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FirstClassディレクトリサービスを起動後、次の作業を行うことができます。
・LDIFファイルをインポートして、空のFirstClassディレクトリにデータを読み込むこと、または、FirstClassディレクトリのエントリをLDIFファイルにエクスポートすること。
・ 外部LDAPサーバとの同期(スタンドアロンモードでは不可)。
・設定したログレベルをFirstClassディレクトリの使用準備の際に変更。



LDIFファイルのインポートとエクスポート
LDIFファイル(LDAP Data Interchange Format)とは、ディレクトリエントリの情報を含んだテキストファイルです。LDIFファイルをインポートして大量のエントリをFirstClassディレクトリに一括で追加したり、FirstClassディレクトリのエントリを1つのLDIFファイルにエクスポートすることができます。
FirstClassディレクトリサービスのコンソールにあるメニューか[Directory Services]フォルダ内の[ディレクトリモニタ]にあるボタンで、LDIFファイルのインポートとエクスポートを行うことができます。
LDIFファイルのインポート
LDIFファイルをFirstClassディレクトリにインポートするには、
1.      [Directory Services]フォルダの[ディレクトリサービス設定]フォームを開いてください。
2.      [LDAPサーバ]タブの[LDIF]ファイル欄に、LDIFファイルのフルパスと名前を入力してください。
3.      次のいずれかの操作を行ってください。
・コンソールで、[Directory]>[Import LDIF File]を選択。
・フォームで[LDIFファイルのインポート]をクリック。
LDIFファイルのエクスポート
FirstClassディレクトリのエントリをLDIFファイルにエクスポートするには、次のいずれかの操作を行ってください。
・コンソールで、[Directory]>[Export LDIF File]を選択。
・フォームで[LDIFファイルをエクスポート]をクリック。
LDIFファイルは、[FirstClassDS]フォルダ内に次の名前で保存されます。
FCDS_年_月_日_時_分_秒.LDIF



外部LDAPサーバとの同期
FirstClassディレクトリサービスのコンソールにあるメニューか[Directory Services]フォルダ内の[ディレクトリモニタ]にあるボタンで、外部LDAPサーバとの同期を設定することができます。
ディレクトリモニタには、同期の設定を行うボタンだけでなく、同期が動作中か有効かを示すライトもあります。
同期の有効化
FirstClassディレクトリサービスが同期をとることができるようにするには、次のいずれかの操作を行います。
・コンソールで、[Directory]>[Enable Full Sync]を選択。
・フォームで[同期を有効に]をクリック。
同期の開始
同期が有効になっていることを確認してから、同期を開始してください。
実際に同期が開始されるかどうかは、外部LDAPサーバによって決まります。
・ iPlanet DS
iPlanetDSサーバ側で同期を開始しなければなりません。FirstClassディレクトリサービスでは同期を開始できませんが、同期が始まるまで待機しなければなりません。
・ Open LDAP Directory Server
Open LDAP Directory Server側でも、同期を開始しなければなりません。FirstClassディレクトリサービスとOpenLDAPとの間で初めて同期を行うには、設定の際に作成したLDIFファイルを、複製を無効にした状態でインポートしてください。この作業が完了したら、複製を有効にして、SLURPDを起動してください。
・ Active Directory
Active DirectoryサーバかFirstClassディレクトリサービスで、同期を始めることができます。FirstClassディレクトリサービス側で同期を開始したい場合は、次のいずれかの操作を行ってください。
・コンソールで、[Directory]>[Force Start Sync]を選択。
・フォームで[同期を開始]をクリック。
外部LDAPサーバへの同期を開始すると、同期を無効にしない限り、バックグラウンドで複製が行われます。
同期の無効化
通常、いったん開始した同期処理を中断することはないと思われますが、FirstClassディレクトリサービスで同期を中断する必要がある場合には、次のいずれかの操作を行います。
・コンソールで、[Directory]>[Disable Full Sync]を選択。
・フォームで[同期を無効に]をクリック。
同期の再設定
[ディレクトリサービス設定]フォームで値を変更したら、次のいずれかの方法で、新しい設定値をFirstClassディレクトリサービスに反映させてください。
・コンソールで、[Directory]>[Reset System]を選択。
・フォームで[リセット]をクリック。



FirstClassディレクトリサービスのログ取得
FirstClassは動作状況のログをプレーンテキストファイルとコンソールの両方に記録します。
1日につきログファイルが1つ生成されます。ログファイルは、[FirstClassDS]フォルダに保存されます。当日の動作状況はFCDS.LOGファイルに記録されます。このログファイルの名前は午前0時になると、次のように変更されます。
FCDS_年_月_日_時_分_秒.LOG
変更後、新しいFCDS.LOGファイルが作成されます。
81203_42521_14.png注意
ログファイルの名前は、FirstClassディレクトリサービスを停止した場合にも変更されます。
停電などが原因で、午前0時の時点でFirstClassディレクトリサービスが異常終了していた場合には、ログファイルの名前は変更されず当日のFCDS.LOGファイルだけが残ります。当日のログ情報を保存するには、手動でログファイル名を変更してください。
ログレベルの変更
FirstClassディレクトリサービスを設定する際にログレベルの詳細を設定します。このレベルは、コンソールで選択肢からログレベルを選んだり、設定したいレベルを新しく作成したりすることで変更できます。FirstClassディレクトリサービスがWindowsのサービスとして実行されている場合は、[Directory Services]フォルダの[ディレクトリモニタ]フォームで、[ログレベル]の各ボタンを使用することもできます。
注意
選択肢にない値をログ取得しない情報として設定してからログレベルを新たに選択すると、独自に設定したその値が失われます。



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