して接続する場合)です。デフォルト番号の1080が一般的なプロキシサーバポートです。
プロキシのIPアドレス
プロキシサーバのIPアドレス(プロキシサーバ経由で接続する場合)です。プロキシサーバを使用しない場合は、0.0.0.0.のままにします。
バッファのサイズ
6000から64000の間で指定します。バッファが大きいほどダウンロードのパフォーマンスは向上しますが、FirstClassクライアントがインストールされているコンピュータで必要なメモリが増大します。通常はデフォルト設定の10000で十分です。
[基本設定]タブ(Windowsモデム)
このタブを使って、Windows(TAPI)モデムを使用する場合の接続情報を指定します。
接続に使用するWindows(TAPI)モデム
この接続に使用するモデム。コンピュータに複数のTAPIモデムが設定されている場合にだけ適用されます。必要なモデムがこのリストにない場合は、[モデムコントロールパネル]をクリックしてモデムをリストに追加します。
スクリプト
サーバに接続する際に特別な接続スクリプトが必要な場合の接続スクリプトファイルです。
使用回線
このフィールドが表示される場合、このデバイスで複数の回線またはチャンネルがサポートされます。この接続で必要な回線またはチャンネルを選択します。
[モデムの設定...]と[ダイアル呼び出しのプロパティ]のボタンを押すと、Windowsのモデム設定フォームが開きます(詳細についてはWindowsのマニュアルを参照してください)。これらは、TAPIモデムを再設定する場合にだけ必要です。
[基本設定]タブ(ISDN)
このタブを使って、ISDNを使用する場合の接続情報を指定します。
接続に使用するISDN(CAPI)アダプタ
この接続に使用するアダプタ。コンピュータに複数のISDNアダプタが設定されている場合にだけ適用されます。
スクリプト
サーバに接続する際に特別な接続スクリプトが必要な場合の接続スクリプトファイルです。
ISDNのオプション
適切なプロトコルの種類が管理者から通知されていない場合、最初にデフォルトの設定で試してください。接続されなければ、[B2プロトコル]で[透過]を選択してください。
[基本設定]タブ(FirstClassまたはシリアルモデム)
このタブを使って、FirstClassまたはシリアルモデムを使用する場合の接続情報を指定します。
接続
モデム
使用するモデムの種類です。
モデムファイルは、デフォルトではクライアントと一緒にインストールされません。対象のモデムの種類をこのフィールドに表示させるには、弊社のWebサイトなどから、該当するモデムファイルをダウンロードします。
これらの領域に適切なモデムが表示されない場合は、そのモデムと同じ速度を持つ互換性のあるモデムを選択してください。たとえば、V.32bisモデムの場合は、Hayes Compatible 14400を選択します。
ポート
モデムを接続するポート(たとえば、WindowsではCOM2、Mac OSではModem Port)。
電話
電話回線の種類。ダイアル式電話を使用している場合は、[パルス]を選択します。プッシュフォン式電話を使用している場合は、[トーン]を選択します。
スピーカー
ダイアルおよびネゴシエーション中にモデムスピーカーをオンにするかどうかを指定します。ここでの選択が反映されないモデムもあります。
スクリプト
サーバに接続する際に特別な接続スクリプトが必要な場合の接続スクリプトファイルです。
ケーブルのオプション
H/Wハンドシェイク
ハードウェアのハンドシェイクをオンまたはオフにします。高速モデムを使用している場合、データ圧縮またはエラー訂正をサポートしているモデムを使用している場合、またはどちらを選択すべきか不明な場合は、[オン]にします。モデムがハードウェアのハンドシェイクをサポートしている場合、[オン]が[備考]セクションで推奨されているのであれば、デフォルト設定の[オン]にします。
DTRハングアップ
DTRハングアップをオンまたはオフにします。DTRハングアップが[オン]の場合、いつ回線を切断するかをモデムに通知するために、DTR(Data Terminal Ready)ピンが使用されます。どちらを選択すべきか不明な場合は、[オン]にします。
キャリアの検出
モデムがキャリアの検出をサポートしているかどうかを指定します。どちらを選択すべきか不明な場合は、[オン]にします。
速度のオプション
自動速度
自動速度をオンまたはオフにします。自動速度が[オン]の場合、FirstClassは、シリアルポートの速度をモデムからCONNECTメッセージで報告された速度に設定します。ハードウェアのハンドシェイクを使用しない場合は、[オン]を選択します。どちらを選択すべきか不明な場合は、[オフ]を選択します。
ボーレート
FirstClassが接続を試みる速度です。この速度はコンピュータとモデム間の速度であり、モデムからモデムへの速度ではありません。ハードウェアのハンドシェイクを使用している場合、この速度は、使用していない場合に比べて通常2倍から4倍速くなります。
[基本設定]タブ(Comm Toolbox Serial)
このタブを使って、Comm Toolbox Serialを使用する場合の接続情報を指定します。
接続
モデム
使用するモデムの種類です。
モデムファイルは、デフォルトではクライアントと一緒にインストールされません。対象のモデムの種類をこのフィールドに表示させるには、該当するモデムファイル(.mdm)をFirstClassアプリケーションフォルダ内の[Modems]フォルダにダウンロードします。モデムファイルは、弊社のWebサイトなどから入手できます。
