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 C300
 


今リリースの新機能
EXPORTコマンドは最終変更日を含めるようになりました。+hは履歴レコードをエクスポートします。またルール使用時のサポートが改善しました。SETEXPORTOPTIONSコマンドで管理者は添付ファイル名を変更できます。
IF, ELSE, ENDIFコマンドによりスクリプト内の論理フローをサポートします。
UPDATEコマンドによりリソースパッケージの併合ができます。
DIAGNOSEDIR, REPAIRDIRコマンドにより、サーバを止めることなくディレクトリの診断ができます。
COPYコマンドにより、FirstClassネットワークストア内のコンテンツの完全な複製が可能です。
DIRコマンドにより管理者はコンテナ内のリーフと枝アイテムのリストを取り出すことができます。

FirstClassスクリプティングについて
FirstClassスクリプティングは、スクリプトコマンドをFirstClassサーバに送信できるFirstClassの構成要素です。大きなシステムの管理に関連した繰り返し操作を減らすためにコマンドを組み合わせることができます。たとえばFirstClassのディレクトリ同期機能は、FirstClassスクリプティングを使用してFirstClassネットワーク内のすべてのサーバ間でユーザ情報を複製します。
スクリプティングを使って、以下をすばやく行うことができます。
・個々のユーザ、ユーザグループ、会議室を追加する。
・ユーザやリモート名のリストを生成する。
・ユーザ情報フォームやユーザグループメンバシップを更新する。
FirstClassスクリプティングへのアクセスを許可する
デフォルトでは、管理者のみがFirstClassスクリプトを送信できます。
他のユーザがスクリプトを送信することを許可するには:
1       管理者のデスクトップ上のMulti-Site Setupをダブルクリックしてください。
2       Multi-Site Setupをダブルクリックしてください。
3       「管理者以外のユーザにFirstClassスクリプトを許可」を選択してください。
このフィールドを選択しない場合、FirstClassは管理者以外からのすべてのFirstClassスクリプティングのメッセージを拒絶します。
4       「パスワード」にFirstClassスクリプティングで他の人に使用させたいパスワードを入力してください。
管理者以外のFirstClassスクリプティングを送信するすべてのユーザはパスワードを入力しなければなりません。パスワードのないメッセージは拒絶します。
Note  
・アカウントのパスワードを使用しないでください。
・認められていないアクセスを防ぐためにパスワードは定期的に変更してください。
5       [OK]をクリックしてください。
6       FirstClassスクリプトの権限を委任したいユーザにここで指定したパスワードを知らせてください。
FirstClassスクリプティングの文法
FirstClassスクリプトの文法について知っておく必要があることです。
・スペースや日本語を含むフィールドはクオーテーションマークで囲ってください。("Address Book" "山田など")
        その他のフィールドについてはクオーテーションマークは任意です。
・シングルまたはダブルクオーテーションマークを使用することができます。("タロウ" 'タロウ'のどちらでもOK)
        同じ種類のクオーテーションマークで囲まれていることを確認してください。('イヌ" "ネコ はNG)
・使用するフィールドの前にあるオプションのフィールドはスクリプトに含める必要があります。
        これは、フィールドはそれらの位置によって認識されるため、必要となります。オプションのフィールドを空白にしておきたい場合には、空のクオーテーションマーク("")を入れてください。
・使用しない末尾のフィールドは省略できます。
・行の長さは最大500文字(半角換算)です。
・すべての時間は秒単位で格納されます。
        1時間は3600秒です。
        1日は86400秒です。
正しいコマンドを使うための区別
混同を避け、正しいコマンドを使うことを確実にするため、以下の用語に関する違いを理解しておいてください。
・ネットワークユーザ/テレコムユーザ
FirstClassスクリプトコマンドの「ネットワークユーザ」はレギュラーユーザを指します。
「テレコムユーザ」はリモートユーザを指します。
これらの用語は古いスクリプトとの互換性のために使用されます。
・リモートユーザ/リモート名
「リモートユーザ」はリモートセッションを使用してのみFirstClassシステムに接続できるユーザを指します。
「リモート名」は他のサーバ上にいるユーザに対するディレクトリエントリを指します。
FirstClassスクリプトをサーバに送信する
FirstClassスクリプトをサーバに送信する方法は2つあります。
・Batch Admin宛にスクリプトをメッセージとして送信する
FirstClassスクリプティングコンポーネントは、スクリプトを受け取ったときに実行されます。この方法は変更を即座に行うときに使いますが、現在FirstClassシステムにログインしているユーザには反映されません。
・スクリプトを記述したプレーンテキストファイル(拡張子.ba。たとえば、myscript.ba)を\FCNS\Server\Batchフォルダ(Windows)や/Library/FirstClass\ Server/Volumes/Master/fcns/server/batchフォルダ(OS X)に置く
次回サーバを起動させたときにスクリプトが実行され、置いたファイルは削除されます。この方法はアップグレードやインストール時に使います。
リストを生成するためにFirstClassスクリプトを使用する
FirstClassスクリプティングを使用すると、リスト(たとえば、システム上の全ユーザ)を作成してそのリストをデータベースやスプレッドシートプログラムにインポートすることができます。
リストを生成して他のプログラムにインポートする方法は下記の通りです。
1       FirstClassスクリプトを使用してリストを生成する。
スクリプトにリストを含む返信メッセージを生成させます。下記はレギュラーユーザとリモートユーザのリストを生成するスクリプトの例です。
reply
list +ux
2       返信メッセージのメニューバーで[ファイル]-[保存]を選び、返信メッセージをテキストファイルとして保存します。
3       テキストエディタを使用して、このファイルの先頭にあるエンベロープ情報を削除します。
4       プレッドシートアプリケーションにインポートします。
フォームとアイコンIDを見つけるためにExample.fcを使用する
FirstClassデザイナーをインストールすると、Example.fcという設定ファイルも一緒にインストールされます。この設定ファイルには、フォームIDやフィールドIDを見つけるために使える、すべての標準フォームが含まれています。これらのIDはGET, NEWやPUTコマンドで必要になるでしょう。Example.fcにはカスタマイズ可能な標準のユーザフォームも含まれています。
注意
ユーザ情報、システムプロファイル、グループ権限、インターネットサービス設定やディレクトリフォームといったテンプレートフォームを変更しないでください。
フィールドIDを見つけるためにExample.fcを使用する
フィールドIDを探す方法は下記の通りです。
1       FirstClassデザイナーを起動し、Example.fcを開いてください。
2       フォームを開いてください。
3       メニューバーの[フォーム]-[フィールドIDを表示]を選んでください。
メッセージフィールドには特別のIDがあります。FirstClassデザイナーで表示されたこのフィールドIDは無視してください。「宛先」フィールドは4、「CC」フィールドは5、「BCC」フィールドは5になっています。
アイコンIDを見つけるためにExample.fcを使用する
設定ファイルには、アイコンのレンジに表示されていなくても、自動的にすべてのデフォルトアイコンのリストが含まれています。
1       FirstClassデザイナーを起動し、Example.fcを開いてください。
2       アイコンのレンジを選択してください。
3       メニューバーの[フォーム]-[アイコンリスト]を選んでください。



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