これらの領域に適切なモデムが表示されない場合は、そのモデムと同じ速度を持つ互換性のあるモデムを選択してください。たとえば、V.32bisモデムの場合は、Hayes Compatible 14400を選択します。
電話
電話回線の種類。ダイアル式電話を使用している場合は、[パルス]を選択します。プッシュフォン式電話を使用している場合は、[トーン]を選択します。
スピーカー
ダイアルおよびネゴシエーション中にモデムスピーカーをオンにするかどうかを指定します。ここでの選択が反映されないモデムもあります。
スクリプト
サーバに接続する際に特別な接続スクリプトが必要な場合の接続スクリプトファイルです。
ケーブルのオプション
H/Wハンドシェイク
ハードウェアのハンドシェイクをオンまたはオフにします。高速モデムを使用している場合、データ圧縮またはエラー訂正をサポートしているモデムを使用している場合、またはどちらを選択すべきか不明な場合は、[オン]にします。モデムがハードウェアのハンドシェイクをサポートしている場合、[オン]が[備考]セクションで推奨されているのであれば、デフォルト設定の[オン]にします。
速度のオプション
自動速度
自動速度をオンまたはオフにします。自動速度が[オン]の場合、FirstClassは、シリアルポートの速度をモデムからCONNECTメッセージで報告された速度に設定します。ハードウェアのハンドシェイクを使用しない場合は、[オン]を選択します。どちらを選択すべきか不明な場合は、[オフ]を選択します。
[Comm Toolboxの設定]ボタン
Comm Toolboxを設定するためのフォームを開きます(詳細についてはComm Toolboxのマニュアルを参照してください)。
[基本設定]タブ(Comm Toolbox)
このタブを使って、Comm Toolboxを使用する場合の接続情報を指定します。
[Comm Toolboxの設定]ボタン
Comm Toolboxを設定するためのフォームを開きます(詳細についてはComm Toolboxのマニュアルを参照してください)。
[詳細設定]タブ
このタブを使って、モデムのオプション、トレース情報などの詳細な接続情報を指定します。
リンクのオプション
ウィンドウ
スライディングウィンドウのサイズ(パケット単位)です。UDP/IP、IPX、AppleTalk、モデム接続でのみ使用されます。以下の中から選択します。
・自動 - 可能な最大ウィンドウサイズが自動的に決定されます。接続が以下に記載する特別なケースのいずれかに合致する場合以外は、これを選択することをお奨めします。
・8 - 広域ネットワーク(WAN)や衛星リンクのような遅延率の高いリンク上に接続されている場合に選択します。これを選択した場合、コマンドへの応答を速くするためにファイル転送が遅くなります。
・16 - ダイアルアップなどのメディアや低速接続の場合に選択します。
・32 - 高速10メガバイト(MB)または100メガバイト(MB)のローカルエリアネットワーク(LAN)で最高のパフォーマンスを得るには、これを選択します。
パケット
最大パケットサイズ。UDP/IP、IPX、AppleTalk、モデム接続でのみ使用されます。複数のタイプのネットワークを介して通信している場合に、設定する必要がある場合があります。パケットが大きいほど効率的ですが、ファイル転送中は他のコマンドへの応答が遅くなります。
パケットサイズを以下の中から選択します。
・自動 - 接続が以下に記載する特別なケースのいずれかに合致する場合以外は、これを選択することをお奨めします。
・232 - ファイルとテキストの転送速度を下げることで、コマンドへの応答を早くします。
・512 - ファイル転送速度が低下しすぎないように、ダイアルアップ接続の速度を下げる場合に選択します。ダイアルアップIP接続では、この選択が最適です。
・1024 - 高速10メガバイト(MB)または100メガバイト(MB)のネットワークで最高のファイル転送パフォーマンスを得るには、これを選択します。
固定
伝送エラーが発生した場合にパケットサイズを小さくするかどうかを指定します。以下の中から選択します。
・しない - FirstClassでパケットサイズが変更されます。これを選択することをお奨めします。
・サイズ - 選択したサイズにパケットサイズが固定されます。
暗号化
伝送データを暗号化するかどうかを指定します。以下の中から選択します。
・通常
基本レベルでデータを暗号化します。高速接続を必要とし、かつセキュリティを特に重要視していない場合に、ネットワークで使用される最も一般的な方法です。
・高度
[通常]よりも安全な方法でデータを暗号化します。インターネットバンキングなどで使用されるのと同じセキュリティレベルです。
・暗号化なし
データを暗号化しません。暗号化されたデータを圧縮できないため、データV.42bisまたはMNP5圧縮をサポートしているモデムを使用している場合に選択します。
選択したセキュリティレベルは、この接続プロトコルを使用するすべての設定ファイルでデフォルト設定として使用されます。このデフォルト設定を特定の設定ファイルで変更するには、[接続設定]フォームの[暗号化]を更新してください。
診断トレースのオプション
トレース情報が必要なイベントを指定します。[送信済みパケット]または[受信済みパケット]を選択すると、FirstClassで大量のデータがディスクに書き込まれるため、リンク速度が著しく低下する場合があります。
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